コンフィギュレーションプロパティ
デフォルトでは、RMI システムは、RMI サーバーに対して使用可能なポート番号をランダムに選択します。そのために、直接 RMI 接続を許可するようにファイヤウォールを設定することはできません。着信接続を受け入れるポート番号は、コンフィギュレーションプロパティで制御します。
Windchill クライアントは、まずサーバーマネージャに接続します。サーバーマネージャはサービス実装のブローカーとして機能します。Windchill システムでは、サーバーホストごとにサーバーマネージャを 1 つだけ使用します。そのポート番号は wt.properties の wt.manager.port プロパティで制御します。各サーバーホストは複数のメソッドサーバーを実行できます。したがって、それらのポート番号は範囲として設定し、wt.method.minPort プロパティおよび wt.method.maxPort プロパティで制御します。デフォルトのポートは以下のとおりです。
• wt.manager.port=5002
• wt.method.minPort=5003
• wt.method.maxPort=5011
Windchill では、シリアル化フィルタに基づいて Java パターンを使用できます。このフィルタを使用すると、許容可能なクラスと却下可能なクラスを指定できます。このフィルタのクラスパターンは、プロパティ
wt.manager.serialFilter で指定しなければなりません。複数のクラスを指定するには、セミコロンを使用します。パターンベースのフィルタ構文の詳細については、
Oracle Java Documentation を参照してください。
Windchill には、このフィルタのデフォルトのクラスリストが用意されています。Windchill のカスタマイズにより、このプロパティを更新して、安全なクラスのみが Windchill で逆シリアル化されるようにしなければならない場合があります。
これらのデフォルトを変更するには、xconfmanager ユーティリティを使用して各プロパティを別の値に設定します。
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RMI 関連の安全なコンフィギュレーションのガイダンスについては、 「ファイアウォール」を参照してください。
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