セキュリティラベルと変更管理オブジェクト
その他の Windchill オブジェクトに設定する場合と同様に変更管理オブジェクトにセキュリティラベル値を設定できます。たとえば、オブジェクトが作成されたときにセキュリティラベル値を自動的に設定するオブジェクト初期化規則を作成できます。
変更タスクオブジェクトは変更通知オブジェクトから作成されるので、変更通知オブジェクトは変更タスクを作成する際のセキュリティラベル値のデフォルト設定に影響します。次の表で各ケースについて説明します。
オブジェクト初期化規則の設定
説明
変更通知または変更タスクタイプのオブジェクトのセキュリティラベル値にはオブジェクト初期化規則が設定されていない。
変更タスクは変更通知からセキュリティラベル値の設定を継承します。変更タスクの作成を完了する前にこれらの値を変更できます。
セキュリティラベル値に次の条件のオブジェクト初期化規則が設定されている。
変更タスクタイプのオブジェクトに規則が設定されている。
規則に属性制約が定義されている。
変更タスクには、その変更タスクのオブジェクト初期化規則によって指定されているセキュリティラベルと初期値設定が表示されます。たとえば、値を「非表示」、「読み取り専用」、「編集可能」などに設定できます。変更タスクのオブジェクト初期化規則の設定は、変更通知から継承されるセキュリティラベル値をすべてオーバーライドします。
セキュリティラベル値に次の条件のオブジェクト初期化規則が設定されている。
変更通知タイプのオブジェクトに規則が設定されている。
オブジェクト作成ウィンドウにセキュリティラベル値を表示する規則が設定されている。
変更タスクタイプのオブジェクトに規則が設定されていない。
変更タスクは変更通知オブジェクト初期化規則からセキュリティラベル値の設定を継承します。変更タスクの作成を完了する前にこれらの値を変更できます。
セキュリティラベル値に次の条件のオブジェクト初期化規則が設定されている。
変更通知タイプのオブジェクトに規則が設定されている。
オブジェクト作成ウィンドウでセキュリティラベル値を非表示にするか、サーバーによって生成された値をオブジェクト作成ウィンドウに表示する規則が設定されている。
変更タスクタイプのオブジェクトに規則が設定されていない。
変更タスクにはセキュリティラベル値として Null が表示され、変更通知からセキュリティラベル値の設定を継承しません。変更タスクの作成を完了する前にこれらの値を変更できます。
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オブジェクト初期化規則の設定は、設定されているセキュリティラベルによって異なります。このため、変更タスクを作成する場合には表に示されているいくつかのケースが組み合わさって処理されることもあります。たとえば、あるセキュリティラベル値の設定は変更通知から継承され、別のセキュリティラベル値の設定はオブジェクト初期化規則によって決まることがあります。
変更管理オブジェクトの作成時にセキュリティラベル値をどのように表示するかを指定する属性制約をオブジェクト初期化規則に設定できます。詳細については、セキュリティラベルのオブジェクト初期化規則を定義するを参照してください。
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