SSL サーバー上の Windchill Creo Packages クライアントの設定
SSL サーバー上の WPC クライアントを介して CAD データをエクスポートまたはインポートするには、次の手順を実行しなければなりません。
1. ルート CA (オプション) を WPC クライアントシステムにインポートします。
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ルート CA (オプション) と SSL 証明書の WPC クライアントへのインポートは、手動で行わなければなりません。
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SSL Web サーバーのセキュリティ証明書を発行する証明機関 (CA) のほぼすべてが、Web ブラウザによって問題なく信頼および承認されています。CA が信頼されていない場合は、サイトにアクセスするたびに、ブラウザが警告を表示します。WPC では、CAD データのエクスポートとインポートに Creo が使用されます。Creo には、アップロード時またはダウンロード時に Windchill サーバーにアクセスする埋め込みブラウザがあります。CAD のアップロードまたはダウンロードが行われる WPC コマンドの実行中、埋め込みブラウザは CA が信頼されていないことを警告するポップアップを表示します。証明書を承認して続行できます。ただし、コマンドを実行するたびに、このポップアップが表示されます。このポップアップが表示されないようにするには、次のように、信頼されていない CA (ルート CA) を WPC クライアントシステムにインポートしなければなりません。
a. Windchill サーバー管理者または Web サーバー管理者に連絡して、ルート CA ファイルを取得し、WPC にダウンロードします。
b. ダウンロードしたルート CA を temp フォルダから開きます。「証明書のインストール...」をクリックし、ウィザードの手順に従います。
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CA が信頼されている場合、ステップ 1 は不要です。
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2. SSL 証明書を WPC クライアントのロードポイント (WPC_HOME) にインポートします。ポイント 1 で示したように、CA は Web サーバーで維持される SSL 証明書を発行します。Apache の場合、これは APACHE_HOME\conf フォルダで維持されます。これが Web サーバーよってクライアントに送信され、承認されると、HTTPS 通信が確立されます。この SSL 証明書ファイルは、次のように WPC クライアントにインポートしなければなりません。
a. IE では、この SSL 証明書がすでにダウンロードされている場合があります。これは、IE の > > > > からエクスポートできます。Windchill サーバーから受け取った証明書を見つけます。「エクスポート」をクリックし、それを WPC_HOME に cacert.crt という名前で保存します。
または
Windchill サーバー管理者または Web サーバー管理者に連絡して、SSL 証明書ファイルを取得し、WPC_HOME に cacert.crt という名前でダウンロードします。通常、このファイルは Web サーバーのコンフィギュレーションフォルダ (APACHE_HOME\conf など) にあります。
b. 次のように keytool java ユーティリティを使用してキーストアを作成します。\jre\bin\keytool.exe -import -alias WPCALIAS -file %WPC_HOME%\cacert.crt -keystore %WPC_HOME%\wpc.cert