追加属性のエクスポートおよびインポート
デフォルトでは、Creo Packages は CAD ドキュメントのメタデータ属性 (ファイル名、ライフサイクル状態、バージョン情報など) をインポートおよびエクスポートします。次の Creo Packages 属性もインポートおよびエクスポートするように、Windchill を設定できます。
• 名前
• 番号 - 番号は、ターゲットシステム内でほかの CAD ドキュメントの番号または名前属性とコンフリクトしないようにする必要があります。
• 組織 ID - CAGE コードや DUNS 番号など、オブジェクトに関連付けられているグローバルに一意な組織識別子。サイトの設定によっては、この属性を適用できない場合があります。
組織 ID のフォーマットは、[コーディングシステム]$[一意の識別子] のようになります。コーディングシステムの値は次のようになります。
◦ 0141 - CAGE_CODE
◦ 0060 - DUNS
◦ 0026—ISO6523
組織 ID の例を 3 つ示します。0141$OrganizationA、0060$OrganizationB、0026$OrganizationC
オブジェクトがインポートされるときに、オブジェクトの組織 ID に該当する組織が見つからなかった場合は、オーバーライド可能コンフリクトが発生します。このコンフリクトを解決するには、その組織 ID を使用して組織を作成するか、警告をスキップします。警告をスキップした場合、オブジェクトは組織 ID を含まない状態でインポートされます。
• マスター CAD ドキュメントの属性 (マスター IBA) - マスター CAD ドキュメントの属性は、CAD ドキュメントまたは CAD ドキュメントマスターで定義されている場合にのみインポートされます。それ以外の場合は、無視されて警告が表示されます。
CAD ドキュメント属性 (EPMDocument IBA) は CAD データに含まれるため、追加属性として交換されません。
使用例
次に示す使用例では、サポートされているファイル名の変更と番号の変更を説明します。
ファイル名の変更の例を次に示します。
1. ソースシステムに pin.prt という CAD 部品を作成します。
2. Creo Packages を使用して、pin.prt をターゲットシステムと交換します。
3. pin.prt の名前を pin_1.prt に変更します。
4. ソースシステムに pin.prt という名前の新規 CAD 部品を作成します。
5. Creo Packages を使用して、両方の CAD 部品を交換します。
番号変更の例を次に示します。
1. ソースシステムに pin.prt の番号で CAD 部品を作成します。
2. Creo Packages を使用して、pin.prt をターゲットシステムと交換します。
3. pin.prt の番号を pin_1.prt に変更します。
4. pin.prt の番号で新規 CAD 部品を作成します。
5. Creo Packages を使用して、両方の CAD 部品を交換します。