Windchill トリガー
Windchill トリガーは、Windchill で発生するイベントを購読するときに使用します。
前提条件
セキュリティのため、Windchill Webhook URL をホワイトリストに追加する必要があります。それには、以下の手順に従います。
1. <ThingWorx Flow のインストールフォルダ>\modules\trigger\deploymentConfig.json ファイルから、DOMAIN プロパティの値をコピーします。これはベースの Webhook URL です。
2. Windchill の「ユーティリティ」 > 「プリファレンス管理」で、この値を「Webhook」 > 「発信 Webhook URL」に貼り付けます。
以下のサポートされている Windchill バージョンのいずれかを使用していることを確認します。
Windchill PDMLink 11.1 M020-CPS01 以降
Windchill PDMLink 11.1 M010-CPS05 以降
Windchill PDMLink 11.0 M030-CPS14 以降
Windchill トリガーの使用
このトリガーをワークフローで使用するには、Windchill トリガーに新規イベントを作成してから、フローに接続します。新規イベントを作成するには、次の手順に従います。
1. 開始アイコン にマウスポインタを合わせて をクリックするか、 をダブルクリックします。トリガーのリストが表示されます。
2. 「Windchill」トリガーを選択します。「Windchill」トリガーコンフィギュレーションウィンドウが開きます。
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トリガーがすでに作成されている場合、既存のトリガーを選択し、「保存」をクリックします。
新規トリガーを作成するには、「Create a new event for Windchill」をクリックし、以降のステップに進みます。
3. 必要に応じて、トリガーラベルを編集します。
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ラベルでは大文字と小文字が区別されます。空白、一部の特殊文字、先頭の数字を使用することはできません。
4. 接続を追加するには、「Windchill コネクタ」のトピックの 接続の追加のセクションを参照してください。デフォルト値は「基本」です。
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Windchill 接続を事前に追加している場合、リストから接続を選択します。
5. リストから「エンティティタイプ」を選択するか、PTC.domainName.entity というフォーマットでエンティティタイプを指定します (例: PTC.ProdMgmt.Part)。
6. 「イベント」フィールドで、リストからイベント名を選択するかイベント ID を入力します。Windchill 購読サービスからイベントのリストが動的に表示されます。「イベント」フィールドの値が「ライフサイクル状態」に設定されている場合、「ライフサイクル状態」フィールドでその値を指定します。
7. 「購読を設定」フィールドで、リストからオプションを選択します。入力フォームは選択されているオプションに基づいて変わります。
「特定の Windchill エンティティ」 - 特定の Windchill エンティティを購読するには、以下の詳細を入力します。
「名前」 - 特定の Windchill エンティティの名前。
「番号」 - 特定の Windchill エンティティの番号。
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名前または番号のいずれかを指定するか、名前と番号の両方を指定します。
「すべてのバージョンを購読」 - すべてのバージョンを購読するには「真」を選択し、そうでない場合は「偽」を選択します。
「コンテナ」 - コンテナ上のイベントを購読するには、OR:Type:ID などの Windchill OID フォーマットでエンティティコンテナの詳細を入力します。ここで、Type は Windchill エンティティタイプの内部名です (例: OR:wt.pdmlink.PDMLinkProduct:142471)
「購読を設定」コンテナが選択されている場合、コンテナ内の指定されているエンティティタイプの任意のエンティティで指定されているイベントが発生した場合に、イベントがトリガーされます。たとえば、エンティティタイプが部品であり、イベントがチェックインまたはチェックアウトで、コンテナの値が GOLF_CART として指定されている場合、コンテナ GOLF_CART に存在するいずれかの部品でチェックインまたはチェックアウト操作が行われた場合にイベントがトリガーされます。コンテナの値を検索によって選択するか、コンテナ ID (OR:wt.pdmlink.PDMLinkProduct:142471) を指定する必要があります。
8. イベントの購読を選択した日付までに制限するには、 をクリックして「有効期限」を設定します。有効期限を設定しなかった場合、イベントの購読は無期限になります。
9. 「ライフサイクル状態」を選択します。このフィールドの値は、「イベント」「ライフサイクル状態」の場合にのみ適用されます。その他のイベントの購読では、このフィールドに指定した値は無視されます。
10. 「カスタムフィルタ」セクションで、「追加」をクリックし、次の詳細を入力します。
「入力」
「期待」 - 予期される出力。
「条件」 - フィルタに適用する条件 (指定値と等しい、指定値より大きい、指定値より小さい、指定値を含む、指定値を含まない、一致など)。
複数のカスタムフィルタ基準を設定するには、「追加」をクリックします。
カスタムフィルタの詳細については、 カスタムフィルタの追加のトピックを参照してください。
11. 「保存」をクリックします。