Windchill Index Search 用の手順の実行と Windchill PartsLink
ソースリリースでインデックシングされたオブジェクトは、ターゲットシステム上で再インデックシングする必要があります。このセクションでは、Windchill Index Searchライブラリに属するオブジェクトを再インデックシングする方法について説明します。
ターゲットシステムのインストールセクションの手順に従ってターゲットシステムをインストールしたときに、
Windchill Index Search クライアントおよびサーバーがインストールされている必要があります。
リハーサルアップグレードを実行するごとにバルクインデックスツールを実行すると、本番アップグレード中に Windchill Index Searchの再インデックシングのパフォーマンスが大きく向上します。
このプロセスの概要を次に示します。
1. 最初のリハーサルアップグレードの後に、バルクインデックスツールを実行します。
2. IndexStatus テーブルがエクスポートされ、保存されます。
3. 以降の各リハーサルアップグレード後に、次の手順が実行されます。
a. アップグレードしたデータベースに IndexStatus テーブルがインポートされます。
b. バルクインデックスツールが実行されます。
c. IndexStatus テーブルがエクスポートされ、保存されます。
4. 本番アップグレード後に、次の手順が実行されます。
a. アップグレードしたデータベースに IndexStatus テーブルがインポートされます。
b. バルクインデックスツールが実行されます。
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このプロセスは必須ではありません。アップグレードされた本番サーバーのみでバルクインデックスツールを実行するようにも選択できますが、このプロセスにより最終的なバルクインデックシングに必要な時間を短縮できます。インデックスサーチ機能の有効性は、バルクインデックシングに必要な時間に依存します。
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最初のリハーサルアップグレードの手順
最初のリハーサルアップグレードで、次の手順を完了します。
1. 本番システムのスナップショットでリハーサルアップグレードを完了した後、スナップショットが作成された日付を記録します (たとえば、BIT_START_DATE)。
2. Windchill の「ポリシー管理」ユーティリティでインデックシングポリシー規則の中に設定されたコレクション名が、Solr データフォルダ内のものと同じであることを確認します (両方が "wblib" であることが必要)。
以下の手順を実行します。
a. サイト管理者として Windchill にログインします。
b. > > に移動します。
c. インデックシングポリシーを定義する適切なルート (/) ドメインのドメイン名をクリックします。
d. 「インデックシング規則」タブに移動し、既存の規則を編集します。
e. 「選択したコレクション」ウィンドウから既存のコレクションを除去し、インデックシングポリシーに応じて「使用可能なコレクション」から必要なコレクションを追加します。複数のコレクション (コア) の設定については、Windchill Customization Guide を参照してください。
3. バルクインデックスツールを実行します。以下のステップを実行することによって実現します。
a. Windchill ソリューションを起動します。
b. Windchill シェルを開きます。
c. windchill wt.index.BulkIndexTool を実行します。
d. バルクインデックスツールにログインします。
e. オブジェクトのバルクインデックシングリストを削除します。
f. バルクインデックシングプロセスを開始します。
Windchill Index Search またはバルクインデックスツールのインストールについては、Windchill Installation and Configuration Guide を参照してください。
4. IndexStatus テーブルをリハーサル Windchill ターゲットデータベースからエクスポートして保存します。このテーブルには、必要な再インデックシング情報がすべて含まれています。
5. wblib に関連するインデックスデータフォルダをコピーし、保存します。
データディレクトリパスについては、Index Search Server の wt.index.server.datadir プロパティの値を参照してください。
2 回目以降のリハーサルアップグレードの手順
2 回目以降のリハーサルアップグレードで、次の手順を完了します。
1. 本番システムのスナップショットでリハーサルアップグレードを完了した後、スナップショットが作成された日付を記録します (たとえば、BIT_START_DATE)。
2. Windchill の「ポリシー管理」ユーティリティでインデックシングポリシー規則の中に設定されたコレクション名が、Solr データフォルダ内のものと同じであることを確認します (両方が "wblib" であることが必要)。
以下の手順を実行します。
a. サイト管理者として Windchill にログインします。
b. > > に移動します。
c. インデックシングポリシーを定義する適切なルート (/) ドメインのドメイン名をクリックします。
d. 「インデックシング規則」タブに移動し、既存の規則を編集します。
e. 「選択したコレクション」ウィンドウから既存のコレクションを除去し、インデックシングポリシーに応じて「使用可能なコレクション」から必要なコレクションを追加します。複数のコレクション (コア) の設定については、Windchill Customization Guide を参照してください。
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ポリシー規則に変更がある場合は、それまでのリハーサルのインデックスデータを使用できません。
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3. 現在のリハーサル中に、前のリハーサルのインデックスデータフォルダをコピーして、適切な場所に貼り付けます。
a. Windchill を中止します。
b. 設定されているコレクションのとおりに、インデックスデータディレクトリをコピーします。
データディレクトリパスについては、Index Search Server の wt.index.server.datadir プロパティの値を参照してください。
c. 現在のリハーサルサーバーのファイルシステムに、ディレクトリを貼り付けます。
4. IndexStatus テーブルを、アップグレードしたリハーサル Windchill ターゲットデータベースにインポートします。
5. 次の SQL コマンドを実行します。
update IndexStatus set modifyStampA2='BIT_START_DATE', createStampA2='BIT_START_DATE'; commit;
ここで、BIT_START_DATE は、バルクインデックスツールを実行した最新リハーサルのスナップショットの日付です。
6. バルクインデックスツールを実行して、本番システムのスナップショットの作成以降に修正されたデータを取得し、アップグレードしたリハーサルシステムを再インデックシングします。以下のステップを実行することによって実現します。
a. Windchill ソリューションを起動します。
b. Windchill シェルを開きます。
c. windchill wt.index.BulkIndexTool を実行します。
d. バルクインデックスツールにログインします。
e. オブジェクトのバルクインデックシングリストを削除します。
f. バルクインデックシングプロセスを開始します。
Windchill Index Search またはバルクインデックスツールのインストールについては、Windchill Installation and Configuration Guide を参照してください。
7. IndexStatus テーブルを、アップグレードしたリハーサル Windchill ターゲットデータベースからエクスポートして保存します。このテーブルには、必要な再インデックシング情報がすべて含まれています。
8. wblib に関連するインデックスデータフォルダをコピーし、保存します。
データディレクトリパスについては、Index Search Server の wt.index.server.datadir プロパティの値を参照してください。
本番アップグレードの手順
本番アップグレードで、次の手順を実行します。
1. Windchill の「ポリシー管理」ユーティリティでインデックシングポリシー規則の中に設定されたコレクション名が、Solr データフォルダ内のものと同じであることを確認します (両方が "wblib" であることが必要)。
以下の手順を実行します。
a. サイト管理者として Windchill にログインします。
b. > > に移動します。
c. インデックシングポリシーを定義する適切なドメインルートのドメイン名をクリックします。
d. 「インデックシング規則」タブに移動し、既存の規則を編集します。
e. 「選択したコレクション」ウィンドウから既存のコレクションを除去し、インデックシングポリシーに応じて「使用可能なコレクション」から必要なコレクションを追加します。複数のコレクション (コア) の設定については、Windchill Customization Guide を参照してください。
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ポリシー規則に変更がある場合は、それまでのリハーサルのインデックスデータを使用できません。
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2. 現在の本番アップグレード中に、前のリハーサルのインデックスデータフォルダをコピーして、適切な場所に貼り付けます。
a. Windchill を停止します。
b. 設定されているコレクションのとおりに、インデックスデータディレクトリをコピーします。
データディレクトリパスについては、Index Search Server の wt.index.server.datadir プロパティの値を参照してください。
c. 現在のサーバーのファイルシステムに、ディレクトリを貼り付けます。
3. IndexStatus テーブルを、アップグレードした本番 Windchill ターゲットデータベースにインポートします。
4. 次の SQL コマンドを実行します。
update IndexStatus set modifyStampA2='BIT_START_DATE', createStampA2='BIT_START_DATE'; commit;
ここで、BIT_START_DATE は、バルクインデックスツールを実行した最新リハーサルのスナップショットの日付です。
5. バルクインデックスツールを実行して、本番システムのスナップショットの作成以降に修正されたデータを取得し、アップグレードした本番システムを再インデックシングします。以下のステップを実行することによって実現します。
a. Windchill ソリューションを起動します。
b. Windchill シェルを開きます。
c. windchill wt.index.BulkIndexTool を実行します。
d. バルクインデックスツールにログインします。
e. オブジェクトのバルクインデックシングリストを削除します。
f. バルクインデックシングプロセスを開始します。
Windchill Index Search またはバルクインデックスツールのインストールについては、Windchill Installation and Configuration Guide を参照してください。
Windchill PartsLink と分類構造
ユーティリティを実行し、本番システムのスナップショットの作成以降に修正されたデータを取得することによって、アップグレードした本番システム上で分類構造を再インデックシングします。
• windchill com.ptc.windchill.csm.struct.UpdateClassificationStructure -u adminUsername -p adminPassword -v