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Windchill ヘルプセンターの設定
Windchill 12.0.1.0 以降、Windchill はデフォルトで PTC サポートサイトのヘルプセンターページでホストされているオンライン Windchill ヘルプセンター (WHC) を参照します。つまり、アプリケーションからヘルプが呼び出されると、Windchill ユーザーは外部サイト (この場合は PTC サポート) に直接移動します。
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セキュリティ上の理由から、Windchill のインストールでは Windchill ヘルプセンター URL は HTTPS で構成されており、手動設定の場合も HTTPS 接続を使用することをお勧めします。
ローカル Windchill ヘルプセンターをインストールし、ローカルヘルプセンターを参照するようにアプリケーションを設定できます。Windchill コードベースディレクトリにある wt.properties ファイルのプロパティ wt.whc.url を設定することで、アプリケーションの参照先としてオンラインヘルプセンターまたはローカルヘルプセンターを指定できます。
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Windchill 管理者は、既存のファイアウォール構成で PTC サポートサイトへのアクセスが可能であることを確認する必要があります。
以下の表に、Windchill インスタンスをインストールまたはアップデートする際にヘルプセンターの URL を指定するときのシナリオと手順を示します。
Windchill インストールのタイプ
WHC のオプション
手順
新規 Windchill インストールでの WHC オプションの設定
ローカル WHC を参照
1. 環境変数 PSI_ENABLE_WHC=1 を設定します。
2. PSI を実行して WHC をインストールします。
ローカル WHC に設定した場合、このプロパティは wt.whc.url ="$(wt.server.codebase)-WHC" に設定されます。
オンライン WHC を参照
PSI を実行してインストールを完了します。デフォルトではオンライン WHC が参照されます。
オンライン WHC に設定した場合、このプロパティは wt.whc.url=https://support.ptc.com/help/wnc/r12.0.1.0/ などに設定されます。
既存の Windchill インストールでの WHC オプションの更新
オンライン WHC (デフォルト) からローカル WHC に切り替え
1. 環境変数 PSI_ENABLE_WHC=1 を設定します。
2. PSI を実行して WHC をインストールします。
ローカル WHC に設定した場合、このプロパティは wt.whc.url ="$(wt.server.codebase)-WHC" に設定されます。
ローカル WHC からオンライン WHC に切り替え
プロパティ wt.whc.url を設定して適切なバージョンのオンライン WHC の URL を追加し、xconfmanager ユーティリティを使用して変更内容をプロパティファイルに適用します。
Windchill シェルから 12.0.1.0 の WHC を設定するときに実行するコマンドの例:
xconfmanager -s wt.whc.url=https://support.ptc.com/help/wnc/r12.0.1.0/ -t codebase/wt.properties -p
Windchill の既存のインストールがアップデートされた場合の WHC オプションの更新 (Windchill 12.0.0.0 から Windchill 12.0.1.0 にアップデートされた場合など)
既存のオンライン WHC からアップデートされたバージョンのオンライン WHC へ
アップデートプロセス中に、適切なバージョンのオンライン WHC を参照するようにプロパティ wt.whc.url が自動的に更新されます。
これは Windchill 12.0.1.0 から Windchill 12.0.2.0 などにアップデートされた場合に適用されます。
既存のローカル WHC からアップデートされたバージョンのローカル WHC へ
1. 環境変数 PSI_ENABLE_WHC=1 を設定します。
2. PSI を実行してインストールをアップデートします。
既存のオンライン WHC からアップデートされたバージョンのローカル WHC へ
1. 環境変数 PSI_ENABLE_WHC=1 を設定します。
2. PSI を実行して WHC をインストールします。
これは Windchill 12.0.1.0 から Windchill 12.0.2.0 などにアップデートされた場合に適用されます。
既存のローカル WHC からアップデートされたバージョンのオンライン WHC へ
アップデートプロセス中に、適切なバージョンのオンライン WHC を参照するようにプロパティ wt.whc.url が自動的に更新されます。
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Windchill 12.0.0.0 から Windchill 12.0.1.0 などに、既存のインストールをアップデートした場合、以下のようになります。
アップデートプロセス中に、Windchill 12.0.0.0 でのローカル WHC への参照が Windchill 12.0.1.0 ではデフォルトでオンライン WHC に変わります。ただし、このアップデートされたインスタンスでは、Windchill バージョンとして、Windchill 12.0.0.0 のインストールアセンブリであるバージョン 12.0.0.0 の WHC が表示されます。Windchill 12.0.1.0 以降ではオンライン WHC がデフォルトで参照され、PTC.com に移動して、インストールされている Windchill リリースの最新の WHC のヘルプコンテンツにアクセスして表示されるので、この WHC のバージョンは無視して構いません。
アップデートされた Windchill 12.0.1.0 にローカル WHC をインストールするよう選択した場合、Windchill バージョンがアップデートされて Windchill バージョンの WHC CD が表示されます。
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