自動関連付けによって作成される関連付けの制御
「自動関連付け」操作で作成される関連付けのタイプ、CAD ドキュメントのタイプとサブタイプ、それらの作成に使用可能なモデルアイテムのタイプとサブタイプに影響するいくつかのプリファレンスがあります。
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拡張子 .prt または .asm が付いたモデルアイテムタイプは、次のプリファレンスの影響を受けません。関連付けが有効になっているモデルアイテムタイプを追加または除去する場合は、関連付けられると思われるすべてのタイプまたはサブタイプを明示的に特定する必要があります。
例 1
優先度が最も高い関連付けタイプを "貢献コンテンツ"、その次を "コンテンツ" に設定するには、次のプリファレンス値を使用します。
「操作」 > 「自動関連付け」 > 「ドキュメントタイプによる製品構造リンクを許可しない」
「操作」 > 「自動関連付け」 > 「ドキュメントサブタイプによる製品構造リンクを許可しない」
例 2
優先度が最も高い関連付けタイプを "貢献イメージ"、その次を "イメージ" に設定するには、次のプリファレンス値を使用します。
「操作」 > 「自動関連付け」 > 「構造モデルアイテムタイプを許可しない」
「操作」 > 「自動関連付け」 > 「構造モデルアイテムサブタイプを許可しない」
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購入部品またはリリース済み部品にモデルアイテムを関連付ける必要がある場合は、サーバー側プリファレンス「EPM サービスプリファレンス」 > 「構築サービスプリファレンス」 > 「イメージの関連付けをデフォルトで構築」「いいえ」に設定します。これにより、チェックインおよび自動関連付けの際に部品の作業版数の適用を防止できます。
詳細については、構築のタイミングを参照してください。
例 3
「自動関連付け」の実行中に見つかった、一致する最新の部品バージョンにすでに関連付けが存在している場合に、CAD ドキュメントから部品への関連付けの作成または修正を有効にするには、以下の Windchill プリファレンスを「はい」または「いいえ」に設定します。デフォルトは「いいえ」です。
「操作」 > 「自動関連付け」 > 「チェックイン時にすでに関連付けられている部品を修正」
値を「はい」に設定すると、新しいバージョンの CAD ドキュメントを「自動関連付け」で処理するとき、コンフリクトを発生させることなく引き続きチェックインして、以下のいずれかを自動的に実行できます。
一致する部品がすでに別の CAD ドキュメントに関連付けられている場合は、その次に利用できる関連付けタイプが作成されます。
一致する部品がすでに同一の CAD ドキュメントに関連付けられている場合は、以下が実行されます。
既存の部品関連付けが削除されます。
部品に作業版数が適用されます。
自動関連付けの対象である新規 CAD ドキュメントと一致する最新の部品バージョンとの間で、既存の優先順位ルールに基づいて、最も強いタイプの関連付けが新しく作成されます。
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CAD ドキュメントと部品との「イメージ」関連付けが手動で作成されていた場合、既存の関連付けタイプが引き続き利用されることはありません。
関連付けを除去して作成し直すには、部品に作業版数を適用することが要件になります。したがって、「自動関連付け」操作が正常に完了するには、一致する部品に対する修正アクセス許可を持っている必要があります。
一致する最新の部品バージョンが、マスターが同一である複数の CAD ドキュメントバージョンに関連付けられている場合、関連付けはすべて削除され、新規 CAD ドキュメントと最新の一致する部品バージョンとの間で、最も強いタイプの関連付けが 1 つ作成されます。
値を「いいえ」に設定した場合、オーバーライド可能なコンフリクトが生じているときにチェックインを失敗させることができます。つまり、CAD ドキュメントと部品との既存の関連付けを、以下の表で説明するとおり、オプションを確認することによって必要に応じて修正できます。
コンフリクト
重要度
説明
オプション
チェックイン
オーバーライド可能なコンフリクトが原因となって、処理に失敗しました。
一致する部品に、このドキュメントの別のバージョンとの「オーナー」関連付けがすでに存在しています。
1. 通常は、次の 3 つのいずれかを行います。
処理を続行し、既存の関連付けを除去して、チェックイン対象のドキュメントバージョンとの「オーナー」関連付けを作成します。
処理を続行し、既存の関連付けを除去して、チェックイン対象のドキュメントバージョンとの「貢献イメージ」関連付けを作成します。
処理を続行し、既存の関連付けを除去して、チェックイン対象のドキュメントバージョンとの「イメージ」関連付けを作成します。
2. ドキュメントを、部品と関連付けないままチェックインします。
一致する部品に、このドキュメントの別のバージョンとの「貢献イメージ」関連付けがすでに存在しています。
1. 通常は、次の 3 つのいずれかを行います。
処理を続行し、既存の関連付けを除去して、チェックイン対象のドキュメントバージョンとの「オーナー」関連付けを作成します。
処理を続行し、既存の関連付けを除去して、チェックイン対象のドキュメントバージョンとの「貢献イメージ」関連付けを作成します。
処理を続行し、既存の関連付けを除去して、チェックイン対象のドキュメントバージョンとの「イメージ」関連付けを作成します。
2. ドキュメントを、部品と関連付けないままチェックインします。
一致する部品に、このドキュメントの別のバージョンとの「イメージ」関連付けがすでに存在しています。
1. 通常は、次の 3 つのいずれかを行います。
処理を続行し、既存の関連付けを除去して、チェックイン対象のドキュメントバージョンとの「オーナー」関連付けを作成します。
処理を続行し、既存の関連付けを除去して、チェックイン対象のドキュメントバージョンとの「貢献イメージ」関連付けを作成します。
処理を続行し、既存の関連付けを除去して、チェックイン対象のドキュメントバージョンとの「イメージ」関連付けを作成します。
2. ドキュメントを、部品と関連付けないままチェックインします。
一致する部品に、このドキュメントの別のバージョンとの「貢献コンテンツ」関連付けがすでに存在しています。
1. 通常は、次の 2 つのいずれかを行います。
処理を続行し、既存の関連付けを除去して、チェックイン対象のドキュメントバージョンとの「貢献コンテンツ」関連付けを作成します。
処理を続行し、既存の関連付けを除去して、チェックイン対象のドキュメントバージョンとの「コンテンツ」関連付けを作成します。
2. ドキュメントを、部品と関連付けないままチェックインします。
一致する部品に、このドキュメントの別のバージョンとの「コンテンツ」関連付けがすでに存在しています。
1. 通常は、次の 2 つのいずれかを行います。
処理を続行し、既存の関連付けを除去して、チェックイン対象のドキュメントバージョンとの「貢献コンテンツ」関連付けを作成します。
処理を続行し、既存の関連付けを除去して、チェックイン対象のドキュメントバージョンとの「コンテンツ」関連付けを作成します。
2. ドキュメントを、部品と関連付けないままチェックインします。
コンテキストのプリファレンスの詳細については、アプリケーションコンテキストのプリファレンスについてを参照してください。
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