配布ターゲットに基づいた生産 BOM のパブリッシング
アセンブリ内の子部品またはサブアセンブリを、あるプラントからコンポーネントプラントに生産用に渡すことができます。コンポーネントプラントで構築された部品は上流プラントで消費されます。
配布ターゲットに基づいて生産 BOM をパブリッシングした場合、材料情報のみが上流プラントに送信され、子部品のサブアセンブリはコンポーネントプラントにパブリッシングされます。
この機能を有効にすると、ESI 応答には、親アセンブリ、子部品、サブアセンブリに割り当てられている配布ターゲットに基づいた情報が含まれます。
BOM 情報をパブリッシングするには、BOM ヘッダーと子部品に、1 つ以上の共通の配布ターゲットが同じレベルで割り当てられている必要があります。子部品またはサブアセンブリの配布ターゲットの割当が異なる場合、BOM ヘッダーの材料情報のみが送信されます。
このプリファレンスを有効にするには、次の手順に従います。
1. 「プリファレンス管理」ユーティリティを開きます。「サイト」 > 「ユーティリティ」 > 「プリファレンス管理」の順にクリックします。
2. 「ESI」 > 「設定」 > 「BOM」の順に選択します。
3. プリファレンス「関連配布ターゲットに従って生産 BOM パブリッシングを有効化」「はい」に設定します。
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プリファレンス「関連配布ターゲットに従って生産 BOM パブリッシングを有効化」は、プリファレンス「生産 BOM パブリッシングを禁止するビジネス規則セット」を使用して生産 BOM のパブリッシングを制限するビジネス規則には影響しません。
次の例では、このプリファレンスを有効にした場合の動作について説明します。
例 1:
部品構造
例 1 で、「関連配布ターゲットに従って生産 BOM パブリッシングを有効化」プリファレンスが「いいえ」に設定されている場合、ESI 応答には File_001 配布ターゲットのすべての BOM 情報が含まれます。
このプリファレンスが「はい」に設定されている場合、ESI 応答には BOM ヘッダーの材料情報のみが含まれ、コンポーネント情報は含まれません。
例 2
部品構造
例 2 で、このプリファレンスが「はい」に設定されている場合、ユーザーがアセンブリ PA101 (PBO は PA101) をパブリッシングすると、アセンブリ PA101 は 000000001 (File) にパブリッシングされますが、ESI は PA101 の BOM コンポーネントとしてサブアセンブリ SA103 だけをその材料情報とともに 000000001 (File) 配布ターゲットに送信します。
ユーザーがサブアセンブリ SA103 (PBO は SA103) をパブリッシングすると、サブアセンブリ SA103 は 00000003 (File) 配布ターゲットにパブリッシングされますが、材料情報だけが 00000003 (File) 配布ターゲットにパブリッシングされます。
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