XML フォーマットの検証
データファイルをレガシーシステムから抽出し、XML に変換したら、このデータファイルを Windchill システムに読み込む前に検証することが重要です。XMLSPY などの DTD の検証を実行する XML エディタを使用して、standardX20.dtd に対するデータの検証を実行できます。
csvmapfile.dtd ファイルは <Windchill>\codebase\registry\ixb\dtds\standardX20.dtd にあります。
csvmapfile.dtd は完全な DTD ではありません。検証には、<Windchill>\loadXMLFiles で standardX20.dtd を使用する必要があります。
UpdateEditDTDUtility を実行して、standardX20.dtd が最新バージョンであることを確認してください。詳細については、セクション「UpdateEditDTDUtility について」を参照してください。
XML データファイルに以下の行が存在することを確認してください。
<!DOCTYPE NmLoader SYSTEM "standardX20.dtd">
実行時の適切な DTD の選択
DTD は、LoadFromFile および LoadFileSet ユーティリティの実行時に使用できます。DTD の詳細なリストについては、インストールした Windchill を確認してください。以下の DTD は <Windchill>\codebase\registry\ixb\dtds\standardX20.dtd にあります。
csvmapfile.dtd - CSV フォーマットから変換されたデータ、およびコンテナ用定義などの基本的な定義について記述
netmarkets.dtd - Windchill ProjectLink の定義を提供
pdmlink.dtd - Windchill PDMLink の定義を提供
coreobjects.dtd - インポートおよびエクスポート用の DTD
search.dtd - 保存されたサーチのインポートおよびエクスポート用の DTD
logiccomponent.dtd - コンフィギュレーション可能部品のコンフィギュレーションロジックを定義
実行時に、これらの DTD は 1 つの DTD ファイルに統合されます。XML データファイルに DTD を指定するには、以下の行を追加します。
<!DOCTYPE NmLoader SYSTEM "standardX20.dtd">
* 
内部では、読み込みフレームワークによって、<Windchill>\codebase\registry\ixb\dtds\standardX20.dtd ディレクトリが検索され、すべての DTD ファイルを組み合わせた DTD がこのフォルダに作成されます。このフォルダにはバックアップファイルを保存しないでください。バックアップはすべて別の場所に配置する必要があります。
実行時 DTD と同期している検証用 DTD を取得するには、以下のコマンドを実行します。
windchill wt.load.util.UpdateEditDTDUtility
UpdateEditDTDUtility について
実行時 DTD と同期している検証用 DTD を取得するには、UpdateEditDTDUtility を実行します。このユーティリティは変更内容を以下のファイルに適用します。
<Windchill>\loadXMLFiles\standard<現在の Windchill リリース>.dtd
親子関係
java wt.load.util.UpdateEditDTDUtility <モード>_<Windchill>_<DTD 名>_<DTD の場所><verbose>
ここで、
<モード> - このパラメータのデフォルト値は USER です。
<Windchill> - Windchill ホームインストールパス。
<DTD 名> - standardX20.dtd など、更新する必要がある DTD の名前。
<DTD の場所> - DTD が存在しているか、存在していない場合は作成されるディレクトリの場所。
<verbose> は、ユーティリティがデバッグモードで実行されることを示します。
* 
すべての引数はオプションですが、引数を指定する場合、その順序は保持される必要があります。
ユーティリティでは <DTD 名> と <DTD の場所> の両方のユーザー入力を受け入れます。このモードでは、以前のリリースの DTD 更新も可能ですが、デフォルトでは現在のリリースの DTD が更新されます。<DTD 名> および <DTD の場所> パラメータに入力しないと、これらの値は com.ptc.netmarkets.ixb.dtdName および com.ptc.netmarkets.ixb.dtdLocation プロパティを使用して wt.properties から取得されます。これらの値が指定されていない場合は、デフォルトが適用されます。
com.ptc.netmarkets.ixb.dtdName のデフォルト値は <現在のリリース>dtd です。
com.ptc.netmarkets.ixb.dtdLocation のデフォルト値は <Windchill>/load XMLFiles です。
これらのプロパティは wt.properties で指定できます。
ほかに以下の機能があります。
ユーティリティは既存の DTD をバックアップし、新しく更新された DTD を作成します。
dtd_location が存在しない場合、作成されます。
パラメータを指定しない場合、使用方法は以下のようになります。この場合、すべてのパラメータにデフォルト値が適用されます。
java wt.load.util.UpdateEditDTDUTILITY
以下の例ではデフォルト値を使用しています。
com.ptcnetmarkets.ixb.dtdName=standardX20dtd の場合、<Windchill>/codebase/registry/ixb/dtds/standardX20.dtd にあるすべての DTD のコンテンツが集約され、com.ptcnetmarkets.ixb.dtdLocation=<Windchill>\loadXMLFiles で指定した場所にある standardX20.dtd にコピーされます。
* 
このユーティリティは以下のディレクトリにある DTD に対してのみ使用できます。
<Windchill>/codebase/registry/ixb/dtds
XMLSpy を使用したデータファイルの検証
XMLSpy を使用すると、XML データを整然とした形式で表示したり入力できます。データは標準のテキスト形式、グリッドエントリ、またはブラウザモードで表示できます。下のイメージは、テーブルフォーマット (グリッドモード) のユーザーロードファイルを示しています。ここにデータを直接入力できます。
XML ロードファイルの適切なフォーマットの検証
1. XMLSpy で XML ファイルを開き、「Assign DTD」オプションを使用して DTD を割り当てます。
2. 「Browse」をクリックし、適切な DTD を探して選択します。
3. 「OK」をクリックして DTD を割り当てます。
外部の DTD がすでに割り当てられていることを示す警告が表示されます。
4. 「OK」をクリックして続行します。
検証が下部の表示枠に表示されます。
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