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ThingWorx コンフィギュレーションのリソース
ThingWorxStorage フォルダの場所の修正
ThingWorx では、保存場所として 2 つの最上位ディレクトリフォルダを使用します。ThingworxStorage にはすべてのアクティブな情報 (データ、ログ、拡張機能など)、ThingworxBackupStorage にはすべてのバックアップ情報が格納されます。デフォルトでは、ThingWorx によってルートディレクトリにこれらのフォルダが作成されます。
Microsoft Windows では、ルートディレクトリは <ドライブ>:\\ です。<ドライブ> は Tomcat がインストールされているドライブです。
Microsoft Windows 以外のシステムでは、ルートディレクトリは / です。
ThingworxStorage フォルダの場所は、Tomcat を開始する前にカスタマイズします。Tomcat が停止していない状態で ThingworxStorage の場所を変更した場合、この場所を変更した後で Tomcat を再起動します。
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ThingWorxStorage のカスタムの場所の指定
ファイルシステムでの ThingWorxStorage の場所を修正するには、保存場所を指定する JSON コンフィギュレーションファイルの場所を指示します。次のいずれかの方法で設定できます。
1. ThingworxPlatform という名前のルートディレクトリを作成します。
Microsoft Windows では、これは <ドライブ>: \\ThingworxPlatform です。ここで、<ドライブ> は Tomcat がインストールされているドライブです。
Microsoft Windows 以外では、これは /ThingworxPlatform です。
または
2. (ユーザーではなく) システム変数として、環境変数を定義します。環境変数はパスのみです。platform-settings.json は含めないでください。
%THINGWORX_PLATFORM_SETTINGS% (Microsoft Windows)
JSON コンフィギュレーションファイルの場所を示す $THINGWORX_PLATFORM_SETTINGS (Microsoft Windows 以外)
* 
Ubuntu では、/etc/environment にシステム全体の環境変数を定義することが推奨されています。このファイルで、THINGWORX_PLATFORM_SETTINGS 変数を定義し、エクスポートする必要があります。例: export THINGWORX_PLATFORM_SETTINGS=/usr/share/tomcatx/x.x.xx/conf (ここで、x は使用している Tomcat のバージョン)。
3. RHEL の場合のみ、Tomcat サービスがアクセス可能な場所 (tomcat.service ファイルや起動スクリプトなど) で THINGWORX_PLATFORM_SETTINGS 変数を定義します。
* 
システムサービスは、呼び出し元のユーザーやそのセッションからコンテキスト (環境変数 HOME や PATH など) を継承しません。各サービスはクリーンな実行コンテキストで実行します。
フォーマットの例
JSON コンフィギュレーションファイルの場所を定義した後、上記で指定した場所に platform-settings.json ファイルを作成します。次の例に示すフォーマットを使用して、ThingworxStorage および ThingworxBackupStorage フォルダの場所を修正します。この例では、/ThingworxStorage という名前の 1 つのルートディレクトリにすべてが含まれています。
このファイル内の各設定はオプションです。このファイル内で設定を指定しない場合、ランタイムでハードコード値がデフォルトとして使用されます。
設定
説明
デフォルト
プラットフォームの中核的設定
BackupStorage
バックアップストレージディレクトリが作成/配置されるディレクトリです。
/ThingworxBackupStorage
DatabaseLogRetentionPolicy
データベースのログを維持する日数です。ThingWorx のサポートから指示がないかぎり、これは修正しないでください。
7
EnableBackup
バックアップを有効にするかどうかを制御します。
True
EnableHA
プラットフォームを高可用性 (HA) 環境用に設定するかどうかを制御します。
False
EnableSystemLogging
システムのログを有効にするかどうかを制御します。
* 
ThingWorx サポートから指示された場合にのみ使用します。
False
HTTPRequestHeaderMaxLength
HTTP リクエストヘッダーの値に許容される最大の長さです。
2000
HTTPRequestParameterMaxLength
HTTP リクエストパラメータ値に許容される最大の長さです。
2000
Storage
(バックアップストレージを除く) すべてのストレージディレクトリを作成/配置するディレクトリです。
/ThingworxStorage
HA の設定
高可用性 (HA) 環境コンフィギュレーションに固有の設定。オプションであり、EnableHA の設定 (上記) が false に設定されている場合は無視されます。
CoordinatorConnectionTimeout
プラットフォームの優先度を調整するために、プロセス/サーバーとの接続が確立されるまでに待機する時間 (ミリ秒単位)
15000
CoordinatorHosts
プラットフォームの優先度を調整するプロセスが存在する、サーバー IP アドレスのコンマ区切りリスト (例: "127.0.0.1:2181, 127.0.0.2:2181")。
127.0.0.1:2181
CoordinatorMaxRetries
プラットフォームの優先度を調整するプロセス/サーバーとの接続を確立するための再試行の最大許容数。
3
CoordinatorRetryTimeout
各再試行の待機時間 (ミリ秒単位)。
1000
CoordinatorSessionTimeout
プラットフォームの優先度を調整するプロセス/サーバーからのハートビートを受信せずに、プラットフォームのセッションが待機する時間 (ミリ秒単位)。
60000
LoadBalancerBase64EncodedCredentials
HA ロードバランサーの Base64 エンコードの資格証明 (フォーマットは "<ユーザー>:<パスワード>")。
PersistenceProviderPackageConfigs
データベースオプションによって異なります。
すべての可能な設定については、 永続化プロバイダを参照してください。
Windows 以外のスクリプト例
有効な JSON ファイルに次の内容をコピーする場合、不要なフォーマット文字を貼り付けないようにしてください。

{
"PlatformSettingsConfig": {
"BasicSettings": {
"BackupStorage": "/home/johndoe/Developer/thingworx/platform/backup",
"DatabaseLogRetentionPolicy": 7,
"EnableBackup": true,
"EnableHA": false,
"EnableSystemLogging": false,
"HTTPRequestHeaderMaxLength": 2000,
"HTTPRequestParameterMaxLength": 2000,
"Storage": "/home/johndoe/Developer/thingworx/platform/storage"
},
"HASettings": {
"CoordinatorConnectionTimeout": 15000,
"CoordinatorHosts": "127.0.0.1:2181",
"CoordinatorMaxRetries": 3,
"CoordinatorRetryTimeout": 1000,
"CoordinatorSessionTimeout": 60000,
"LoadBalancerBase64EncodedCredentials": "QWRtbW4pc1RyYXRvajphZG1pbg=="
}
}
}
Windows のスクリプト例
{
"PlatformSettingsConfig": {
"BasicSettings": {
"BackupStorage": "C:\\Users\\John Doe\\Developer\\thingworx\\platform\\backup",
"DatabaseLogRetentionPolicy": 7,
"EnableBackup": true,
"EnableHA": false,
"EnableSystemLogging": false,
"HTTPRequestHeaderMaxLength": 2000,
"HTTPRequestParameterMaxLength": 2000,
"Storage": "C:\\Users\\John Doe\\Developer\\thingworx\\platform\\storage"
},

"HASettings": {
"CoordinatorConnectionTimeout": 15000,
"CoordinatorHosts": "127.0.0.1:2181",
"CoordinatorMaxRetries": 3,
"CoordinatorRetryTimeout": 1000,
"CoordinatorSessionTimeout": 60000,
"LoadBalancerBase64EncodedCredentials": "QWRtbW4pc1RyYXRvajphZG1pbg=="
}
}
}