モデル化されたオブジェクト
Windchill は多くの種類のビジネス上の概念と管理上の概念を管理します。概念は、Java のオブジェクトとしてモデル化され、そのようなオブジェクトのインスタンスがデータベースに保管されます。「Modeled Objects」ページは、現在のシステムにあるすべてのモデル化されたオブジェクトの情報を示します。すべてのモデル化されたオブジェクトと、各オブジェクトの詳細ページへのリンクを列挙したレポートが表示されます。
詳細情報のページには、オブジェクトのメタデータに関する情報、Java オブジェクトとデータベーステーブルの間の永続性マッピング、UML 図、Javadoc へのリンクなどが表示されます。
これらのページを見ると、モデル化されたオブジェクト、相互の関連、データベースへの保管方法がわかります。
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サポート
• レポートとそれに対応する詳細ページは、現在のシステムにインストールされたすべてのモデル化されたオブジェクトについて、エンドユーザーに公開されているかどうかに関係なく、動的に生成されます。これにはユーザーが作成したカスタムのモデル化されたオブジェクトも含まれます。
モデル化されたオブジェクト
• 「Modeled Objects」の Modeled_Objects_Index ビューは、現在の Windchill システムのモデル化されたオブジェクトすべてのテーブルを示します。
列
• 「表示名」: エンドユーザーに表示されるオブジェクトの名前。
• 詳細情報ページのリンク: オブジェクトの詳細情報へのリンク。
• 「クラス名」: オブジェクトの完全修飾 Java クラス名。
• 「Java タイプ」: "クラス" または "インタフェース"。
• 「テーブル名」: オブジェクトに対応するデータベーステーブル名がある場合、それがここに表示されます。すべてのモデル化されたオブジェクトがデータベーステーブルに直接対応しているわけではありません。
• 詳細情報ページ: 各オブジェクトの詳細情報ページにはタブが 2 つあります。1 つは「データベース情報」タブ、もう 1 つは「Java 情報」タブです。対応するデータベーステーブルを持つオブジェクトの場合にだけ「データベース情報」タブは表示されます。
• データベース情報: 「データベース情報」タブは、オブジェクトのデータベーステーブルについての 4 つの情報セクションに分かれています。
• テーブル属性: データベーステーブルについて記述する単一値属性のリストです。現在のところ、唯一の値は「テーブル名」です。
列記述子
列記述子のテーブルです。データベーステーブルの各列について 1 行が使われます。Windchill メタデータ内でこの情報は Column Descriptor クラスに保管されるので、"列記述子" という名前になっています。
列 | 説明 |
---|
名前 | 列記述子の生成された名前。 |
詳細情報ページのリンク | オブジェクトの詳細情報へのリンク。 |
列名 | データベースの列名。 |
SQL タイプ | データベース列のタイプ。 |
長さ | データベース列の長さ (存在しない場合は 0)。 |
マッピングされたプロパティ記述子 | 各列はプロパティ記述子からマッピングされます。これは、そのプロパティ記述子の情報ページへのリンクです。 |
複合一意インデックス
データベーステーブルの複合一意インデックスのテーブルです。各行にはインデックス番号と、インデックスに含まれる列のリストが表示されます。
Java 情報
「Java 情報」タブは、オブジェクトの Java クラスについての 7 つの情報セクションに分かれています。
属性
クラスについて記述する単一値属性のリストです。
属性 | 説明 |
---|
表示名 | エンドユーザーに表示されるオブジェクトの名前。 |
アイコン | Windchill UI でこのオブジェクトのインスタンスを表現するときに使用されるアイコンの画像。 |
クラス名 | 完全修飾 Java クラス名。 |
Persistable | 「はい」または「いいえ」。永続可能な具象クラスだけが、対応するデータベーステーブルを持ちます。 |
親クラス | Java の直接の親クラス。これはそのクラスの情報ページへのリンクになります (ページが存在する場合)。 |
テーブル名 | 対応するデータベーステーブル名 (存在する場合)。Java タイプ - 「クラス」または「インタフェース」。 |
リンククラス | このオブジェクトがリンククラスであるかに応じて「はい」または「いいえ」。 |
• 「親インタフェース」: このクラスによって直接実装されたモデル化インタフェースの名前のテーブル。
• 「子孫」: このクラスのモデル化子孫クラスのテーブル。
• 「プロパティ記述子」: プロパティ記述子のテーブル。Windchill メタデータ内でこの情報は Property Descriptor クラスに保管されるので、"プロパティ記述子" という名前になっています。
列
◦ 「名前」- プロパティ記述子の名前。
◦ 「表示名」- エンドユーザーに表示されるプロパティの名前。
◦ 詳細情報ページのリンク - プロパティ記述子の詳細情報へのリンク。
◦ 「プロパティタイプ」: プロパティの Java タイプ。
◦ 「定義」: このプロパティの完全修飾内部名。
• 「役割記述子」- 役割記述子のテーブル。Windchill メタデータ内でこの情報は Role Descriptor クラスに保管されるので、"役割記述子" という名前になっています。Windchill の関連付けは 2 つのクラス間で行われます。2 つのクラスのそれぞれがその関連付けにおいて、ある "役割" を担い、これが役割記述子によって表されます。
列
◦ 「名前」- プロパティ記述子の名前。
◦ 「表示名」- エンドユーザーに表示される役割または関連付けの名前。
◦ 詳細情報ページのリンク - 役割記述子の詳細情報へのリンク。
◦ 「リンク情報」- この役割に対応するリンククラスの情報ページへのリンク。
◦ 「有効クラス情報」- 対応するリンククラスの相手側の役割を果たすクラスの情報ページへのリンク。
• 「UML 図」- クラスの UML 図 (すべてのクラスが UML 図を持つわけではありません)。
• 「Javadoc」 - このクラスの Javadoc へのリンク。クラス自体が Windchill 対応 API に含まれている場合にだけ表示されます。
列記述子の情報ページ - 列記述子の情報ページには、列の単一値属性のパネルが表示されます。
• 「名前」- 列記述子の名前。
• 「コラム名」- 対応するテーブル列の名前。
• 「Java タイプ」- Java で表現される値のタイプ。
• 「SQL タイプ」- データベースで表現される値のタイプ。
• 「長さ」- 文字列の列の最大長。
• 「更新可能」- 「はい」または「いいえ」-- 常に「はい」。
• 「必須」- Windchillメソッドサーバーによって値が設定される必要があります。
• 「インデックス」 - モデルで列がインデックスされるかどうかに応じて、「はい」または「いいえ」。
• 「一意」 - 対応する値がすべてのインスタンスにまたがって一意になるようにモデルで指定されているかどうかに応じて、「はい」または「いいえ」。
• 「プロパティ記述子」- この列記述子にマッピングされるプロパティ記述子の完全修飾名。
• 「マッピングされたプロパティ記述子」- 対応するプロパティ記述子へのリンク。
• プロパティ記述子の情報ページ - プロパティ記述子の情報ページには、プロパティの単一値属性のパネルが表示されます。
◦ 「名前」- プロパティの内部名。
◦ 「表示名」- エンドユーザーに表示されるプロパティの名前。
◦ 「プロパティタイプ」- プロパティの Java タイプ。
◦ 「バウンド」- (未使用)
◦ 「派生」- このプロパティが派生属性としてモデル化されているかどうかに応じて、「真」または「偽」。
◦ 「永続」- このプロパティが永続的か過渡的かに応じて、「真」または「偽」。
◦ 「照会名」- プログラマチック照会でこのプロパティを表すときに使用する名前。
◦ 「文字列ケース」- 「混在」、「大文字」、「小文字」。デフォルトは「混在」です。
◦ 「初期値」- 存在する場合、モデル化された初期値。
◦ 「必須」- 対応するオブジェクトの新規インスタンスを作成するときにこのプロパティが必須かどうかに応じて、「真」または「偽」。
◦ 「下限」- 文字列の場合、最小文字数。数値の場合、最小値。
◦ 「上限」- 文字列の場合、最大文字数。数値の場合、最大値。
◦ 「変更可能」- 「デフォルト」、「凍結」、「その他の手段」のいずれか。(com.ptc.windchill.annotations.metadata.Changeable の Javadoc を参照)
◦ 「拘束タイプ」-- (未使用)
• 役割記述子の情報ページ - 役割記述子の情報ページには、役割の単一値属性のパネルが表示されます。
◦ 「名前」- プロパティの内部名。
◦ 「表示名」- エンドユーザーに表示されるプロパティの名前。
◦ 「リンク情報」- モデル化されたリンクオブジェクトへのリンク。
◦ 「有効クラス情報」- この役割のタイプであるモデル化クラスへのリンク。
◦ 「多重度」- (未使用)
◦ 「複数」- (未使用)
◦ 「自動ナビゲート」- 「はい」または「いいえ」。(com.ptc.windchill.annotations.metadata.ForeignKeyRole autoNavigate エレメントの Javadoc を参照)
◦ 「オーナー」- 「はい」または「いいえ」(com.ptc.windchill.annotations.metadata.GeneratedRole owner エレメントの Javadoc を参照)
◦ 「カスケード」- 「はい」または「いいえ」(com.ptc.windchill.annotations.metadata.GeneratedRole cascade エレメントの Javadoc を参照)
◦ 「相手の役割」- 相手側の役割記述子の名前。