収集のコンフィギュレーション
ほとんどの PDM 操作には、操作の適用対象になるオブジェクトグループの収集が伴います。通常、最初に 1 つ以上の主要オブジェクトを選択し、最初に選択したオブジェクトとの関係に基づいて、操作に含める依存オブジェクトのセットを収集します。その後、目的の作業に合わせて後で修正できるオブジェクトのデフォルトグループを選択します。収集する特定のオブジェクトタイプおよび作業版数のセットは、操作に適用可能なコンフィギュレーションになります。
オブジェクトを収集するためのコンフィギュレーション規則を変更するたびに、設定コントロールにアクセスする必要があります。コンフィギュレーションは、特定の操作の適用対象として選択するオブジェクトごとに識別される場合があります。
コンフィギュレーションを指定するときは、コンフィギュレーションがエンタープライズ部品、最終オブジェクト、製品、または連続番号付きの部品に基づいているか (部品セントリック処理を指定する製品構造)、CAD ドキュメントに基づいているか (ドキュメントセントリック処理を指定するモデル構造) を最初に識別します。この選択によって、使用可能なコンフィギュレーションオプションのセット (「最新バージョン」、「管理ベースライン」、「保管状態」、「ワークスペースコンフィギュレーション」、または部品のエフェクティビティ) が次のように決まります。
モデル構造の場合 - 「最新バージョン」、「保管状態」、「プロモーションリクエスト」、「ワークスペースコンフィギュレーション」、「管理ベースライン」。最初に選択した CAD ドキュメントの作業版数、またはオブジェクトリスト内で最初に選択した部品にアクティブに関連付けられている CAD ドキュメントが含まれます。
製品構造の場合 - 「最新バージョン」、「有効日」、「管理ベースライン」、「ワークスペースコンフィギュレーション」、「プロモーションリクエスト」。最初に選択した部品の作業版数、またはオブジェクトリスト内で最初に選択した CAD ドキュメントにアクティブに関連付けられた部品の作業版数が含まれます。
最初に選択したオブジェクトがピアオブジェクトにアクティブに関連付けられている (たとえば CAD ドキュメントと部品との間にアクティブな関連付けがある) 場合は、ピアオブジェクトのコンフィギュレーション仕様に基づいて依存の作業版数を収集できます。
依存オブジェクトを収集する規則を変更できます。
収集するオブジェクトのコンフィギュレーションを変更できます。
操作がワークスペースから開始されるか、オブジェクトがワークスペースに追加される場合、コンフィギュレーションの変更はコミット時にワークスペースコンフィギュレーション仕様に書き込まれます。
コンフィギュレーションツールで行った選択をコミットすると、変更はオブジェクトリストに適用されます。
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関連する図面、部品、CAD ドキュメント、またはインスタンスをすでに収集している場合、または、ほかの任意の方法で (たとえば「除外」を使用して) リストを編集した場合、コンフィギュレーションの変更は有効になっています。コンフィギュレーションの変更時、新しいコンフィギュレーションと関連する収集済みオブジェクトがリストに残ります。ただし、wt.properties のプロパティ property.core.collection.collectall が「偽」に設定されている場合は、コンフィギュレーションの変更後、収集した関連オブジェクトがすべてリストから除去されます。
コンフィギュレーション設定を変更しても、最初に選択したオブジェクトがオブジェクトリストから除去されることはありません。
コンフィギュレーション設定に変更を加えると、操作リストに追加された依存オブジェクトの作業版数が変更される場合があります。コンフィギュレーション設定によって、オブジェクトリスト内の最初に選択したオブジェクトの作業版数が変更されることはありません。
「更新」操作の場合、最初に選択したオブジェクトの作業版数は、最初に選択した作業版数ではなく、最新の作業版数です。製品構造に対してエフェクティビティを使用するとき、最初に選択したオブジェクトの作業版数は、指定した日付に基づいて有効になり、最初に選択した作業版数と異なる場合があります。
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