部品リストのイラストレーションの作成と更新
以下のプロセスでは、部品リストエディタからイラストレーションを作成および更新する方法について説明します。これらは Creo Illustrate 4.2 以上または Arbortext IsoDraw 7.3 M110 以上で作成されたイラストレーションでサポートされています。Creo Illustrate の操作については、Creo Illustrate ヘルプセンターを参照してください。
部品リストのイラストレーションを作成するには、最初に Windchill で部品リストの .pvz 製品表現である部品リスト構造ドキュメントを作成し、Creo Illustrate でこれを使用してイラストレーションを作成します。Creo Illustrate でこの入力を使用して Creo Illustrate ドキュメント (.c3di) を作成します。Creo Illustrate を使用して .c3di ソースドキュメントを編集します。編集したドキュメントが使用可能になると、イラストレーションを別の .pvz ドキュメントとしてパブリッシングしてオンラインで表示したり .pdf としてパブリッシングしたりできます。
「新規イラストレーション」操作では構造ドキュメントと .c3di ドキュメントが作成され、Creo Illustrate が開いて .c3di ドキュメントを編集します。
BOM データまたは部品リストが変更された場合、「イラストレーションを更新」操作を使用して Creo Illustrate を開き、.c3di ファイルに更新を適用します。
イラストレーションの作成
イラストレーションの作成を開始する前に、イラストレーションの「イラストレーションソース」オブジェクト (グラフィックダイナミックドキュメント (GDD)) へのアクセスが必要かどうかを決定します。デフォルトでは、このプロセスは GDD を非表示にします。これらを表示するには、「Service Parts」 > 「イラストレーションソースのフォルダの場所」プリファレンスで現在のコンテナの出力フォルダを指定します。
詳細については、サービスプリファレンスの設定を参照してください。
イラストレーションを作成して部品リストに追加するには、以下の手順に従います。
1. 部品リストエディタの「構造」タブで、イラストレーションを作成する部品リストのルートノードを選択します。
2. コンテキストメニューから、「関連オブジェクト」 > 「新規イラストレーション」の順に選択します。
この操作は「関連オブジェクト」操作セットの「イラストレーション」ドロップダウンメニューにもあります。
この操作を使用できるのは、部品リストのイラストレーションに対して作成アクセス許可を持つユーザーです。
「新規イラストレーション」ダイアログボックスが開きます。
詳細については、新規イラストレーションを参照してください。
3. 「属性を設定」タブで、以下の必要な属性を定義します。
テンプレート - 「Creo Illustrate」または「IsoDraw」を選択します。
名前
場所 - 新規イラストレーションを保存する場所
4. 「次へ」をクリックして「フィルタを設定」タブに移動します。
または、「完了」をクリックして、現在のフィルタが適用されたイラストレーションを作成し、部品リストに追加します。
5. 「フィルタを設定」タブで、適用するコンテンツフィルタを設定します。ここで変更を行わない場合、このダイアログには、部品リストエディタで現在設定されているデフォルトのフィルタが表示されます。
フィルタを設定するには以下の 2 つのオプションがあります。
「保存済みフィルタ」リストから保存済みフィルタを選択します。
必要に応じて、「コンフィギュレーション仕様」「オプションフィルタ」「属性フィルタ」「サービスエフェクティビティ」の設定に基づいて新規のフィルタコンフィギュレーションを定義します。
詳細については、部品リストのイラストレーションの作成と更新を参照してください。
サービス部品プリファレンス「フィルタを部品リスト製品表現の低レベル部品にカスケード」によって、フィルタをトップレベル部品のみに適用するか、部品リストの低レベルまで適用するかを指定します。
詳細については、部品の表示のフィルタを参照してください。
6. 「完了」をクリックします。イラストレーションが作成され、チェックインされ、部品リストに追加されます。
Creo Illustrate または Arbortext IsoDraw でイラストレーションが開きます。Creo Illustrate ヘルプセンターフィギュアアニメーションコールアウトを管理するなど、必要に応じてそのイラストレーションで作業を行うことができます。
Creo Illustrate でイラストレーションを保存した場合、そのイラストレーションは再び Windchill リポジトリに保存されます。
「イラストレーションソースのフォルダの場所」プリファレンスで現在のコンテナに対して値が指定されている場合は、指定されている場所にイラストレーションの「イラストレーションソース」オブジェクト (グラフィックダイナミックドキュメント/GDD) が出力されます。
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このプロセスでは、ユーザーのサイトで使用可能なイラストレーションテンプレートが使用されます。必要に応じて、管理者にこのテンプレートをカスタムバージョンに更新してもらってください。
既存のイラストレーションの更新
部品リスト内の既存のイラストレーションを更新するには、以下の手順に従います。
1. 部品リストで、更新するイラストレーションを選択します。
2. コンテキストメニューから、「関連オブジェクト」 > 「イラストレーションを更新」の順に選択します。
この操作は「関連オブジェクト」操作セットの「イラストレーション」ドロップダウンメニューにもあります。
この操作を使用できるのは、部品リストのイラストレーションに対して更新アクセス許可を持つユーザーです。
「イラストレーションを更新」ダイアログボックスが開きます。
詳細については、イラストレーションの更新を参照してください。
3. 「フィルタを設定」タブで、既存のフィルタ基準やナビゲーション基準を使用するか、新しい基準を定義するかを指定します。
このダイアログボックスには、現在のバージョンのイラストレーションに適用されているフィルタ基準とナビゲーション基準が表示されます。
4. 「完了」をクリックします。イラストレーションが更新されてチェックインされます。これは部品リストに残ります。
Creo Illustrate または Arbortext IsoDraw でイラストレーションが開きます。必要に応じてそのイラストレーションで作業を行うことができます。
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