Experience Service の操作と管理 > Experience Service の管理 > 検出可能性と Experience Service
  
検出可能性と Experience Service
デフォルトでは、Vuforia ViewThingMark をスキャンする際に、Global Experience Index (GXI) がクエリーされ、その ThingMark と関連付けられているエクスペリエンスが検索されます。GXI の詳細については、コアコンポーネントと概念を参照してください。
この場合、Vuforia View に表示されるエクスペリエンスのリストには、検出可能な Experience Service のエクスペリエンスのみが表示されます。
Experience Service を検出可能にするには、Global Experience Index (GXI) に登録する必要があります。検出可能にすることで、エクスペリエンスのコンテンツに認証なしでアクセスできるわけではありません。検出されたエクスペリエンスをユーザーが選択すると、そのエクスペリエンスへのアクセス方法の設定に応じて、認証を求めるプロンプトが表示される場合があります。アクセス制御の詳細については、ユーザー管理とアクセス制御を参照してください。
以下のセクションでは、ご使用の Experience Service を検出可能または検出不可能に設定する方法について説明します。
検出可能な Experience Service の設定
上記で説明したように、Experience Service を検出可能にするには、GXI に登録する必要があります。Experience Service を GXI に登録する方法の詳細については、GXI での Experience Service の登録を参照してください。
Experience Service を GXI に登録すると、一意のドメイン ID が割り当てられます。Experience Service によってホストされているエクスペリエンスの検索を GXI に要求する ThingMark は、このドメイン ID によって特定されます。たとえば、es.example.com ホストで実行されている Experience Service がドメイン ID 1234 に割り当てられているとします。Vuforia ViewThingMark でドメイン 1234 (1234:78 など) をスキャンすると、GXI は es.example.com ホストで実行されている Experience Service にクエリーして、ThingMark 1234:78 に関連付けられているエクスペリエンスのリストを取得します。
Experience Service を GXI に登録する場合は、PTC までお問い合わせください。
Experience Service を GXI に登録するだけでは、Experience Service を検出可能にすることはできません。GXI に登録することに加えて、Experience Service へのアクセスに使用する URL を次のように設定する必要があります。
パブリックインターネットからアクセスできるようにする
承認された証明書を使用して、セキュリティで保護された HTTPS プロトコルを使用するようにする
* 
これは、セキュリティで保護された HTTPS プロトコルを使用して、Experience Service をパブリックインターネットから直接アクセスできるようにする必要があるということではありません。代わりに、Experience Service をプロキシの背後にデプロイできます。この場合、プロキシはセキュリティで保護された HTTPS プロトコルを使用し、パブリックインターネットから直接アクセスできる必要があります。
検出不可能な Experience Service の設定
新しくインストールされた Experience Service は、デフォルトで GXI に登録されず、検出することはできません。この場合、Vuforia View はその Experience Service でホストされているエクスペリエンスにのみアクセスできます。ただし、その Experience Service にエクスペリエンスを直接クエリーできるように設定されている必要があります。エクスペリエンスの Experience Service を直接クエリーするように Vuforia View を設定するには、次のいずれかの操作を行います。
「ThingWorx Experience Service」Vuforia Viewの設定を、Experience Service のベース URL (例: https://es.example.com) と同じになるように設定します。
Vuforia View を使用して、Vuforia Studio で QR をスキャンします。QR コードを検索するには、「プロジェクト」枠で「コンフィギュレーション」 > 「情報」に移動します。
このプロパティを設定することに加えて、Vuforia ViewExperience Service に接続できるようにする必要があります。つまり、Experience Service にパブリックインターネットからアクセスできるか、Experience Service が実行されているインターネットネットワークに Vuforia View を接続する必要があります。
開発、テスト、および製品のデプロイメント
必要に応じて、運用環境サーバーは検出可能にすることも、フェデレーションすることもできます。開発およびテストのデプロイメントは、検出可能にしたり、フェデレーションしたりしないようにすることをお勧めします。開発システムやテストシステムが検出されないようにすることで、これらのシステムを会社のファイアウォールの背後に配置し、運用環境で使用する ThingMark と同一の ThingMark を、開発時やテストの実行時に使用できます。
開発システムやテストシステムをフェデレーションされないように設定すると、開発やテストのアクティビティを実行する際、運用環境のエクスペリエンスが検出されないので、非運用環境のエクスペリエンスとの混同を防ぐことができます。