パッケージのライフサイクルテンプレートとワークフローテンプレート
パッケージのルーティングで使用可能な、既成のライフサイクルテンプレートとワークフローテンプレートが用意されています。パッケージ、テクニカルデータパッケージ、CDRL パッケージ、および SDRL パッケージのライフサイクルテンプレートでは、状態はすべて同じです。レプリケーションパッケージはルーティングできないため、特別なライフサイクルテンプレートを使用しません。
以降のセクションでは、すべてのライフサイクルテンプレートまたはワークフローテンプレートを簡単な説明し、それぞれで付与されるアクセス許可を示します。各テンプレートの詳細については、「ライフサイクルテンプレート管理」ユーティリティまたは「ワークフローテンプレート管理」ユーティリティのテンプレートを確認してください。
パッケージのライフサイクルテンプレートには、次の内容が含まれます。
• パッケージ承認ルーティング
• パッケージコンテンツのルーティング
• パッケージ送信ルーティング
• 技術データパッケージ承認ルーティング
• 技術データパッケージコンテンツのルーティング
• 技術データパッケージ送信ルーティング
パッケージのワークフローテンプレートには、次の内容が含まれます。
• パッケージ承認プロセス
• パッケージコンテンツのルーティングプロセス
• パッケージ送信プロセス
パッケージ、テクニカルデータパッケージ、CDRL パッケージ、または SDRL パッケージのコンテンツのルーティング
「パッケージコンテンツのルーティング」および「技術データパッケージコンテンツのルーティング」アドバンスライフサイクルテンプレートは、パッケージに含まれるオブジェクトのセットを展開するプロセスをサポートするために使用されます。これらのタスクを受け取るユーザーには、「パッケージに追加」を使用して添付資料の追加、パッケージの編集、およびパッケージコンテンツの修正を行うための適切な権限が付与されます (次の表を参照)。ほかのビジネスオブジェクトに対する権限は付与されないため、ユーザーは権限が付与されているオブジェクトだけを追加できます。
このテンプレートを使用して、初期選択オブジェクトと選択したオプションに基づいて収集されたオブジェクトの両方を追加または修正します。パッケージで「ルート」操作を開始した後に、「パッケージコンテンツのルーティング」または「技術データパッケージ承認ルーティング」が選択されると、パッケージはこれらのライフサイクルテンプレートのいずれかを自動的に使用します。
オブジェクトタイプ | 状態 | アクセス許可 | 役割 |
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パッケージまたはテクニカルデータパッケージ | 作業中 | コンテンツの読み取り、ダウンロード、修正、修正 | パッケージ寄稿者 |
「パッケージコンテンツのルーティング」および「技術データパッケージコンテンツのルーティング」ライフサイクルテンプレートは、「パッケージコンテンツのルーティングプロセス」ワークフローに関連付けられ、ルーティングタスクの完了時にユーザーの操作に基づいて状態変化を制御します。ルーティングタスクが完了すると、ワークフローはライフサイクルを次の状態に進めて、役割のアクセス許可を除去します。
パッケージ、テクニカルデータパッケージ、CDRL パッケージ、または SDRL パッケージの承認ルーティング
「パッケージ承認ルーティング」および「技術データパッケージ承認ルーティング」アドバンスライフサイクルテンプレートは、Windchill ProjectLink で使用可能な「承認ルーティング」テンプレートと同様に使用できます。テンプレートは、外部へ配信される前のロックされたパッケージのレビューと承認をサポートするために使用されます。これらのタスクを受け取ったユーザーには、パッケージをレビューするための適切な権限が付与されます (次の表を参照)。ほかのビジネスオブジェクトに対する権限は付与されないため、ユーザーは権限が付与されているパッケージコンテンツオブジェクトだけを表示できます。
これらのテンプレートを使用して、パッケージ送信の前にパッケージの承認を追跡します。パッケージで「ルート」操作を開始した後に、「パッケージ承認ルーティング」または「技術データパッケージ承認ルーティング」が選択されると、パッケージはこれらのライフサイクルテンプレートのいずれかを自動的に使用します。
オブジェクトタイプ | 状態 | アクセス許可 | 役割 |
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パッケージまたはテクニカルデータパッケージ | レビュー中 | 読み取り、ダウンロード | パッケージ承認者 |
パッケージまたはテクニカルデータパッケージ | レビュー中 | 読み取り、ダウンロード | パッケージレビュー担当者 |
「パッケージ承認ルーティング」および「技術データパッケージ承認ルーティング」ライフサイクルテンプレートは、「パッケージ承認プロセス」ワークフローに関連付けられ、ルーティングタスクの完了時にユーザーの操作に基づいて状態変化を制御します。ルーティングタスクが完了すると、ワークフローはライフサイクルを次の状態に進めて、役割のアクセス許可を除去します。
パッケージ、テクニカルデータパッケージ、CDRL パッケージ、または SDRL パッケージの送信ルーティング
「パッケージ送信ルーティング」および「技術データパッケージ送信ルーティング」アドバンスライフサイクルテンプレートは、ロックされたパッケージの送信および受信を追跡するために使用されます。送信に対する受信者のアクティビティは、テンプレートでは管理されません。これらのタスクを受け取ったユーザーには、パッケージ自体を操作するための適切な権限が付与されます。ただし、送信を表示または操作するための権限は、パッケージ受信者との関係に基づいて個別に付与される必要があります。一般的には、パッケージ作成者役割のユーザーが、アクティビティ管理を支援するためにこれらのタスクを受け取ります。
このテンプレートを使用して、内部または外部に送信されたパッケージの受信者を追跡します。パッケージで「ルート」操作を開始した後に、「パッケージ送信ルーティング」または「技術データパッケージ送信ルーティング」が選択されると、パッケージはこれらのライフサイクルテンプレートのいずれかを自動的に使用します。
オブジェクトタイプ | 状態 | アクセス許可 | 役割 |
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パッケージまたはテクニカルデータパッケージ | 承認済み | コンテンツの読み取り、ダウンロード、修正、修正 | パッケージマネージャ |
パッケージまたはテクニカルデータパッケージ | 送信済み | 読み取り、ダウンロード | パッケージマネージャ |
| これらのアクセス許可は、パッケージオブジェクトタイプにだけ付与され、送信オブジェクトには付与されません。すべてのタスクが割り当てどおりに完了できるようにするには、送信オブジェクトタイプにもアクセス許可の設定が必要です。 |
「パッケージ送信ルーティング」および「技術データパッケージ送信ルーティング」ライフサイクルテンプレートは、「パッケージ送信プロセス」ワークフローに関連付けられ、ルーティングタスクの完了時にユーザーの操作に基づいて状態変化を制御します。ルーティングタスクが完了すると、ワークフローはライフサイクルを次の状態に進めて、役割のアクセス許可を除去します。