Experience Service のインストールおよび設定
  
Experience Service のインストールおよび設定
Experience Service は次のコンポーネントで構成されます。
コンポーネント
説明
コンテンツ配信サービス (CDS)
CDS はエクスペリエンスのコンテンツをパブリッシュ、取得、更新、削除する API を提供することにより、エクスペリエンスのコンテンツを管理します。ユーザーがコンテンツに対して実行する操作を制御するために使用できるアクセス制御機能を提供します。
ID 解決サービス (IRS)
IRS は Thing の ID と、CDS によって管理されるコンテンツとのリンクに使用されるマッピングを管理します。マッピングはエクスペリエンスと Thing の関連付けに使用されます。マッピングによって識別子からエクスペリエンスに直接リンクできます。また、複数の識別子を関連付けるマッピングのチェーンを作成すると、エクスペリエンスに最終的にリンクできます。特定の識別子に関連付けられているエクスペリエンスのセットがクエリーされた場合、IRS はリンクのチェーンを含めてすべてのリンクに移動し、その識別子に関連付けられているすべてのエクスペリエンスを検索します。
ThingWorx の統合
Experience ServiceThingWorx Core サーバーのユーザーとグループの管理機能を使用して認証と許可を実行します。Experience ServiceThingWorx Core サーバーのプロキシとしても機能します。これらの 2 つの特性により、クライアントは単一の資格証明セットを使用してエクスペリエンスのコンテンツと IoT データの両方にアクセスできます。
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Edge デバイスとマッシュアップを、Experience Service によって提供されるプロキシを使用して ThingWorx サーバーに接続しないようにしてください。代わりに、別のポートやエンタープライズロードバランサー (ELB) などを使用して、ThingWorx 経由で直接アクセスしてください。
Experience Service プロジェクトは 1 つ以上のエクスペリエンスのコンテンツと、エクスペリエンスに関する情報を指定する 1 つのメタデータファイルで構成されます。たとえば、エクスペリエンスのレンダーに必要なデバイス機能や、各エクスペリエンスに関連付けられる識別子が含まれます。
Vuforia Studio などのクライアントがプロジェクトを Experience Service にパブリッシュすると、エクスペリエンスのコンテンツは CDS に保存されます。また、必要なマッピングが IRS に作成され、エクスペリエンスのコンテンツが、プロジェクトのメタデータで指定されている識別子にマッピングされます。
プロジェクトがパブリッシュされた後、Vuforia View などのクライアントは IRS にクエリーすることにより、ThingMark などの特定の識別子に関連付けられているエクスペリエンスを検索できます。エクスペリエンスのリストを受信した後、クライアントは 1 つ以上のエクスペリエンスのコンテンツをダウンロードできます。クライアントがエクスペリエンスをレンダーする場合、エクスペリエンスは ThingWorx プロキシを使用して、エクスペリエンスで表示または修正される IoT データにアクセスします。
動作
Experience Service は、Vuforia StudioVuforia View の両方で使用されます。次のテーブルに、Experience Service の単純なユースケースを示します。
コンポーネント
ユースケース
Vuforia Studio
パブリッシュされたエクスペリエンスは Experience Service に保存されます。
Vuforia View
ThingMark がスキャンされると、Vuforia ViewExperience Service で関連するすべてのエクスペリエンスをサーチします。サーチ結果が返されてエクスペリエンスが選択されると、そのエクスペリエンスが Vuforia View にロードされます。
ThingWorx
Edge デバイスからデータを取得する場合に使用されます。必要に応じて、認証処理を委任することができます。