連産品構造
連産品構造は、プロパティ com.ptc.windchill.mpml.coproduce.manageIndependentCoproduce に設定されているコンフィギュレーションに応じて異なります。このプロパティは WT_Home/codebase/com/ptc/windchill/mpml/xconfs/mpmlink.wt.properties.xconf にあります。既成では、このプロパティは true に設定されています。
true に設定されている場合、連産品オブジェクトの作成時に、プライマリ部品およびセカンダリ部品の材料部品親子関係は自動的に作成されません。この親子関係を手動で構造に追加しなければなりません。
False に設定されている場合、連産品オブジェクトの作成時に、材料部品親子関係は自動的に連産品構造に追加されます。
以下の例は、連産品オブジェクトの構造と、さまざまなプロパティ値のプライマリ部品およびセカンダリ部品との関連付けを示しています。
プロパティの設定が true
この例では、Component1 (プライマリ部品) と Component2 (セカンダリ部品) は連産品オブジェクトを形成しています。Material1、Material2、および Material3 は、連産品オブジェクトの親子関係を形成しています。
プライマリ連産品リンク、セカンダリ連産品リンク、および連産品親子リンクは、連産品オブジェクトの生産に必要なプライマリ部品、セカンダリ部品、および材料部品の数量を示しています。
プロパティの設定が false
この例では、Made From Set1 または Made From Set2 の下の材料部品を使用して Component1 を生産できます。同様に、Made From Set1 の下の材料部品を使用して Component2 が生産されます。両方の構成部品には Material1 および Material2 という共通の材料部品があります。このため、Component1 (プライマリ部品) と Component2 (セカンダリ部品) は連産品オブジェクトを形成しています。これらの材料セットの下の各材料部品は連産品オブジェクトの親子関係を形成しています。
各製造原材料リンクには、材料セットの作成に必要な材料部品の数量が示されます。同様に、各プライマリ連産品リンクとセカンダリ連産品リンクには、連産品オブジェクトの生産に必要なプライマリ部品およびセカンダリ部品の数量が示されます。各連産品親子リンクの数量は、プライマリ部品およびセカンダリ部品によって消費されるそれぞれの親子関係の合計として計算されます。この例では、数量 1 の Material1 を消費して Component1 の Made From Set2 が作成され、数量 1 の Component1 を消費して Co-produce Object が作成されています。同様に、数量 2 の Material1 を消費して Component2 の Made From Set1 が作成され、数量 2 の Component2 を消費して Co-produce Object が作成されています。合計で、Co-produce Object は数量 5 の Material1 を消費しています (数量 1 は Component1 から、数量 4 は Component2 から)。
これは役に立ちましたか?