Jasper レポートの実行
Windchill でのレポートのロード
Jasper レポートをロードするには、ローダー仕様ファイルを作成しなければなりません。以下の手順に従います。
1. ローダー XML では、csvname はローダー仕様ファイルの名前を表し、この名前は JRXML ファイルの名前と同じでなければなりません。レポートオブジェクトとその名前自体によって関連付けられている JRXML の間には 1 対 1 の関係が存在します。
csvinputPage は、このレポートオブジェクトに必要な入力 JSP ページを指します。開発者は、使用しているモジュールの src_web の場所に独自の JSP をチェックインでき、そのパスは、このタグで指定されていなければなりません。
csvfolderPath は、Windchill ユーザーインタフェース内のレポートオブジェクトが作成されるフォルダを指します。
csvreportTemplateName は、Windchill ユーザーインタフェースに存在するレポートテンプレート名を指します。このフィールドはオプションであり、空白のままにしておくことができます。すべてのレポートテンプレート情報が JRXML に取り込まれるからです。
csvthirdPartyReport は、サードパーティのレポートシステムで値を 1 として実行する必要のあるレポートオブジェクトを指します。
csvreportingSystem は、レポートオブジェクトを実行する必要のあるレポートシステムの名前を指します。値が JASPER の場合は、それが JASPER システムの一部でなければならないことを示し、空または COGNOS の場合は、それが Cognos システムで実行されるように指定します。
csvreportExportFormatType は、実行時に使用されるデフォルトのフォーマットでレポートをロードするオプションのパラメータです。これは、後で Windchill ユーザーインタフェースを介して編集できます。
2. ローダー仕様ファイルを作成した後、独自のカスタム input.JSP ページを作成し、Windchill コードベースに展開できます。
3. jrxml と関連成果物をそれぞれのフォルダに配置します。これらのフォルダが JasperReports ディレクトリの下にあることを確認してください。次のコマンドを使用して、これをコンパイルします。
windchill com.ptc.wbr.jasper.util.JRXMLCompiler {your_jrxml_filename}.jrxml
4. Windchill シェルから以下のコマンドを実行してレポートオブジェクトを読み込みます。
windchill wt.load.LoadFromFile -u wcadmin -p wcadmin -d $WT_HOME/loadFiles/reports/{your_spec_filename}.xml
5. 手順 3 を実行した後で、JRXML ファイルで作成した .jasper ファイルを検証できます。JRXML ファイルのコンパイルが実行されます。このファイルはセキュリティ攻撃に対して脆弱であるため、Jasper ファイルであるバイナリ表現を実行します。
6. JRXML ファイルの場所とともにイメージ、フォント、ローカライズリソースなどのリソースを維持してください。Jasper エンジンは、これらのリソースがすべて JRXML または JASPER ファイルを基準として維持されていることを前提としています。デフォルトでは、Windchill は、JVM および Jasper エンジンでサポートされているすべてのデフォルトフォントをサポートしています。特殊なフォントについては、Windchill で手動で追加しなければなりません。
7. Windchill 内で維持されているローカライズリソースバンドルは、JRXML の場所を基準にしていなければなりません。
Windchill ユーザーインタフェースでの実行
以下の手順に従わなければなりません。
1. これは、レポートオブジェクトの実行を示しています。Windchill コンテナに移動し、「Report」フォルダでこのレポートオブジェクトを見つけます。
2. 入力ページが指定されている場合、レポートオブジェクトをクリックすると、その JSP が表示されます。
3. 入力ファイルが存在しない場合は、以下のように出力が表示されます。
4. QML で定義されている基準/パラメータの使用が可能で、これらは input.JSP ページの一部でなければなりません。JSP を介して入力したすべての基準が優先されます。
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