不完全な依存オブジェクト (ゴースト) の管理 (Autodesk Inventor)
不完全な依存オブジェクトは、見つからないモデルファイルの参照を表す、ワークスペース内で作成される一種の CAD ドキュメントです。つまり、モデルファイルが見つからない CAD アプリケーションを表します。たとえば、CAD アプリケーションによって読み込むことのできないファイルの参照を含むアセンブリファイルをワークスペースに保存してしまう場合があります。読み込みができない原因として、ファイルが欠落しているか、壊れていることが考えられます。これは、コンポーネントがアセンブリファイルで抑制されており、その後オペレーティングシステムから削除された場合によく発生します。Windchill で問題となるのは、オブジェクトを完全なものにするのに必要な情報が欠けていることです。
PDM では、不完全なデータセットをデータベースにチェックインしないことが推奨されるので、Windchill Workgroup Manager では、不完全なオブジェクトを識別および解決できるように、次のような対処方法がとられています。
• ワークスペース内の不完全なオブジェクトをユーザーに通知する
• ユーザーが CAD ファイル参照を除去するか、これらを完全に定義された CAD ドキュメントに変換することで不完全なオブジェクトを解決するためのツールを用意する
• 管理者が不完全なオブジェクトの作成を禁止または管理するためのツールを用意する