BOM トランスフォーマでのサプライヤ部品の識別に使用するカスタムデータユーティリティ
Windchill には、サプライヤ部品を BOM トランスフォーマの BOM 構造で簡単に識別できるように淡色表示するメカニズムがあります。既成の設定では、Windchill は WTPart またはその関連するプラントデータ、または部門データでブール型のソフト属性を使用してサプライヤ部品を識別します。サイト管理者は、この目的で使用できる属性を設定できます。デフォルト動作の設定については、
下請けに出された部品およびサプライヤ部品を BOM トランスフォーマでマークするを参照してください。または、独自のカスタムデータユーティリティを実装して、ビジネスニーズに応じてサプライヤ部品を識別することもできます。たとえば、特定のサプライヤ組織に属する部品をマークします。そのようなカスタム動作のために、カスタマイズエントリポイントが用意されています。
前提となる知識
• クラス拡張などの Java のクラスと概念。
• プロパティを作成するための xconf メカニズム。
ソリューション
サプライヤ部品としての WTPart の ID は、isSupplierPart セレクタに設定されているデータユーティリティによって制御されます。既成のデータユーティリティは com.ptc.windchill.enterprise.associativity.asb.dataUtilities.PartSupplierStatusDataUtility です。
データユーティリティは、特定のオブジェクトに整数値を生成します。整数値には次のような意味があります。
整数
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説明
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-1
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データユーティリティに渡されたオブジェクトは EnterpriseData ではありません。サプライヤ部品としてマークする必要がある有効なオブジェクトではありません。
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0
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オプジェクトはサプライヤ部品ではありません。
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1
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オブジェクトはサプライヤ部品です。
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UI レイヤーは整数値を使用し、任意のサプライヤ部品の子をグレーで表示してマークします。
既成の登録済みのデータユーティリティのエントリは次のようになります。
<Option serviceClass="com.ptc.windchill.enterprise.associativity.asb.dataUtilities.PartSupplierStatusDataUtility"
requestor="java.lang.Object"
selector="isSupplierPart"
cardinality="duplicate"/>