ライフサイクルでの状態ベースのバージョンスキームの使用
この例では、CustomStateBasedSeries.xml ファイルで、カスタマイズされた状態ベースのバージョンスキームが部品 SampleTestPart に対して設定されています。2 つの新規シード (例: MYMILSTD および ALPHA) が XML ファイルに追加されています。MYMILSTD で指定されているバージョンは、最初のバージョンである -A から -L です。ALPHA で指定されているバージョンは、最初のバージョンである A から K です。
さらに、カスタマイズされたライフサイクルに部品 SampleTestPart が関連付けられており、「プロトタイプ」「プロトタイプリリース済み」「作業中」の 3 つの状態を持ちます。
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ライフサイクルに関連付けられている場合、状態ベースのバージョンスキームはリビジョンに適用されます。
以下のイメージは、編集モードでのカスタマイズされたライフサイクルテンプレートを示しています。
ライフサイクルテンプレートでは、各状態が次のように設定されています。
1. 「プロトタイプ」 - 次のイメージに示すように、選択されているバージョン連続は MYMILSTD であり、テーブルで選択されている遷移は「プロモート」および「改訂」です。
2. 「プロトタイプリリース済み」 - 選択されているバージョン連続は MYMILSTD であり、テーブルで選択されている遷移は「作業中」への「改訂」です。
3. 「作業中」 - 次のイメージに示すように、選択されているバージョン連続は ALPHA であり、テーブルで選択されている遷移は「改訂」です。
部品 SampleTestPart は、3 つの状態で次のようにバージョン変更されます。
1. 部品は、作成されると、バージョン -A.1「プロトタイプ」状態で開始されます。リビジョンは、ライフサイクルテンプレートで Prototype プロパティに対して設定されているバージョン連続に基づいて、-A で開始されます。
2. 新規リビジョンは、改訂されてプロモートされた場合、Prototype Released プロパティに対して設定されているバージョン連続と Prototype プロパティで選択されている遷移に基づいて、-A.2-B.1 に改訂され、状態が「プロトタイプリリース済み」に改訂されている -B を使用します。
3. 部品が再び改訂されてプロモートされた場合、新規リビジョンは、In Work プロパティに対して設定されているバージョン連続と Prototype Released プロパティで選択されている遷移に基づいて、-B.2A.1 に改訂され、状態が「作業中」に改訂されている A を使用します。
4. 部品がさらにチェックアウトおよびチェックインされ、その最新バージョンが「作業中」状態の A.2 になります。
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部品がチェックアウトおよびチェックインされると、部品のバージョンに作業版数が適用されます。
次の図は、SampleTestPart 部品の「プロトタイプ」状態での作成からそのプロモーションと「作業中」状態の最終バージョンまでのバージョンおよびライフサイクル履歴を示しています。
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