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部品のコンフィギュレーション内の部品のオカレンスのオーバーライド
部品コンフィギュレーションで使用されているトレースなしの部品のオカレンスのバージョンを更新するには、「部品バージョンをオーバーライド」操作を使用します。オーバーライド機能は、部品コンフィギュレーションの構造内で複数回使用されている部品の 1 回のオカレンスのフィールド置換を反映するために部品のコンフィギュレーションを作成するときに使用します。
例: 駆動部分アセンブリがバージョン A.1 のベアリングコンポーネントを 4 個使用しているとします。このベアリングの 1 つが故障して交換が必要になりました。このベアリングの現在のバージョンは C.2 です。オーバーライド機能を使って、故障したバージョン A.1 のベアリングをバージョン C.2 に置換する部品コンフィギュレーションを作成します。新規の部品コンフィギュレーションは、新しいバージョンの部品インスタンスに関連付けられており、フィールドでの改造を反映しています。
詳細については、オカレンスを参照してください。
1. ツールバーの「表示」操作セットで、「表示」ドロップダウンメニューから、「オカレンスを表示」を選択します。部品構造にオカレンスが表示されます。
2. オーバーライドする部品のオカレンスの右クリックメニューの「部品バージョンをオーバーライド」をクリックします。
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「部品バージョンをオーバーライド」操作は、以下の場合に使用できます。
部品のコンフィギュレーションが「フル」オプションを使って作成されている。
選択した部品の追跡区分が、アセンブリで「トレースなし」に設定されている。
部品のコンフィギュレーションが、採用された部品のインスタンスの作成に使用されていない。
この操作は、最上位の部品または構造内のバージョンが表示されていないすべての部品に対しては実行できません。
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オカレンスが作成されていないサマリー行に対して「部品バージョンをオーバーライド」操作を選択すると、オカレンスが自動的に作成されます。
3. 「部品バージョンをオーバーライド」ウィンドウが表示されます。上側には、オーバーライド操作を実行する部品コンフィギュレーションの「名前」および「基本部品」が表示されます。下側には、新規部品バージョンが割り当てられるオカレンスの「部品」および「参照指定子」が表示されます。
ドロップダウンリストから部品バージョンを選択します。
4. 「OK」をクリックします。
部品構造が再表示され、選択したオカレンスに新しく割り当てたバージョンが表示されます。
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