バージョン管理スキームの変更
バージョン指定スキームでは、Windchill ソリューションで作成されたオブジェクトバージョンに合わせて自動的に適用されるラベルまたは識別子と、そのラベルが適用される順序を定義します。
どの Windchill ソリューションでも、規則読み込みファイルにより、部品、ドキュメント、および CAD ドキュメントの最初のバージョン管理規則が設定されます。これらの規則は、任意のコンテキスト内で作成されるすべての部品、ドキュメント、および CAD ドキュメントに適用されます。ただし、プロジェクトまたはプログラムコンテキスト内で作成された部品、ドキュメント、および CAD ドキュメントを改訂するための既成のユーザーインタフェースは存在しません (Windchill ProjectLink がインストールされている場合)。
標準提供以外のバージョン管理スキームを使用するには、定義済みのスキームを変更したり、独自にスキームを定義したりできます。wt.doc.WTDocument などの特定のオブジェクトタイプに対して、オブジェクト初期化規則にバージョン管理スキームを指定します。PTC では、独自のバージョン管理スキームを定義することを推奨します。
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バージョン管理スキームを変更する場合、バージョン管理スキームの各シリーズ内でリビジョンラベルが一意であることを確認してください。シリーズ内で同じラベルを複数回指定すると、データ破損が発生します。また、ユーザーがドキュメント、CAD ドキュメント、および部品を作成する前に、使用するバージョン管理スキームを定義しておく必要があります。オブジェクトの作成後にバージョン管理スキームを変更すると、問題が発生する原因となります。既存のオブジェクトのリビジョン中にスキームを変更すると、現在のリビジョンが新しいバージョン管理スキームに含まれていないため、エラーが発生します。たとえば、オブジェクトの作成時にアルファベットスキームが配置されていて、その後スキームを整数スキームに変更したとします。ユーザーがバージョン A のオブジェクトをリビジョンすると、新しいスキームには英字 A が含まれていないため、操作が失敗します。レガシーリビジョンラベルへの対応の詳細については、アルファベットスキームのレガシー文字の調整およびリビジョンラベルのレガシー値の調整を参照してください。
オブジェクト初期化規則はコンテキストテンプレートに設定するか、または特定のコンテキスト内から「オブジェクト初期化規則管理」ユーティリティを使用して設定します。
バージョン管理規則には、以下を含める必要があります。
MBA|versionInfo (AttrValue id として)
com.ptc.core.foundation.vc.server.impl.VersionInfoGenerator (アルゴリズムとして)
バージョン連続名 (アルゴリズムに対する引数として)
テンプレートの作成方法の詳細については、コンテキストテンプレート用ビジネス XML ファイルの作成を参照してください。
以下の各セクションでは、使用可能なハーバードバージョン管理スキームと、それをコンテキスト内で使用するための設定方法について説明します。
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