HTTPS での Creo View Adapter の設定 (Autodesk Inventor)
Worker はバックグラウンドで動作するため、サーバーとの通信中にユーザーダイアログが発生しないようにすべきです。たとえば HTTPS 環境では、Worker システムが受諾ダイアログを回避できるよう、証明書はロードして事前に受け入れておく必要があります。
Windows での証明書の受け入れ
Windows Worker でデータをパブリッシングするには、ローカルホストにログオンして Windchill サーバーから証明書を受け取ることのできるユーザーのログオン情報を使用して、PTC Worker Daemon サービスを設定する必要があります。これを行うには、次の手順を実行します。
1. Windows では、「スタート」 > 「コントロールパネル」 > 「管理ツール」 の順にクリックします。「管理ツール」ウィンドウが開いたら、「サービス」アイコンをダブルクリックします。「サービス」ウィンドウが表示されます。
2. PTC Worker Daemon のプロパティを表示します。
3. PTC Worker Daemon の「サービス」ウィンドウに戻り、「停止」をクリックしてサービスを停止します。
4. 「ログオン」タブをクリックします。
5. 「アカウント」を選択し、ユーザーのログオンおよびパスワード情報を入力します。
6. 「全般」タブをクリックし、サービスを開始します。
7. Creo ViewまたはWindchill Workgroup Managerを開き、Windchillサーバーをブラウズします。
8. 安全なサイトのセキュリティ証明書をインストール (受諾) します。
9. 「終了」をクリックして、Creo View または Windchill Workgroup Manager を終了します。
10. サーバーでの Worker の設定手順については、「Worker の設定」セクションを参照してください。
Publishing AutoDesk Inventor アセンブリについての注意
Autodesk Inventor アセンブリをファイル同期化が無効な状態でサーバーにパブリッシングする場合は、Autodesk Inventor アセンブリのパブリッシング後にアダプタを終了しないと、アセンブリのパブリッシングが失敗する場合があります(この状況は、ローカル CAD データで WTPart の製品表現を作成する場合にも該当します。この場合も、ファイル同期化が適用されません)。この問題を解決するためには、Autodesk Inventor Worker のレシピファイル inventor_pv.rcp を開きます。レシピエディタで、「Advanced」 > 「System」タブにアクセスし、エラー処理枠で、「Worker Exits After Job on the Following Errors」フィールド値を 100 に設定します。
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レシピエディタの詳細については、「Creo View MCAD Adapters Installation and Configuration Guide」を参照してください。
Windchill Workgroup Manager をサーバーからリモート Worker システムにインストールする場合
同期可能なファイルをリモート Worker マシンにパブリッシングするには、どのサーバーもWindchill Workgroup Managerに登録されていないことが基本条件です。ただし、Windchill Workgroup Managerがサーバーからインストールされている場合は、自動的にサーバーが登録されるのでこの条件は満たされ、またサーバー側のパブリッシングは実行されません。このような場合、次の方法によって修正できます。
Worker マシンに Windchill サーバーから Windchill Workgroup Manager クライアントをインストールして <WGM_インストールディレクトリ> にある wgmclient.ini ファイルを編集し、次のエントリをコメントアウトします。
#Default server URL.
#default.server.url=<server_url>
なお、インストールが完了したら、アプリケーションを開始するオプションのフラグを外して Windchill Workgroup Manager を開始してください。
複数のファイル同期化 CAD Worker の設定
このセクションでは、単一のマシンで使用されている複数の異なる CAD ツールのファイル同期化 CAD Worker をセットアップする手順を示します。
たとえば、同一マシンで NX のファイル同期化 CAD Worker と Autodesk Inventor のファイル同期化 CAD Worker をそれぞれ 1 つずつ実行することはできますが、同一マシンで Autodesk Inventor のファイル同期化 CAD Worker を 2 つ実行することはできません。
この手順では、次の環境変数が使用されます。
<PTC_WGM_ROOT>
各 CAD Worker のルートフォルダ
Autodesk Inventor のファイル同期化対応 Worker を使用するための Windchill Workgroup Manager コンフィギュレーション
Autodesk Inventor のファイル同期化 CAD Worker を単一のクライアントマシンでセットアップするには、以下の操作を実行します。
1. 選択した場所に Windchill Workgroup Manager クライアントビルドをインストールします。たとえば、C:\Program Files\PTC\wgm を使用します。
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必要なシステム環境変数を設定する前に Autodesk InventorWindchill Workgroup Manager に登録しないでください。
2. 次のシステム環境変数を作成します。
PTC_WGM_ROOT = <WWGM ワーキングディレクトリ>\PTC_WGM_ROOT_INV
3. Autodesk Inventor Worker スクリプト (バッチファイルを含む) invworker.batAutodesk Inventor Worker セットアップフォルダに作成します。
4. Autodesk InventorWindchill Workgroup Manager に登録します。これにより、設定されている場所 Autodesk Inventor<WWGM ワーキングディレクトリ>\PTC_WGM_ROOT_INV 登録ファイルが作成されます。
5. バッチファイル invworker.bat を編集して次の環境変数を追加します。
set PTC_WGM_ROOT=<WWGM_Working_directory>\PTC_WGM_ROOT_INV
6. 次の環境変数をシステムから削除します。
PTC_WGM_ROOT = <WWGM ワーキングディレクトリ>\PTC_WGM_ROOT_INV
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NX Worker などの別の CAD Worker を設定する前に環境変数 PTC_WGM_ROOT を削除する必要があります。
複数の CAD Worker をセットアップした後 (たとえば Autodesk InventorNX のファイル同期化 CAD Worker をセットアップした後)、マシンを再起動します。
7. NX などの別のファイル同期化 CAD Worker をセットアップするには、ステップ 2 ~ 6 を繰り返します。
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