ワークフロープロセスの開始
通常、ワークフローテンプレートはライフサイクルテンプレートの一部として開始されます。ただし、ワークフローの「テンプレート」テーブルから実行可能な「ワークフロープロセスを開始」操作を使用してワークフローを手動で開始できます。
ワークフローテンプレートが開始されると、("ワークフロープロセス" と呼ばれる) ワークフローテンプレートのインスタンスが作成され、ワークフローテンプレートが解釈されて以下が実行されます。
指定されたワークフローチームメンバーにタスクが送信されます。
アプリケーションを呼び出します。
サブプロセスを開始します。
ディレクトリサービスや電子メールサービスなど、ほかのシステムと対話します。
次に、ワークフロープロセスをビジネスオブジェクト (部品やドキュメントなど) に関連付けて、ワークフロープロセスがニーズを満たすように調整できます。一般的に、このプロセスはテストで最も役立ちます。ほとんどのワークフロープロセスは、ライフサイクルテンプレートによってオブジェクトと関連付けられています。
「プロセスを開始」ページのフィールドには以下の機能があります。
1. ワークフローの「テンプレート」テーブルで、右クリック操作メニューから「ワークフロープロセスを開始」を選択します。
2. 「プロセスを開始」ウィンドウで、次のフィールドに入力します。
プロセス名
ワークフローテンプレートのインスタンスは "ワークフロープロセス" と呼ばれます。このフィールドを使用して、開始するプロセスの名前を指定します。
これは唯一の必須フィールドです。
チームテンプレート
プロセス役割は、ユーザー、グループ、アクター、役割にマッピングできます。このマッピングを行うと、必要なプロセス定義の数を削減できるので、多くの場合最も実用的です。ワークフロー役割、および選択したチームと関連付けられている役割に基づいて、役割間のマッピングは実行時に割り当てられます。
チームの名前を入力し、ドロップダウンメニューを使用して候補のリストを表示します。
「検索」をクリックして選択可能なすべてのチームを表示し、「チームテンプレートを選択」ウィンドウからチームを選択します。
* 
「プロセス変数」に、選択したチームテンプレートに固有の変数の値が表示されます。「プロセス変数」セクションで、変数とそのデフォルト値を編集できます。プロセス変数は、読み取り専用または編集可能な値として定義できます。
開始を延期
「開始を延期」を選択してプロセスの開始を延期。ワークフロープロセスの開始は、「開始プロセス」をクリックした時間から延期されます。
プロセスの開始を延期する時間を指定する必要があります。
たとえば、「24」と入力して、「時間」を選択したとします。月曜日の正午に「開始プロセス」をクリックすると、ワークフロープロセスは次の日 (火曜日) の正午に開始されます。
3. 「プライマリビジネスオブジェクト」フィールドを使用して、ビジネスオブジェクトをプロセスに関連付けます。
オブジェクトを関連付けると、参加者に対象オブジェクトが提供されます。たとえば、設計段階における 1 つまたは複数の時点で、参加者に設計ドキュメントをレビューしてもらうことができます。そのため、そのドキュメントを適切なワークフローテンプレートに関連付けて、プロセスのタスクの対象オブジェクトを提供します。
プライマリビジネスオブジェクト
ドロップダウンメニューからプライマリビジネスオブジェクトを検索する方法の 1 つとしては、必要なライフサイクル管理製品を「最近アクセスリスト」に手動で入力します。
「開始プロセス」をクリックすると、このリストにオブジェクトが追加されます。
または、ライフサイクル管理オブジェクトをコピーし、「貼り付け」をクリックしてプライマリビジネスオブジェクトを挿入できます。
タイプ
ドロップダウンリストから、オブジェクトタイプを選択します。
名前
オブジェクト番号を入力するか、ワイルドカード文字 (*) を使用して部分一致のリストを表示します。「読み込み」をクリックします。「ターゲットオブジェクトを検索」ウィンドウが開き、複数の属性フィールドが表示されます。
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一致がない場合、警告メッセージが表示されます。
番号
オブジェクト番号を入力するか、ワイルドカード文字 (*) を使用して部分一致のリストを表示します。「読み込み」をクリックします。
「ターゲットオブジェクトを検索」ウィンドウが開き、複数の属性フィールドが表示されます。
* 
一致がない場合、警告メッセージが表示されます。
バージョン
ターゲットビジネスオブジェクトの特定のバージョンを検索する場合、そのバージョンを指定するか、または「最新を使用」ボックスをオンにして、最新バージョンを要求できます。
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「読み込み」処理にあまりにも時間がかかっている場合は、「中止」をクリックしてサーチを中止します。
4. 以下のフィールドでオプションを設定します。
期限 (日時)
このワークフローを完了しなければならない日時を指定するには、「期限 (日時)」を選択します。日付ピッカーを使用して日付 (YYYY/MM/DD) を設定し、時刻 (H/M/S) を GMT フォーマットで入力します。
期限 (期間)
ワークフロープロセスの開始から完了までの期間を指定するには、「期限 (期間)」を選択します。
そのワークフローに割くことができる時間を指定する必要があります。
たとえば、「48」と入力して、「時間」を選択したとします。「開始プロセス」を月曜日の正午にクリックした場合、そのワークフローの期限は水曜日の正午になります。
* 
期限までの期間は、「開始プロセス」をクリックした時点からではなく、ワークフローが実際に開始した時点からです。つまり、開始の延期が定義されている場合、延期の期間が切れるまで、期限までの期間は始まりません。
優先度
ワークフロープロセスの優先度を選択します。
説明
このフィールドには、ワークフローテンプレートの定義で入力した説明が表示されます。この説明を更新して、ワークフロープロセスのインスタンス固有の情報を提供できます。
5. 「開始プロセス」または「キャンセル」をクリックします。
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