マッシュアップパラメータの設定
マッシュアップのパラメータを作成および設定できます。これらのパラメータはバインド可能なソースとターゲットであり、Parameter Value Changed イベントが適用されます。以下のフィールドを使用してマッシュアップパラメータを設定できます。
• 「名前」: パラメータの名前。
• 「ベースタイプ」:
フィールド定義のベースタイプ
ベースタイプ | 説明 |
---|
BOOLEAN | 値 true または false。 |
DASHBOARDNAME | ダッシュボードの名前。 |
DATASHAPENAME | モデル内のデータシェイプへの参照。このため、特別な処理があります。 |
DATETIME | 書式設定に従った日付と時刻。 |
HTML | 一部の HTML コンテンツ。 |
HYPERLINK | 標準 URL (www.thingworx.com など)。 |
IMAGE | イメージとしてレンダー可能なバイナリデータ。 |
IMAGELINK | イメージへの URL リンク。 |
INFOTABLE | ThingWorx におけるデータの標準的な表現。SQL 結果セットとほぼ同じです。インフォテーブルの構築、消費、解析用に多数の組み込みサービスが用意されています。 |
INTEGER | 小数部なしで書き込み可能な数値。 |
JSON | JavaScript Object Notation 文字列。 | ThingWorx 8.4.0 以上のバージョン用。 |
|
LOCATION | 標準世界測地系 (WGS) 84 座標。[緯度, 経度], 標高として表されます。 |
LONG | INTEGER ベースタイプより長い範囲の入力が必要な場合、LONG タイプを使用する必要があります。 |
MASHUPNAME | ThingWorx マッシュアップへの参照。このため、特別な処理があります。 |
NOTHING | 何も含まれていません (空)。 |
NUMBER | 数値。 |
PASSWORD | |
QUERY | "フィルタ" の配列を含む JSON オブジェクト。各フィルタに "value"、"type"、"fieldname" が含まれている必要があります。 |
SCHEDULE | cron ベースのスケジュール (Schedule Editor を使用して設定)。 |
STRING | 任意の数の英数字。 |
STYLETHEMENAME | スタイルテーマへの参照。このため、特別な処理があります。 |
TAGS | ThingWorx タグの値。 |
TEXT | 任意の数の英数字。STRING との違いとして、TEXT にはインデックスが付きます。 |
THINGNAME | Thing への参照。このため、特別な処理があります。 |
THINGSHAPENAME | モデル内の Thing Shape への参照。このため、特別な処理があります。 |
THINGTEMPLATENAME | Thing Template の名前。 |
TIMESPAN | TimeSpan オブジェクトは、正または負の日数、時間、分、秒の数値として測定される時間間隔 (継続時間または経過時間) を表します。 |
USERNAME | システムで定義されている ThingWorx ユーザーへの参照。 |
XML | XML スニペットまたは XML ドキュメント。 |
• 「バインド方向」: ソース、ターゲット、またはその両方。
• 「ツールヒント」: マウスポインタを合わせたときにツールヒントとしてマッシュアップパラメータに追加されるテキスト。
• 「To Do を表示」: 選択した場合、組み込みマッシュアップのパラメータを設定する追加のステップが必要であることが通知されます。
• 「削除」: マッシュアップパラメータを除去します。
• 「カスタムコンフィギュレーションフォームを追加」: マッシュアップをカスタムコンフィギュレーションとして追加します。
ThingWorx 8.4.X 以上のバージョンでの機能強化
マッシュアップパラメータの設定に関連する以下の機能が強化されました。
• ベースタイプを JSON タイプに設定できます。
この機能により、上級開発者がより柔軟に作業を行えるようになります。JSON の入力が可能な JSON エディタが提供されます。
• データシェイプを割り当てることなく、インフォテーブルタイプをパラメータに指定できます。
ThingWorx 8.3.X 以前のバージョンではデータシェイプは必須です。8.4.X 以上のバージョンでは、これは必須ではなくなったので、より柔軟になりました。これにより、マッシュアップに異なる複数のデータシェイプを提供できます。
• パラメータのバインド方向 "←" (ソース)、"→" (ターゲット)、"↔" (両方) を制御できます。
8.3.X 以前のバージョンでは、このパラメータは常に "両方" 方向に設定されるので、マッシュアップが組み込まれている場合、そのパラメータに対して何をすべきかがはっきりしませんでした。新しいバージョンでは、バインド方向を制御できます。
• パラメータごとに、"ToDO" パネルに "To Do" 指示を追加できます。
このため、組み込みマッシュアップウィジェットに含まれている場合、このパラメータを渡すことを勧めるヒントが "To-Do" パネルに表示されます。
マッシュアップを組み込みマッシュアップウィジェットにドラッグすると、組み込みマッシュアップウィジェットのプロパティパネルでこれらのパラメータが使用可能になり、以下の機能を使用できます。
• 組み込みマッシュアップウィジェットに JSON 文字列を送信できます。JSON の入力が可能な JSON エディタが提供されます。
• 定義済みのデータシェイプなしで組み込みマッシュアップパラメータにインフォテーブルを送信できます。ThingWorx 8.3.X 以前のバージョンではデータシェイプは必須です。8.4.X 以上のバージョンでは、これは必須ではありません。
• 組み込みマッシュアップのパラメータのバインド方向 "←" (ソース)、"→" (ターゲット)、"↔" (両方) を簡単に把握できます。8.3.X 以前のバージョンでは、このパラメータは常に "両方" 方向に設定されています。
• パラメータごとに、"ToDO" パネルに "To Do" 指示が表示されます。
たとえば、図に示す以下のパラメータがあるとします。
組み込みマッシュアップウィジェットでは以下のような結果が予想されます。