代替アイテムグループの処理
バックグラウンド
Windchill ESI サービスは、代替アイテムグループ (SAP などのいくつかの ERP システムで使用される概念) を処理する機能を提供します (特定の ERP コネクタプリファレンス設定によってこの機能が有効になっている場合)。
SAP は、コンポーネントとそのすべての代用部品を代替アイテムグループに割り当てることによって、BOM コンポーネントの代用部品を管理します。各 BOM は多数の代替アイテムグループを持つことができます。代替アイテムグループには 2 文字の英数字識別子があり、これは BOM で一意である必要があります。
SAP システムで Windchill 代用部品を管理する際には、適切な代替アイテムグループを指定する必要があります。代替アイテムグループ識別子を BOM 行番号に関連付けることができます。ただし、BOM 行番号が使用されていない場合、BOM の作成時または更新時に BOM 内の代替アイテムグループ番号を保存して、今後のメンテナンスアクティビティで適切な代替アイテムグループ識別子にアクセスできるようにする必要があります。
アセンブリ 100-A には 2 つのコンポーネント 200 および 300 があり、アセンブリコンポーネント 200 には代用部品 400 があり、コンポーネント 300 には代用部品がないとします (以下の図を参照)。
代替アイテムグループを持つ単純なアセンブリ
「代替アイテムグループを持つ単純なアセンブリ」の図に示すように、1 つのアセンブリに複数のコンポーネントが含まれていることがあります。同じアセンブリに同じコンポーネントの複数のインスタンスが含まれていることもあります。各コンポーネントは WTPartUsageLink オブジェクトによってアセンブリに関連付けられます。「アセンブリ上の行番号付き代替アイテムグループ」の図に示すように、WTPartUsageLink オブジェクトには行番号が付いている場合があります。行番号が使用されている場合、代用部品がある行番号ごとに 1 つの代替アイテムグループがあります。
アセンブリ上の行番号付き代替アイテムグループ
「アセンブリ上の行番号なし代替アイテムグループ」の図に示すように、WTPartUsageLink オブジェクトには行番号が付いていない場合があります。行番号が使用されていない場合、アセンブリとコンポーネントの間のリンクのいずれかに代用部品があれば、代替アイテムグループが 1 つ存在します。
アセンブリ上の行番号なし代替アイテムグループ
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