ユースケース 1: 製造履歴に基づいた原材料の収集
「原材料または半完成オブジェクトを収集」操作を使用して、製造履歴に基づいて原材料を収集できます。MPMLink では、コレクターはオブジェクトのみを収集します。リンク関連エンティティは収集しません。また、材料セットや連産品などのホルダーオブジェクトはスキップされます。
BOM トランスフォーマに以下の構造が存在するとします。
構造の詳細:
• Raw Material 1 と Made From Set 1 の間の原材料リンクに Effectivity 1 が割り当てられています。
• Effectivity 1 は Raw Material 1 にも割り当てられています。
Raw Material 1 を Raw Material 2 に置き換えます。リンクは変わりません。
• Raw Material 2 と Made From Set 1 の間の原材料リンクに Effectivity 2 が割り当てられています。
• Effectivity 2 は Raw Material 2 にも割り当てられています。
シナリオ 1: コンフィギュレーション仕様の基準が Effectivity 1
コレクターで
「原材料または半完成オブジェクトを収集」操作を開始すると、最初に原材料の製造履歴が探索されます。コンフィギュレーション仕様の基準に基づいて適切な原材料が検出されます。
Raw Material 1 には
Effectivity 1 が割り当てられているので、
Raw Material 1 が収集されます。
シナリオ 2: コンフィギュレーション仕様の基準が Effectivity 2
考慮事項: エフェクティビティを含む、適用されるコンフィギュレーション仕様に基づいて、材料セットを解決する必要があります。
コレクターで
「原材料または半完成オブジェクトを収集」操作を開始すると、最初に原材料の製造履歴が探索されます。コンフィギュレーション仕様の基準に基づいて適切な原材料が検出されます。
Raw Material 2 には
Effectivity 2 が割り当てられているので、
Raw Material 2 が収集されます。
| Made From Set 1 と Finished Part の間の代替材料リンクにエフェクティビティを関連付けることもできます。上記のユースケースで、原材料リンクを代替材料リンクに置き換えて、それに応じて Effectivity 1 と Effectivity 2 を割り当てた場合、同じ結果が得られます。 |