IllustrationPostPublishDelegate
IllustrationPostPublishDelegate は、パブリッシングされた C3DI 製品表現からファイルを抽出し、別個のダイナミックドキュメントオブジェクトまたはドキュメントオブジェクトとして Windchill に保存します。規則 graphic-file-type によって、パブリッシングされた C3DI 製品表現から抽出する必要があるグラフィックファイルが決まります。パブリッシングされたコンテンツを表示するには、「新規タブ」 > 「関連オブジェクト」 > 「パブリッシングされたコンテンツ」に移動します。パブリッシング後のコンテンツを XML バンドルに含める方法については、「バンドルパブリッシングの出力」の「部品リストのイラストレーションのパブリッシング後のコンテンツ」のセクションを参照してください。
必須パラメータ
IllustrationPostPublishDelegate クラスでは次のパラメータが必須です。
パラメータ名
定義
delegate
com.ptc.wvs.server.publish.IllustrationPostPublishDelegate でなければなりません。
name
パブリッシング後のコンテンツの名前は一意でなければなりません。PTC は、次のパターンに示すように、名前に EPM_NUMBERFIG_NAME を使用することをお勧めします。
パブリッシング後のコンテンツの名前が {EPM_NUMBER}{FIG_NAME} として指定されている場合、パブリッシング後のコンテンツの名前には、部品リストのイラストレーションの番号と部品リストのイラストレーション内の図の名前が含まれます。
パブリッシング後のコンテンツの名前が {EPM_NUMBER}-{EPM_NAME}{FIG_NAME} として指定されている場合、パブリッシング後のコンテンツの名前には、部品リストのイラストレーションの名前、部品リストのイラストレーションの番号、部品リストのイラストレーション内の図の名前がこの順序で含まれます。
graphic-file-type
抽出されたパブリッシング後のファイルのファイル拡張子。
オプションのパラメータ
IllustrationPostPublishDelegate クラスでは次のパラメータはオプションです。
パラメータ名
定義
number
PostPublishDelegate が作成/作業版数を適用するオブジェクトの番号。指定する場合は、このタイプのすべての Windchill オブジェクト間で一意である必要があります。指定しない場合は、自動的に生成されます。
* 
partlistBundleCcfParam. transformImagetrue に設定され、partlistBundleCcfParam. transformImageTypes が指定され、type パラメータの値が wt.doc.WTDocument またはそのサブタイプである場合、パブリッシング後のコンテンツをバンドルにパブリッシングするには、number パラメータの値にファイル拡張子を追加します。
number パラメータの値に {FIG_NAME} を追加した場合、番号のパブリッシング後の値にファイル拡張子が含まれます。次に例を示します。
<post-publish name="name">{EPM_NUMBER}{FIG_NAME}</post-publish>
number パラメータに {FIG_NAME} が含まれていない場合、番号のパブリッシング後規則にファイル拡張子を手動で追加します。たとえば、次のパブリッシング後の規則には .jpeg が追加されています。
<post-publish name="number">{EPM_NUMBER}.jpeg</post-publish>
type
PostPublishDelegate が作成するオブジェクトのタイプ。このタイプは論理識別子によって指定でき、wt.doc.WTDocument、wt.doc.WTDocument のサブタイプ、ダイナミックドキュメント、またはダイナミックドキュメントのサブタイプである必要があります。指定しない場合は、IllustrationPostPublishDelegate によって EPMDocument が作成されます。
container-oid
WTDocument またはダイナミックドキュメントの初期作成に使用する、コンテナのオブジェクト識別子を表す文字列。この値を指定しない場合は、container-name がチェックされます。両方とも指定しない場合は、パブリッシングするドキュメントと同じコンテキストに WTDocument またはダイナミックドキュメントが配置されます。
container-name
WTDocument またはダイナミックドキュメントの初期作成に使用する、コンテナのパス (この後の例を参照) またはコンテナの名前 (文字列値)。指定した名前のコンテナが存在しない場合、または指定した名前のコンテナが複数存在する場合は、パブリッシング後の処理が中止され、エラーメッセージが表示されます。container-name は、container-oid を設定しない場合のみチェックされます。この値と container-oid を両方とも指定しない場合、パブリッシングするドキュメントと同じコンテキストに WTDocument またはダイナミックドキュメントが配置されます。
例: /wt.inf.container.OrgContainer=PTC/wt.projmgmt.adminProject2=TestProj
folder
WTDocument またはダイナミックドキュメントを初期作成するフォルダパス。
Windchill 10.2 M020 以降では、フォルダが指定されていない場合、製品表現のフォルダパスが使用されます。指定したコンテキストにフォルダが存在しない場合は、パスに不足しているフォルダが作成されます。次に例を示します。
ルートフォルダを指定する場合: //default/Default
* 
デフォルトでは、ルートフォルダ名の大文字と小文字は区別されません。すべてのサブフォルダ名で大文字と小文字が区別されます。
ルートフォルダ以下の第 1 レベルのフォルダを指定する場合: /MyFolder/Default/MyFolder/default/MyFolder
複数のレベルのフォルダを指定する場合 (フォルダ名を "/" で区切ります): /first/second/first/scond/third/Default/first/second/Default/first/second/third
* 
サブフォルダでは大文字と小文字が区別されるため、/Default/first/second/Default/First/second は別のフォルダを表しています。
lifecycle-template
WTDocument またはダイナミックドキュメントに関連付けるライフサイクルテンプレート。
lifecycle-state
WTDocument またはダイナミックドキュメントに関連付けるライフサイクル状態。
published-content-link
「パブリッシングされたコンテンツ」リンクの作成インジケータは、値が false に指定されていないかぎり、パブリッシングされたコンテンツリンクを作成します。
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