自動ネーミング規則
分類済みオブジェクトの名前が必ず一定のフォーマットに従うようにする規則を設定できます。
自動ネーミング規則プロパティを追加、除去、または修正するには、ノードが編集モードでなければなりません。
「自動ネーミング規則」タブを使用して、次の値を指定します。
「自動ネーミング規則」
分類済みオブジェクトの名前を生成するときに使用する規則を入力します。
「規則測定システム」
分類済み部品名を生成する際に、属性値の変換に使用する測定システムを選択します。
このプロパティは、規則に「実数 (単位付き)」の属性値が含まれている場合に適用されます。
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この値は、ユーザープリファレンスの測定システムをオーバーライドします。たとえば、この値を SI と設定したときに、ユーザーのプリファレンスでは USCS 値が表示されるよう設定されていたとします。部品を作成する際に、ユーザーが USCS 値を入力します。名前が生成されると、USCS 値が変換され、名前が対応する SI 値で表示されます。
「自動ネーミング規則を実行」
このフィールドを使用して、自動ネーミング規則を有効または無効にすることができます。
自動ネーミング規則が適用されるノードで部品を作成すると、「名前」フィールドが生成され、その前に入力された値はすべて除去されます。
ユーザーが別の分類ノードを追加したり、ノード設定を解除したりすると、「名前」は変換されて元に戻り、編集可能フィールドになります。
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オブジェクトあたり 2 ノード以上が選択されている場合、自動ネーミング規則は適用されません。




自動ネーミング規則の要素
自動ネーミング規則には次の要素を 1 つまたは複数含めることができます。各要素はプラス記号 (+) で区切ります。
CSM_NODE_NAME
これは、規則が追加されるノード名を表します。
名前が生成されると、この要素は、ノードの表示名に置き換えられます。
<属性>
属性の内部名を指定します。オブジェクト名が生成されると、属性値が表示されます。
「属性」タブでノードに定義されているすべての属性を使用できます。
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属性を選択する際には、Windchill では属性が必須であるか、またはデフォルト値が含まれるかの検証は行われません。属性が自動ネーミング規則に含まれているけれども、作成ウィンドウのレイアウトに含まれていない場合、属性は無視されます。
ユーザーが空の生成された名前フィールドを持つオブジェクトを作成しようとした場合、エラーメッセージが表示されます。
"<文字列>"
オブジェクト名に含める文字列を入力します。文字列は二重引用符で囲む必要があります。
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文字列に二重引用符を含めるには、円マークを使用して引用符をエスケープ処理します。たとえば、"\"part\"" は生成時には “part” と表示されます。
(<属性><機能>)
属性が「整数値」または「実数」の場合は、数学関数を指定できます。属性名と式は括弧で囲まなければなりません。
数学関数の使用方法の詳細については、計算属性の式を参照してください。
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作成された後、生成された名前が動的に変更されることはありません。
ユーザーがオブジェクトを後で編集して属性の値を変更した場合、オブジェクト名は更新されません。ノードの自動ネーミング規則を修正した場合、既存のオブジェクト名を更新して一致させることはありません。
ノード名と属性値を含む文字列は、サーバーのロケールで表示されます。
Windchill Service Information Manager がインストールされている場合、文字列は指定されたオーサリング言語で表示されます。オーサリング言語が指定されていない場合、com.ptc.core.td.localeForNullAuthoringLanguage プロパティの値が使用されます。このプロパティが指定されていない場合、マスターテキストが使用されます。




命名例
次の属性を持つ "Key Plug" という名前の分類ノードを作成します。
内部名
データタイプ
デフォルト値
Pin_Count
整数値
5
Diameter
実数 (単位付き)
1.905
Finish_Type
文字列
Bronze
Serrated
ブール
Non-Serrated
User_String
文字列
この例について、次のように生成を行います。
規則の測定システムは、CGS (センチメートル - グラム - 秒) です。
"User_String" フィールドには「lock1X」と入力します。
その他すべての属性については、デフォルト値を受け入れます。
自動ネーミング規則
生成された名前
CSM_NODE_NAME + Diameter + Finish_Type + Pin_Count + Serrated
Key Plug1.905 cmBronze5Non-Serrated
CSM_NODE_NAME + ": " + Diameter + "_" + User_String
Key Plug: 1.905 cm_lock1X
Diameter + " - CYLINDER - " + Finish_Type + " " + CSM_NODE_NAME
1.905 cm – CYLINDER – Bronze Key Plug
"\"" + User_String + "\"" + (Pin_Count * 5)
"lock1X"25




追加のコンフィギュレーションオプション
サイト管理者は、自動ネーミング規則を設定する際に次のことが可能です。
ClassificationReportGenerator API を使用して、指定した自動ネーミング規則に準拠していない分類済み部品のリストを返します。詳細については、Windchill Javadoc を参照してください。
Windchill プロファイルを使用して、生成された名前を特定のユーザーがオーバーライドできるよう許可することができます。「名前をオーバーライド」プロファイル操作を有効にすると、「分類属性を設定」ステップで「名前をプレビュー」リンクが表示されます。このリンクをクリックすると、現在の属性値を指定して生成された名前を表示する新しいウィンドウが開きます。
「名前をオーバーライド」チェックボックスが「名前をプレビュー」ウィンドウに表示されます。
チェックボックスをオンにすると、上記の「名前」フィールドが編集可能になります。
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オブジェクトを編集すると、更新された属性値が表示されます。
「名前」フィールドに生成された名前を入力して既存の名前をオーバーライドする場合、オブジェクト名はチェックイン時に更新されます。




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