サーバーホスト名のプロパティ
各 RMI スタブには、サーバーホスト名が含まれます。
スタブオブジェクト内にシリアライズされた値は、RMI サーバーの java.rmi.server.hostname プロパティによって制御されます。このプロパティは wt.properties のプロパティを実行するサーバーの完全修飾ホスト名を指定し、デフォルトでコードに設定されています。通常、このプロパティの値は設定不要です。この値は、クラスタ内のノード間の直接通信、JMX の通信、その他の内部通信で使用されます。
Windchill インスタンスに接続するために使用するホスト名は、wt.rmi.server.hostname プロパティ (インストール時の初期設定では Web サーバーの DNS ホスト名の値) に格納されています。このホスト名は、JMX クライアント以外のすべてのクライアントで使用されます。単体システムでは、インストール時に指定した Web サーバーの DNS ホスト名が wt.rmi.server.hostname プロパティに適切な論理ホスト名 (シンボリック名) を提供します。クラスタ構成では、インストール時に設定した値の更新が必要な場合があります。単純なクラスタでは、この値がクラスタのエイリアスに設定されていることを確認します。クラスタの前でリバースプロキシを使用している場合、プロパティ値がリバースプロキシのホスト名に設定されていることを確認します。分割 Web サーバー構成では、プロパティ値を Web サーバーのホスト名に設定します。
クラスタ環境の詳細については、クラスタ環境のインストールおよび設定を参照してください。
xconfmanager ユーティリティを使用して、wt.rmi.server.hostname をすべてのクライアントがサーバーアドレスに解決できるシンボリック名に設定します。Windchill サーバーホスト名のエイリアスを使用する場合、そのエイリアスからはローカスサーバーが特定されません (IP 負荷分散サーバークラスタのエイリアスなど)。この名前は、ループバックアドレス 127.0.0.1 にローカルに解決される必要があります。これは、RMI スタブに追加できるホスト名は 1 つだけであり、その名前がすべてのクライアント (ローカルとリモートの両方) で使用されるためです。ただし、サーバーマネージャとメソッドサーバー間のローカル通信の一部は、ローカルであり続ける必要があります。上記で推奨したように、実際のホスト名を使用するのではなく独自のホスト名エイリアスをシステムに与えれば、このエイリアスに対する (/etc/hosts ファイル内の) ローカル名の解決を安全にオーバーライドできます。
必要に応じて、Windchill の wt.properties ファイルで java.rmi.server.hostname と wt.rmi.server.hostname の両方のプロパティを設定します。Windchill サーバーでは、このファイルの値を Java システムプロパティとして使用します。
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