レポートテンプレートでのテーブルおよび結合の追加
テーブルと結合を照会に追加するには、いくつかの方法があります。
テーブルを個別に追加できます。セクション「個々のテーブルの追加」を参照してください。
2 つのテーブル間に結合を描画できます。セクション「テーブル間の結合の描画」を参照してください。
1 つのテーブルに新規テーブルを追加すると同時にテーブル間の結合を追加できます。セクション「テーブルおよび結合の同時追加」を参照してください。
結合モデルを使用して空の照会を入力します。セクション「結合モデルの入力」を参照してください。
追加したテーブルは、ドラッグアンドドロップを使用して見やすい位置に移動できます。テーブルの新しい位置は、レポートテンプレートと一緒に保存されます。
個々のテーブルの追加
テーブルを個別に追加するには、「追加」 をクリックします。「追加するタイプを選択」ウィンドウが開きます。「追加するタイプを選択」ウィンドウで、使用可能なタイプまたはレポートテンプレートを確認できます。
「タイプを表示」 - このラジオボタンを選択すると、使用可能なタイプとサブタイプがリストで表示されます。また、「使用中のタイプを表示」チェックボックスをオンにすると、データベースにデータがあるタイプだけが表示されるように、リストにフィルタを適用できます。「内部タイプ名を表示」チェックボックスをオンにすると、すべてのタイプについて、表示名の後にタイプの内部タイプ名 (クラス名) が括弧で囲んで表示されます (複数のタイプで表示名が同じである場合、これらのタイプの内部タイプ名は常に表示名の後に括弧で囲んで表示されます)。
「レポートテンプレートを表示」 - このラジオボタンを選択すると、使用可能なレポートテンプレートのリストが表示されます。
特定のタイプまたはレポートテンプレートを検索する場合は、「リストをフィルタ」フィールドにテキストを入力します。「内部タイプ名を表示」をオンにすると、内部タイプ名もサーチ対象になります。
タイプまたはレポートテンプレートの隣にある「情報」アイコン の上にマウスポインタを置くと、そのアイテムの説明が表示されます。タイプの隣にある「ヘルプ」アイコン をクリックすると、そのタイプに関する追加のドキュメント (Javadoc や知識ベースのトピックなど) が表示されます。
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説明または追加のドキュメントとして表示されるコンテンツは、ユーザーのブラウザのロケール設定と一致するローカライズされたソースドキュメントと、PTC から提供されている Javadoc などのローカライズされていないソースドキュメントから取得されます。プロパティ com.ptc.windchill.enterprise.queryBuilder.documentationDefaultLocale を使用して、ローカライズされていないすべてのソースドキュメントに自動的に適用されるロケール値を指定することによって、この動作を抑制または制御できます。これにより、ローカライズされていないソースドキュメントは、このプロパティで指定されているロケールでローカライズされているものとして扱われます。
ユーザーのブラウザのロケールがこのプロパティで指定されているロケールと一致する場合、そのロケールで明示的にローカライズされているソースドキュメントのコンテンツとともに、ローカライズされていないすべてのソースドキュメントのコンテンツが表示されます。
ユーザーのブラウザのロケールがこのプロパティで指定されているロケールと一致しない場合、そのロケールで明示的にローカライズされているソースドキュメントのコンテンツのみが表示されます。
このプロパティが設定されていない場合、ユーザーのブラウザのロケール設定に関係なく、ローカライズされていないすべてのソースドキュメントのコンテンツが表示されます。
たとえば、このプロパティで指定されているロケールが fr であり、ユーザーのブラウザのロケールがフランス語に設定されている場合、ローカライズされていないすべてのソースドキュメントのコンテンツとともに、フランス語出力用にローカライズされているソースドキュメントが表示されます。ユーザーのブラウザのロケールがドイツ語に変更された場合、ドイツ語出力用にローカライズされているソースドキュメントのコンテンツだけが表示されます。詳細については、properties.html を参照してください。
使用するタイプまたはレポートテンプレートを選択して、「OK」をクリックします。
テーブルを追加すると、テーブルに表示されるエイリアスを変更できるようになります。テーブルの右クリック操作メニューから「エイリアスを修正」を選択し、新しいエイリアスを入力します。
テーブル間の結合の描画
各テーブルの右下隅にはコネクタ領域があります。2 つのテーブルの間に結合を作成するには、テーブルのコネクタ領域をクリックし、別のテーブルのコネクタ領域までラインをドラッグします。「結合を作成」ウィンドウが開き、2 つのテーブル間で使用可能な結合が表示されます。
「結合を作成」ウィンドウで、「使用中の結合を表示」チェックボックスをオンにすると、現在使用されている結合だけがリストに表示されます。リストにさらにフィルタを適用する場合は、「リストをフィルタ」フィールドにテキストを入力します。結合を外部結合にする場合は、「外部と結合」ドロップダウンリストから外部結合の対象とするテーブルを選択します。この場合、2 つのテーブル間の結合条件を満たさない場合でも、選択したテーブルの行またはインスタンスが含まれます。基本的に、「外部と結合」で値を選択すると、選択したテーブルに対して結合を作成する際に、未選択のテーブルで Null のエントリを許可することになります。結合が外部結合である場合、リンクの矢印は (青色ではなく) 緑色になります。
一部の結合はリンク結合です。これらは、2 つのタイプ間で明示的にモデル化された関連付けです。各タイプには、データモデルの指定に従って関連付けの A 役割または B 役割が割り当てられます。一部のリンク結合では、結合の方向が一方向のみになります。つまり、いずれかのタイプが A または B の役割になります。これらの結合を「結合を作成」または「結合を修正」ウィンドウで選択した場合は、「役割 A」「役割 B」の指定がウィンドウの下部に表示されます。
「役割 A」「役割 B」のタイプを入れ替えるには、役割の間の矢印をクリックします。
使用する結合を選択して、「OK」をクリックします。
追加した結合では、右クリック操作メニューから「結合を修正」を選択できるようになります。結合を修正するには、別の結合を選択するか、結合の「外部と結合」の選択を変更します。
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「テーブルを追加して結合を作成」ポップアップウィンドウの「使用中の結合を表示」チェックボックスの表示は、com.ptc.windchill.enterprise.queryBuilder.showjoinsinuse プロパティの設定に基づきます。プロパティの値が定義されていないか、値が true に設定されている場合、「使用中の結合を表示」チェックボックスは「テーブルを追加して結合を作成」ポップアップ ウィンドウに表示されます。プロパティの値が false に設定されている場合、チェックボックスは表示されません。大量のデータを含むレポートでは、プロパティの値を false に設定することをお勧めします。このプロパティは、wt.properties ファイルで更新する必要があります。
テーブルおよび結合の同時追加
新しいテーブルと 2 つのテーブル間の結合を 1 度の操作で追加するには、既存のテーブルを右クリックして「テーブルを追加して結合を作成」を選択します。「テーブルを追加して結合を作成」ウィンドウが開きます。追加する結合関連の一方のテーブルはすでに判明しているので、現在のテーブルに結合できるテーブルと、それらに適用可能な結合のみが表示されます。テーブルを選択すると、選択したテーブルと「テーブルを追加して結合を作成」操作を実行したテーブルの間で、適切な結合が自動的に選択されます。同様に、結合を選択すると自動的に適切なテーブルが選択されます。
結合を外部結合にする場合は、「外部と結合」ドロップダウンリストから、追加するテーブルに対して外部結合を作成するか、または外部結合を「テーブルを追加して結合を作成」操作を実行したテーブルに対して作成するかを選択します。
結合が役割 A と役割 B を入れ替え可能なリンク結合である場合は、役割が適切に設定されていることを確認します。「役割 A」「役割 B」のタイプを入れ替えるには、役割の間の矢印をクリックします。
使用するテーブルと結合を選択し、「OK」をクリックします。
テーブルと結合を追加すると、先に説明したように、テーブルエイリアスと結合を修正できるようになります。
結合モデルの入力
テーブルが存在していない場合は、「結合モデルを追加」をクリックして、使用可能な結合モデルを選択できます。「結合モデルを選択」ウィンドウに、使用可能なすべての結合モデルと、それぞれの説明が表示されます。使用する結合モデルを選択し、「OK」をクリックします。
「結合モデルを追加」操作を使用する利点は、テーブルと結合の関係がすでに定義されていることです。新しい照会を定義するときに、テーブルと結合を個別に追加する必要がありません。結合モデルを使用する場合は、照会で使用するレポートアイテムを「選択または制約」タブから追加できます。照会の定義が完了した後、使用していないテーブルと結合を「照会ビルダー」自動的に除去できます。
詳細については、結合モデルを参照してください。
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