システムの更新準備
テストシステムで行った更新手順を最大限に利用するには、テストシステムと本番システムが同期化されていることを確認してください。テストシステムにないコードが本番システムにあると、テストシステムの更新が期待したほど役に立たない可能性があります。
ソリューションを更新する前に、Windchill 製品のファイルと連動する可能性のある Web サーバー、サーブレットエンジン、および Windchill サーバーを終了してシステムをオフラインにしてください。その際、Windchill ファイルを開いているアプリケーション (テキストエディタ、Windchill シェル、Windchill ログファイルなど) も終了する必要があります。
次に、Windchill\Embedded Servlet Engine\instances\ フォルダのコンテンツを削除します。
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Windchill の更新の前に、ファイル <WT_HOME>\Windchill\apacheConf\config\authProviderAdditions.xml でプロバイダ名が Windchill-LDAP に設定されていることを確認します。
システムをオフラインにした後、メンテナンスリリースをインストールする前に、必要なバックアップを実行してください。ファイルのバックアップはプロセスの重要なステップです。バックアップファイルがないと、エラーが発生した場合にファイルを復元できない可能性があります。
少なくとも次の項目をバックアップする必要があります。
Windchill データベース - Oracle 環境または SQL Server 環境で使用できるデータベースバックアップ手順を実行します。このバックアップでは、サイトのデータ復元プロセスに従う必要があります。
Windchill ソリューションインストールディレクトリ - デフォルトでは、これは C:\ptc\Windchill_11.x または /opt/ptc/Windchill_11.x です。これをバックアップするには、ディレクトリの重複コピーを作成して、サイトのデータ復元プロセスに適合した場所に保存します。
Windchill ソリューション LDAP ディレクトリのコンテンツ (LDIF ファイル) - 「LDIF ファイルへのエントリのエクスポート」で説明されている LDAP エクスポート手順を実行します。サイトのデータ復元プロセスに適合した場所に LDIF ファイルを保存します。
PTC ソリューションインストーラのグローバルレジストリディレクトリ - <Windchill> ディレクトリにある PTC ソリューションインストーラのグローバルレジストリディレクトリ "installer" の重複コピーを作成します。この PTC ソリューションインストーラのグローバルレジストリディレクトリは、サイトのデータ復元プロセスに適合した場所に保存します。
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JMX データベース統計テーブル内のデータは Windchill で定期的にパージされます。Windchill で「サイト」 > 「ユーティリティ」 > 「サーバーステータス」ページに表示されるサーバーのチャート、および「サイト」 > 「ユーティリティ」 > 「サーバーステータス」 > 「監視ツール」ページからのリンクによって提供されるさまざまな情報にはこのデータが使用されます。アップデートまたはアップグレード中にこれらのテーブルにデータが存在する場合、そのデータはターゲットシステムにマイグレーションされません。
アップデートまたはアップグレードする前にコマンドラインユーティリティ ExportPerfTables を使用してこれらのテーブルをエクスポートでき、アップデートまたはアップグレードした後でコマンドラインユーティリティ ImportPerfTables を使用してこれらをターゲットシステムにインポートできます。詳細については、https://support.ptc.com/appserver/cs/view/solution.jsp?source=subscription&n=CS182390 を参照してください。
サーバーステータスの詳細については、Windchill ヘルプセンター「サーバーステータス」のトピックを参照してください。
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