wgmclient.ini ファイルで使用頻度の高いプリファレンス (NX)
このセクションでは、ユーザーが wgmclient.ini ファイルを使用して管理できる、NX で最も頻繁に使用される Windchill Workgroup Manager プリファレンスについて説明します。
* 
このセクションには、wgmclient.ini ファイルを使用して NX に設定できるすべてのプリファレンスではなく、最も頻繁に使用されるプリファレンスがリストされています。プリファレンスの完全なリストについては、 ホームディレクトリにある wgmclient.iniWindchill Workgroup Manager ファイルを参照してください。
プリファレンスが <name> セクションにない場合は、wgmclient.ini ファイルの先頭部分へスクロールしてプリファレンス名をサーチします。
ファイルをローカルに保存したら、Windchill Workgroup Manager を再起動します。修正したプリファレンスを使用できます。
次の表に、wgmclient.ini ファイルの [NX] セクションと共通セクションで設定または修正できる、最も頻繁に使用されるプリファレンスの説明を示します。
名前
説明
expose.model.annotations
Windchill で下流製造プロセスの管理特性として CAD モデル内のアノテーションを公開する方法を制御します。このプリファレンスは CATIA V5 および NX にのみ適用されます。
All - すべてのモデルアノテーションを Windchill に公開します。
Designated - ブールパラメータ PTC_IS_DESIGNATE が True に設定されているアノテーションのみを公開します。
None (デフォルト) - モデルアノテーションを公開しません。
checkin.content.options
オーサリングアプリケーションの「自動チェックイン」メニューでモデルをどのように保存するかを指定し、「カスタムチェックイン」のデフォルトのインタフェース設定を提供します。
Models Only (デフォルト)
Models and Viewables
save_to_ws.content.options
「ワークスペースに保存」ダイアログの「ツール」メニューのコンテンツオプションにデフォルトのインタフェース設定を提供します。
Models Only (デフォルト)
Models and Viewables
save.upload
オーサリングアプリケーション内でのネイティブ保存の操作の後でモデルをアップロードするかどうかを指定します。たとえば、「ファイル」 > 「保存」などです。
No (デフォルト)
Yes
UndoCheckout.overwrite.local.content
「チェックアウトを解除」の使用時に、デフォルトでキャッシュ内のモデルコンテンツを上書きするかどうかを指定します。
No (デフォルト)
Yes
overwrite.contents.on.update
Windchill Workgroup Manager「更新」の使用時に、デフォルトでキャッシュ内のモデルコンテンツを上書きするかどうかを指定します。
No (デフォルト)
Yes
wgm.autoattach
モデルの追加コンテンツとしてアップロードされるコンテンツを設定できます。
CAD/Dynamic Document Type
Attachment File Type
Content Category
open.modifies.checkedout.objects
チェックアウトされたモデルが更新実行後のセッションでどのように表示されるかを指定します。
Yes (デフォルト)
No
upload.related.drawings
CAD ドキュメントのネイティブアップロードまたは自動チェックインでは、関連図面も同様にアップロードまたは自動チェックインされます。
Yes (デフォルト)
No
unmanaged.read.only.area.folders
指定されたファイルシステムパスから取得したファイルを Windchill で管理する必要がない場合、Windchill Workgroup Manager はこれらのファイルを無視します。Windchill Workgroup Manager は、これらのファイルをワークスペースローカルディレクトリに保存せず、Windchill データベースに対してチェックを行いません。また、Windchill の依存を確立しません。
このプリファレンスは、ROA を構成するフォルダパスのセミコロンで区切られたリストを取得します。サーチパスはサブフォルダを含みます。
force.update.metadata.on.open
ワークスペースからモデルを開くときの Windchill Workgroup Manager 属性の特性としての適用を制御し、この適用を遅らせることで開いているときのパフォーマンスを向上できるようにします。
Yes (デフォルト)
No
enable.replace.in.cad.session.on.refresh
再表示の際の「CAD セッション内で置換を有効化」機能を有効にするかどうかを制御します。
No (デフォルト)
Yes
cache.size
クライアントの内部キャッシュの制限を指定します。
0 (デフォルト)
値は MB 単位で設定します。たとえば、800 です。
Date.Type.Parameter.Format
CAD ドキュメントが作成または最後に修正された日時を表示するフォーマットを指定します。
%dd-%Mmm-%yy (デフォルト) - 例: 11-Jul-18
日付タイプの文字列を構成するには次のフォーマットが使用されます。
%yyyy 4 桁の年 (例: 2015)
%yy 2 桁の年 (例: 15)
%MMM 月 (例: SEP)
%Mmm 月 (例: Sep)
%Month 月の完全な名前 (例: September)
%mm 2 桁にパディングした月の数値 (例: 09)
%m 月の数値 (例: 9)
%dd 2 桁にパディングした日付 (例: 05)
%d パディングなしの日付 (例: 5)
%Hh 時間の数値 (例: 04)
%mi 分の数値 (例: 10)
%ss 秒の数値 (例: 59)
%PM 午前 (AM)/午後 (PM) の記号を追加 (例: PM)
upload.autoattach.searchpath
ディスク上のパスをセミコロン (;) で区切って、アップロード時に CAD/ダイナミックドキュメントに自動的に追加する必要がある、検索対象の添付ファイルを指定します。
ユーザーは、サーチパスに環境変数を使用することもできます。環境変数は、次のように指定します。${environment variable name}
message.slider.timeout
画面でポップアップメッセージウィンドウが表示される時間を制御します。
10 (デフォルト)
0 (スライダーウィンドウが無効になる)
数値を秒単位で入力します。
ascii.only.chars.in.workspace.name
ワークスペース名で ASCII 文字を使用できるかどうかを制御します。このプリファレンスは、Windchill Workgroup Manager で定義されている、Unicode のワークスペース名と、ローカルワークスペースの ASCII のワークスペース名のマッピングを有効にします。
No (デフォルト)
Yes
open.appVersionSelection.alwaysShowDialog
アプリケーションバージョンを選択するためのダイアログを常に openInSession に表示するかどうかを指定します。
No (デフォルト)
Yes
wwgm.remember.last.used.server
Windchill Workgroup Manager クライアントの再起動時に、最後に使用したサーバーに再接続するかどうかを制御します。
Yes (デフォルト)
No
windows.browser.type
Windchill Workgroup Manager の埋め込みブラウザのタイプを設定します。
chromium_browser (デフォルト)
update.drawing.alwaysShowDialog
図面をワークスペースへの保存時またはチェックイン時に更新するかどうかをユーザーに尋ねるダイアログボックスを表示するかどうかを指定します。
Yes (デフォルト)
No
network.request.size
コンテンツファイルを Windchill にアップロードするときの HTTP アップロードリクエストの最大サイズをバイト単位で決定します。
8000000 (デフォルト)
0 以上の整数値
wf.network.threads
コンテンツのアップロード時およびダウンロード時に使用されるネットワークスレッドの数を制御します。
6 (デフォルト)
0 以上の整数値
wwgm.open.dialog.remember.last.location
「Windchill から開く」「Windchill から挿入」「置換」などの開く操作の際に、「開く」ダイアログで最後に選択したフォルダを維持するかどうかを制御します。
Yes (デフォルト)
No
java.script.errors
java スクリプトのエラーダイアログの表示と実行を制御します。このダイアログが表示されると、ユーザーはスクリプトの実行を中止するか続行するかを選択できます。
Show (デフォルト)
Hide and run
Hide and stop
enable.preselection.file.selection.dialog
すべての Windchill Workgroup Manager クライアントの「開く」操作で、選択ウィンドウにオブジェクトがデフォルトで選択された状態にするかどうかを制御します。「ワークスペースにインポート」「Windchill から開く」「Windchill から挿入」「置換」などの操作が含まれます。
Yes (デフォルト) - デフォルトでは最初の有効なファイルが選択されます。
No - ファイルは事前選択されません。
add.to.workspace.replace.iteration.option
「ワークスペースに追加」操作によって、ローカルワークスペースの作業版数を、コモンスペースで選択した別の作業版数で置き換えるかどうかを制御します。
Conflict (デフォルト) - この操作はオーバーライド可能なコンフリクトで失敗します。
Replace - ローカルワークスペースの作業版数が、サーバーから選択されたものに置き換えられます。
hide_default_workspaces.in_server_management
「サーバー管理」ユーティリティで仮想ワークスペースを表示するか非表示にするかを制御します。
No (デフォルト)
Yes
update.nx.reuse.library.definition.file
NX の起動中に NX 再使用ライブラリ定義ファイル (ReuseLibraryFileType.xml) を更新するかどうかを制御します。これはプリファレンス「再使用ライブラリフォルダ」で定義されている Windchill ライブラリの場所にある新規コンテンツに関する更新内容に基づきます。
Yes (デフォルト) - NX 再使用ライブラリ定義ファイル (ReuseLibraryFileType.xml) を Windchill サーバー情報によって更新します。
No - NX 起動時の Windchill 上の NX 再使用ライブラリの場所での更新されたコンテンツのチェックは無視され、NX 再使用ライブラリキャッシュ xml ファイルは更新されません。
wfs.add.temp.file.extensions
一時使用のためにオーサリングアプリケーションによって Windchill ファイルシステム (WFS) フォルダに保存可能なファイル拡張子のリストを追加できます。
追加されているファイル拡張子を除去すると、対応するファイル拡張子を WFS フォルダに保存できなくなります。
値はセミコロンで区切ったファイル拡張子のリストです (.png; .docx など)。
デフォルトでは、このプリファレンスの値は空です。
* 
wgmclient.ini ファイルにテンポラリファイル拡張子を追加するには、NX および Windchill Workgroup Manager が適切にシャットダウンされている必要があります。NXWindchill Workgroup Manager の両方を再起動して、WFS フォルダ内の新しいプリファレンス値を適用します。
wfs.add.applications
WFS フォルダに対する読み書きが許可される実行ファイルのリストを追加できます。
値として、アプリケーション名をセミコロンで区切った文字列を指定します (例: app1.exe; app2.exe)。
enable.revise.and.checkout
「チェックアウト」ウィンドウ、「コンフリクト」ウィンドウ、PDM 操作メニュー、および Windchill Workgroup Manager で使用可能な操作など、CAD アプリケーションのすべての場所における「改訂およびチェックアウト」操作の表示を制御します。
Yes (デフォルト) - CAD アプリケーションのすべての場所で「改訂およびチェックアウト」操作を有効にします。
No - CAD アプリケーションのすべての場所で「改訂およびチェックアウト」操作を非表示にします。
これは役に立ちましたか?