複数オーナー関連付けを使用した 1 つの CAD モデルからの複数の部品構造の駆動
概要
共有されている 1 つの CAD 構造によって駆動される複数の Windchill 部品構造を作成する (つまり、複数の Windchill 部品が 1 つの CAD モデルとのオーナー関連付けを持つ) ことによって、ジオメトリが同じ複数の部品構造間で色、材料、仕上げの属性が異なる場合に BOM 管理が可能になります。
これは Creo の材料管理方法として意図されているものではなく、1 つの CAD 定義を使用して複数の部品構造の開始点を駆動する手段です。複数オーナー機能の主な特徴として、すべての代替部品構造でジオメトリと数量が同じであることが挙げられます。
CAD 構造から Windchill 部品構造を駆動する利点
CAD 情報から Windchill 部品構造を駆動する利点には次のようなものがあります。
• Windchill 部品で属性やジオメトリなどの CAD モデル定義を再利用できる。
• Windchill 部品構造で CAD モデルの BOM 定義 (構造、数量) を再利用できる。
• 共有されている情報が更新時に自動的に維持される。
• 結果に簡単にアクセスできる。たとえば、CAD モデルや図面のビューデータに Windchill 部品からアクセスできる。
• 各部品に属性が適用される。
• CAD モデルと図面がすべての部品によって共有される。
• ビューデータがすべての部品で共有される。
• 構築操作によって構造が自動的に更新される。
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複雑な製品を管理する場合には、Windchill Options and Variants 機能を使用してください。
詳細については、Windchill オプションとバリエーション機能を参照してください。
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複数部品機能の使用方法
予想される 2 つのワークフローの概要を次に示します。
• 新規製品
a. ニュートラルな色で CAD モデルを設計します。
b. Windchill で、現在の自動関連付けを使用して 1 つ目の "代替部品" (オーナー関連構造) を構築します。
c. 「関連付けを編集」を使用して新しい代替部品を作成します。
d. これにより、1 つ以上の代替部品構造が個別に作成され、モデルが 1 つ以上の代替部品構造に関連付けられます。名前によって代替部品のオプションが識別されます。ビューデータが再使用されます。
詳細については、新規製品での代替部品構造の作成を参照してください。
• 既存の製品
a. 「複製」を使用して新しい代替部品を作成します。
b. 部品の代替属性を手動で編集します。
詳細については、既存製品での「複製」を使用した代替部品構造の作成を参照してください。
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ユーザーがいくつかの複数オーナー部品構造のうちの 1 つにだけアクセス可能な場合、複数オーナーオプションは使用できません。
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複数部品機能の有効化
Windchill 管理者は、次のようにサーバー側プリファレンスを設定することにより、Windchill で複数部品機能を有効にできます。
「プリファレンス管理」 UI に移動し、「操作」の下の「自動関連付け」で「CAD ドキュメントに複数部品の構築を許可」プリファレンスを見つけます。ユーザーが共有 CAD ドキュメントによって駆動される複数の部品を作成できるようにするには、このプリファレンスの値を「はい」に設定します。