バージョン固有の部品ドキュメント
一部の製品ドキュメントでは、部品のバージョンはドキュメントの 1 つのバージョンだけで説明されています。たとえば、特定の部品バージョンの設計は、図面の 1 つのバージョンだけで表されます。部品設計が改定されると、多くの場合は図面の改訂も必要です。Windchill では、この方法で関連付けられたドキュメントを、詳細ドキュメントという用語で表します。次の図は、"詳細" 関係を示しています。
詳細については、ドキュメントへの部品の関連付けを参照してください。
以前は、図面と部品が 1 つのデータアイテムと見なされる場合がありました。製品構造は、実際には図面の構造でした。この 2 つを分離することで、図面を改訂することなく部品に関する情報 (供給元など) を変更できます。同様に、部品を改訂することなく、図面の改訂 (図面注記の追加など) を行うことも可能です。
バージョン固有のドキュメントのもう 1 つの例として、設計レビュー注記があります。コンテンツとしてレビュー注記を含む Windchill ドキュメントは、詳細関係を使用して適切なバージョンの部品に関連付けられます。
操作
部品とドキュメントに対する操作が詳細関係に与える影響を次の表に示します。
操作
結果
部品のチェックアウトチェックイン
部品の新規作業版数が引き続きそのドキュメントによって説明されます。
部品の改訂
部品の新規リビジョンが引き続きそのドキュメントによって説明されます。部品の新しいバージョンだけがそのドキュメントの将来のバージョンとの関係を継承します。このようにして、関係の履歴が維持され、部品が改訂前にどのドキュメントによって説明されていたかを追跡できます。
部品を名前を付けて保存
新しく作成された部品が、オリジナル部品と同じドキュメントバージョンにリンクされます。このようにして、オリジナル部品とドキュメントの関係が維持され、元の関係を開始点として、新たに名前を付けて保存した部品を修正できます。
ドキュメントのチェックイン
部品はドキュメントの新規作業版数によって説明されます。
ドキュメントの改訂
関係はドキュメントのこのバージョンに継承されません。部品は引き続き以前のバージョンのドキュメントによって説明されます。このようにして、改訂前のドキュメントによってどのバージョンの部品が説明されていたかを追跡できます。
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