「変数」タブ
変数はワークフロー定義式で使用します。変数は、グローバル (プロセスそのものに適用される) およびローカル (割当アクティビティまたはサブプロセスに適用される) のどちらも可能です。変数が Windchill ビジネスオブジェクトの場合は、標準 getAPI によりそのビジネスオブジェクトの属性を参照できます。
任意の Java タイプまたは Windchill クラスを変数として宣言できます。
変数はシリアル化可能 (永続可能) でなければなりません。
変数は、以下のように宣言できます。
表示または非表示
必須またはオプション
読み取り専用または読み取り/書き込み
リセット可能または静的
変数の作成については、ワークフロー変数の定義を参照してください。
変数を宣言する際の推奨事項
シリアル化可能である場合、任意の Java タイプまたは Windchill クラスを宣言できますが、以下のガイドラインを考慮することをお勧めします。
ProcessData オブジェクトがワークフロー変数を保持し、複合オブジェクトは Oracle データベースの BLOB 列に永続化されます。データベースに保存された後に BLOB オブジェクトの永続化署名に変更を行うと、データベースから取得され、シリアル化が解除される時点でエラーが表示される可能性があります。このため、ワークフロー変数タイプを以下に制限することをお勧めします。
java プリミティブ
進化可能
永続可能
進化可能では、永続化署名の変更を処理するメソッドが提供されます。永続可能オブジェクトは、オブジェクト参照としてワークフロー変数に格納されます。
データの不一致やデータの破損を引き起こす可能性があるので、永続可能オブジェクトは別のクラス内で作成しないでください。これにより、マイグレーション中に wt.pds.NotEvolvableException エラーも発生します。
Vector クラスが WfVariable クラスによって特別な処理を受けるので、永続可能オブジェクトは、java.util.Vector の要素である場合がありますが、これはできるかぎり避けてください。永続可能オブジェクトをポイントする CachedObjectReference または ObjectReference を使用することをお勧めします。
ワークフロー変数は、必要に応じて、ObjectReference を含める、作成する、またはカプセル化して永続可能オブジェクトにできます。
Windchill の発展クラスとインタフェースについては、発展クラス永続性データストアシーケンスのカスタマイズを参照してください。
変数のプロパティ
「変数」タブには次の値がリストされます。
名前
変数名。
Java クラスを宣言している場合、この名前は適切な Java 変数名でなければなりません。
表示名
変数の表示名 (定義されている場合)。
タイプ名
変数のクラスタイプ。
表示
この変数はユーザーに表示されます。
必須
この変数には値が必要です。
読み取り専用
この変数は読み取り専用です。
読み取り専用の URL 変数はハイパーリンクとして表示されます。
リセット可能
ワークフロープロセスまたはノードが開始されるたびに、変数がデフォルト値にリセットされます。
これは、ワークフロープロセスのループの一部として開始されたノードにも当てはまります。
起動ポイント
ノードが開始したときに、親テンプレートの変数から変数の値が初期化されます。
コピー先
ノードが完了したときに、親テンプレートの変数に変数の値がコピーされます。
デフォルト値
その変数クラスにデフォルト値を指定可能な場合、変数の作成時にデフォルト値を指定できます。
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