Windchill パッケージを利用して、送信側の Windchill の外部で作業するメンバーとコラボレーションできます。これらのコラボレーションシナリオにはさまざまなバリエーションがありますが、コラボレーションの主なカテゴリには、独立した 2 つの企業間のコラボレーションと、社内にインストールされた 2 つのインスタンス間のコラボレーションの 2 つがあります。これらのコラボレーションシナリオの主な違いは、計画されている Windchill データの受信者です。Windchill パッケージには、これら 2 つのコラボレーションシナリオでの要求を満たすように、さまざまな機能が用意されています。

多くのビジネスシナリオでは、2 つの企業は単一製品の特定の設定でコラボレーションが必要となります。たとえば自動車の製造メーカーは、自動車に使用するタイヤの製造メーカーと契約を結ぶ場合があります。タイヤの製造メーカーが特定の車両モデル用のタイヤを提供できるように、自動車の製造メーカーは車両設計の正確な設定に関する情報を共有する必要があります。たとえば、自動車の製造メーカーはアクセルの仕様、ホイールサイズ、その他の詳細情報を送信して、タイヤの製造メーカーがその設定に対して適切なタイヤを提供できるようにします。管理プロセスの一部として取引先にパッケージを送信することで、このような情報を簡単に共有できます。

パッケージはその他のビジネスケースにも使用できます。一般的にこれらのビジネスケースでは、一連の関連情報を収集する機能が必要となり、ビジネスの要件に対応したレビュープロセスが使用されます。また、外部パートナーへの送信が許可され、操作に対する監査機能が提供されます。受信者は次のような方法で情報を受信できます。

情報を受け取った受信者は、アプリケーションファイルをネイティブアプリケーションで (オフラインビューアを使用して) 直接使用するか、情報を受信側の Windchill にインポートします。

同一企業内の 2 つの Windchill システム間でのコラボレーションシナリオでは、Windchill パッケージを使用して収集を効果的に行えます。たとえば、共通の部品やドキュメントライブラリを相互に共有する場合に、セキュリティの問題 (未分類のインストールと分類済みのインストールなど) や地理的な問題により、社内に 2 つの Windchill インスタンスが設置される場合があります。レプリケーションパッケージを使用すると、これらのライブラリに含まれる情報をシステム間で複製できます。