Business Administrative Change のパッケージのインポート
「Business Administrative Change」ユーティリティの「変更をインポート」タブで、運用 Windchill システムに Business Administrative Change をインポートできます。
変更をインポートする前に、ターゲットシステムでプロパティ com.ptc.windchill.bac.ignoreGUIDListAll に設定されていることを確認します。
Business Administrative Change をインポートするには、ターゲットシステムで以下の手順を実行します。
1. 「変更をインポート」タブで、「ブラウズ」をクリックし、ソースシステムからエクスポートされたパッケージフォルダに移動します。パッケージフォルダを「パッケージ」ボックスにドラッグすることもできます。
パッケージをターゲットシステムにインポートする際に、ソースシステムで定義されているコンフリクトの解決と属性マッピングの選択肢を継承するかどうかを指定できます。ただし、次の手順で説明するように、この決定はインポートプロセスを開始する前に行う必要があります。
「バンドルされているコンフリクトの解決を使用」: エクスポート時にパッケージ内の各コンフリクトタイプに定義されたコンフリクトの解決を、インポート時に同様のコンフリクトが発生した場合に使用します。たとえば、パッケージで No Such Container コンフリクトの解決として「SKIP」が定義され、ターゲットシステムに存在しない組織にプロフィールが関連付けられているとします。「バンドルされているコンフリクトの解決を使用」が選択されている場合、パッケージは正常にインポートされます。プロフィール以外のすべてのパッケージコンテンツがインポートされます。
「バンドルされているマッピングを使用」: エクスポート時にパッケージ内で定義された属性マッピングが、パッケージのインポート時に使用されます。たとえば、Profile1 が OrgA に対して作成されているが、パッケージには OrgA を Demo 組織にマッピングするマッピング定義が含まれているとします。「バンドルされているマッピングを使用」が選択されている場合、ターゲットシステムの Demo 組織の下に Profile1 が作成されます。
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「バンドルされているマッピングを使用」チェックボックスがオンになっている場合、「マッピングをインポート」タブで定義されているマッピング値よりもそちらが優先されます。
シーケンスの観点から、属性マッピングがコンフリクトの解決よりも優先されます。たとえば、OrgA と OrgB の間のマッピングと、Container Not Found コンフリクトの解決として「SKIP」を定義しているとします。OrgA に関連付けられている ProfileA と OrgC に関連付けられている ProfileC の 2 つのプロフィールを含むパッケージをインポートします。OrgB はターゲットシステム内の唯一の組織です。パッケージをインポートした後、ProfileA は正常にインポートされ、定義されているマッピングに従って OrgB に関連付けられます。有効なマッピングが定義されていないので、ProfileC はスキップされます。バンドルされているコンフリクトの解決によって、このプロフィールのインポートはスキップされます。
2. インポートプロセスを開始するため、「パッケージをインポート」をクリックします。
インポートプロセスが完了すると、「パッケージのインポートステータス」テーブルに、インポートされたパッケージとインポートステータスがリストされます。パッケージ ID はパッケージの一意の識別子です。この ID は、後でコンフリクトを解決する際に、パッケージに関連付けられている関連コンフリクトをフィルタするときに使用できます。
パッケージのインポートステータスに基づいて、各パッケージに対して以下の操作を実行できます。
ステータス: 「成功」
「レポートをダウンロード」: インポートレポートをローカルにダウンロードします。このレポートには、パッケージのコンテンツの詳細、関連するすべてのコンフリクト、マッピング定義、およびパッケージのインポートに使用されたコンフリクトの解決が記載されています。
「Zip をダウンロード」: パッケージの ZIP ファイルをローカルにダウンロードします。新しいマッピングまたはコンフリクトの解決を使用してパッケージが正常にインポートされた場合、パッケージを再ダウンロードすると、最新のマッピングとコンフリクトの解決が含まれている新しいバージョンのパッケージが生成されます。以降の下流のインポートではこのバージョンのパッケージが使用されます。
ステータス: 「コンフリクトが発生して失敗」
「レポートをダウンロード」: インポートレポートをローカルにダウンロードします。
「コンフリクトを解決して再試行」: 「イベント管理」ユーティリティを起動してコンフリクトに対処し、再度インポートを試みます。
「属性をマッピング」: 「マッピングをインポート」タブが開き、パッケージの属性値をターゲットシステム内の属性値にマッピングします。
「Business Administrative Change」フレームワークでは、インポート時にデータ整合性の問題が検出された場合、またはオブジェクトを再構築するために不可欠な参照がターゲットシステムに存在しない場合にコンフリクトが発生します。パッケージをターゲットシステムに正常にインポートするには、すべてのコンフリクトに対処する必要があります。考えられるコンフリクトと関連する解決については、インポートのコンフリクトおよび削除のコンフリクトを参照してください。
「イベント管理」ユーティリティで複数のコンフリクトがリストされている場合、「テーブルでサーチ」ボックスに関連するパッケージの ID を入力して、関連のないコンフリクトを除外します。「操作」コラムの アイコンを選択すると、コンフリクトと使用可能な再試行オプションのリストが表示されます。次に、「再試行」をクリックして再びインポートします。詳細については、「コンフリクトの管理」を参照してください。
システムからパッケージを削除するには、 操作を使用します。システムからパッケージを削除すると、パッケージの記録は削除されますが、関連付けられているコンテンツは削除されません。
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