コンテキストチームへのメンバーの読み込み: Windchill PDMLink と Windchill ProjectLink の例
このセクションには、既存のコンテキストチームにメンバーを追加するためのデータ読み込みプロセスに関する詳細な例が示されています。最初に、必要なチームメンバーを含むコンテキストを Windchill システムに作成します。
開始する前に
コンテキストチームにメンバーを追加するには、現在の Windchill 参加者に関する情報をエクスポートする必要があります。参加者および役割のデータをエクスポートするには、次の手順を実行します。
1. コンテキストを作成して、参加者 (ユーザー、ユーザー定義のグループ、または組織) を該当する役割に追加します。
2. コンテキストの「詳細」ページで、「テンプレートとしてエクスポート」操作を選択します。
3. 「チームメンバー」チェックボックスがオンになっていることを確認し、テンプレートをローカルシステムに保存します。
4. メンバーの読み込み先のコンテキストを作成します。新しいコンテキストに役割を作成する必要はありません。ロードファイルに存在する役割は、ターゲットコンテキスト内にあらかじめ存在していなければ、ロードプロセス中に作成されます。
ロードファイルの作成
ロードファイルを作成するには、既存の製品、ライブラリ、プロジェクト、またはプログラムコンテキストからメンバーデータをエクスポートします。エクスポートされたコンテキストテンプレートからロードファイルを作成するには、次の手順を実行します。
1. エクスポートされたコンテキストテンプレートの ZIP が保存されているディレクトリをブラウズします。
2. CONTENTS ディレクトリの TAG-0.xml ファイルを開きます。
3. XML ファイルを新規作成し、<ExportedRoleMemberMap> および <ExportedGuestMembers> タグ内の情報をその新しいファイルにコピーします。
各役割は
<projectMember> 要素に格納され、
<Role> タグで指定されています。その役割の参加者は
<WTPrincipalReference> 要素によって識別されます。これらの要素の詳細については、
データの読み込みと LoadFromFile フレームワークの概要を参照してください。
次に示すロードデータ例は、メンバー役割の 2 つのグループを含む製品から取得したものです。1 人のユーザーは製品マネージャ役割で、1 人のユーザーはコラボレーションマネージャ役割で、1 人のユーザーはゲスト役割です。わかりやすくするために、その他の役割は除去されています。
<ExportedRoleMemberMap>
<projectMember>
<Role roleType="MEMBERS"></Role>
<WTPrincipalReference classType="wt.org.WTGroup" isInternal="false">
<ufid>cn=marketing team,ou=people,cn=administrativeldap,cn=windchill_10.2,o=ptc|Ldap.ptcnet.ptc.com|Ldap.ptcnet.ptc.com</ufid>
<name>Marketing Team</name>
</WTPrincipalReference>
<WTPrincipalReference classType="wt.org.WTGroup" isInternal="false">
<ufid>cn=publications team,ou=people,cn=administrativeldap,cn=windchill_10.2,o=ptc|Ldap.ptcnet.ptc.com|Ldap.ptcnet.ptc.com</ufid>
<name>Publications Team</name>
</WTPrincipalReference>
</projectMember>
<projectMember>
<Role roleType="COLLABORATION MANAGER"></Role>
<WTPrincipalReference classType="wt.org.WTUser" fullName=
"Henrietta Jackson" isInternal="false" surname="Jackson" userEmail
="hjackson@acme.com">
<ufid>uid=hjackson,ou=people,cn=administrativeldap,cn=windchill_
10.2,o=ptc|Ldap.ptcnet.ptc.com|Ldap.ptcnet.ptc.com</ufid>
<name>hjackson</name>
</WTPrincipalReference>
</projectMember>
<projectMember>
<Role roleType="PRODUCT MANAGER"></Role>
<WTPrincipalReference classType="wt.org.WTUser" fullName="Julie Brown" isInternal="false" surname="Brown" userEmail="jbrown@acme.com">
<ufid>uid=jbrown,ou=people,cn=administrativeldap,cn=windchill_10.2,o=ptc|Ldap.ptcnet.ptc.com|Ldap.ptcnet.ptc.com</ufid>
<name>jbrown</name>
</WTPrincipalReference>
</projectMember>
</ExportedRoleMemberMap>
<ExportedGuestMembers>
<WTPrincipalReference classType="wt.org.WTUser" fullName="Paul Riley" isInternal="false" surname="Riley" userEmail="priley@acme.com">
<ufid>uid=priley,ou=people,cn=administrativeldap,cn=windchill_10.2,o=ptc|Ldap.ptcnet.ptc.com|Ldap.ptcnet.ptc.com</ufid>
<name>priley</name>
</WTPrincipalReference>
</ExportedGuestMembers>
ユーティリティの実行
次のいずれかのコマンドを実行して、メンバーをコンテキストに読み込みます。
• 製品:
windchill wt.load.LoadFromFile -d <ファイルパス> -u <ユーザー名> -p
<パスワード> -CONT_PATH\"/wt.inf.container.OrgContainer=
<組織名>/wt.pdmlink.PDMLinkProduct=
<製品名>"
• ライブラリ:
windchill wt.load.LoadFromFile -d <ファイルパス> -u <ユーザー名> -p
<パスワード> -CONT_PATH\"/wt.inf.container.OrgContainer=
<組織名>/wt.inf.WTLibrary=<ライブラリ名>"
• プロジェクト:
windchill wt.load.LoadFromFile -d <ファイルパス> -u <ユーザー名> -p
<パスワード> -CONT_PATH\"/wt.inf.container.OrgContainer=
<組織名>/wt.projmgmt.admin.Project2=<プロジェクト名>"
ここで、
<ファイルパス> は、ロードファイルへのフルパスです。
<ユーザー名> は、ユーティリティを実行する管理ユーザーのユーザー名です。
<パスワード> は、ユーティリティを実行する管理ユーザーのパスワードです。
<組織名> は、ターゲットのプロジェクトコンテキストが存在する組織コンテキストです。
<プロジェクト名> は、メンバーが読み込まれるターゲットのプロジェクトコンテキストです。
たとえば、前のセクションで作成した製品例のロードファイルには、次のようなコマンドを使用します。
windchill wt.load.LoadFromFile -d D:/LoadFiles/ProductRole.xml
-u username -p password -CONT_PATH\"/wt.inf.container.OrgContainer
=UmbrellaOrganization/wt.pdmlink.PDMLinkProduct=SportUmbrella"