Windchill PDMLink での既存のオブジェクトのタイプの変更
Windchill 12.0.2.0 リリースから、同じモデルタイプ階層内で既存のオブジェクトのタイプを切り替えるユーティリティが使用可能になりました。このユーティリティを実行できるのは管理者だけです。このユーティリティは以下のユースケースではサポートされていません。
Reference Document をその他のタイプの WTDocument に変換する。WTParts にこのドキュメントタイプが関連付けられている場合、非参照ドキュメントを Reference Document に変換することもサポートされていません。
EPMDocuments およびサブタイプをその他の EPMDocument タイプに変換する。EPMDocuments を操作するには wt.epm.util.SoftTypeChangeUtility を使用します。
ソースオブジェクトまたはターゲットオブジェクトに共通でない標準属性がある。グローバル属性、計算属性、またはエイリアス属性にはこの制限はありません。標準属性の次善策は以下のとおりです。
TypeAttributeMoveTool を使用して標準属性をグローバル属性に変換します。変更後、グローバル属性を標準属性に戻すことができます。
TypeAttributeMoveTool および EPM Document に関連する制限については、CS245127 を参照してください。
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このユーティリティを実行する前に、修正するデータをバックアップします。最初に、テスト環境でソリューションをテストすることをお勧めします。PTC はこのユーティリティによる修正によって生じた損害について一切の責任を負いません。
ユーティリティの実行
1. Windchill シェルを開きます。
2. 以下のコマンドを実行します。
windchill com.ptc.core.lwc.server.ChangeTypeSql -source <source_type> -target <target_type> [-u <username>] [-p <password>] -analyze/-run/-h [-f]
ここで
-source <ソースタイプ> - ソースタイプの論理識別子。
-target <ターゲットタイプ> - ターゲットタイプの論理識別子。
-u <ユーザー名> - Windchill ユーザー名。これはオプションのパラメータです。
-p <パスワード> - Windchill パスワード。これはオプションのパラメータです。
-analyze - 入力の検証を実行します。-run コマンドを使用する前に、このパラメータを別のコマンドで使用することをお勧めします。
-run - 実行する SQL 照会を生成します。
-f - (-run とともに使用した場合) 検証を強制的にスキップします。
-h - ヘルプを印刷します。
3. Windchill データベースに Windchill データベースユーザーとして接続します。
4. 手順 2 で取得した SQL 照会を実行する前に、更新するテーブルをバックアップします。この SQL 照会は Windchill シェルで生成されます。
5. ツールによって提供された SQL 照会を実行します。
6. 変更をコミットします。
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WTPart が「親参照部品」テーブル内の「部品参照リンク」 (WTPartReferenceLink) を持つ一般ドキュメントに追加された場合、情報は WTPartReferenceLink (WTPart および WTDocumentMaster) に保存されます。WTDocument タイプを変更してもこの記録には影響せず、ChangeTypeSql ユーティリティは警告やエラーメッセージを表示しません。
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