別のコンフィギュレーション可能モジュールを使用した部品パラメータの定義
2 つのコンフィギュレーション可能モジュール間で論理参照を作成し、選択したパラメータをマップすることにより、被駆動部品のパラメータの値を駆動部品から取得できます。論理参照は被駆動部品内で作成され、駆動部品を指します。
被駆動部品のすべてのパラメータが参照先部品から取得されるのではなく、取得されるパラメータは、式の値を参照先部品のパラメータの値にマップする定義式によって制約されたパラメータのみです。マップされるパラメータの名前が一致している必要はありません。たとえば、コンフィギュレーション可能モジュールのパラメータ color を、別のコンフィギュレーション可能モジュールのパラメータ ext_color に関連付けることができます。定義式の構文は、次のとおりです。
<name of driven parameter> == <Name of logic reference>.<name of driving parameter>
例: 2 つのコンフィギュレーション可能モジュール間でのパラメータ値のマッピング
次に示す例では、部品 TOP に対して定義されたパラメータ color および material の値を、コンフィギュレーション可能モジュール EXT に対して定義された類似するパラメータから取得する方法を示します。
パラメータ値を関連付けるには、次の手順で行います。
1. EXT 部品に、参照する対象の値を持つパラメータが存在することを確認します。これらのパラメータがまだ存在しない場合は、部品構造ブラウザで部品を開き、パラメータ (たとえば、ext_colorext_material) を作成します。これらのパラメータを定義する際に、これらのパラメータが部品コンフィギュレーション処理時に別々のリストに表示されるように、パラメータの後に改ページを含めることもできます。また、それぞれのパラメータに対して複数の値を選択できるようにする場合は、「パラメータを編集」ウィンドウの「ユーザーインタフェース」タブで複数選択プロパティを設定して、複数選択を有効にします。
2. 部品 TOP から、別のコンフィギュレーション可能モジュール EXT への論理参照を追加します。論理参照の名前を入力します (たとえば、EXTREF)。
3. 部品構造ブラウザで TOP 部品を開きます。
4. 「パラメータ」タブを開き、colormaterial の 2 つのパラメータを作成します。それぞれのパラメータに対して複数の値を選択できるようにする場合は、複数選択を有効にします。
5. これらのパラメータの値を制約して、部品 EXT のパラメータを参照するようにします。このためには、部品構造ブラウザの「制約」タブをクリックします。
6. パラメータごとに、参照先パラメータに基づいてパラメータ値を決定する定義式を指定します。たとえば、部品 EXT のパラメータ ext_color の値に基づいて color の値を決定するには、次の式を作成します。
color == EXTREF.ext_color
同様に、material の式を指定します。
material== EXTREF.ext_material
7. ロジックを検証するには、「設定」操作を使用して部品 EXT を設定した後、部品 TOP を設定します。EXT 部品の ext_colorext_material の値を選択すると、部品 TOP を設定する際にこれらの値が選択可能になることに注意してください。たとえば、EXTcolor_extred および green として定義した場合は、部品 TOPcolor を定義する際に、これら 2 つの選択肢が選択可能になります。
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