組織
ThingWorx での組織は、ThingWorx モデル内のエンティティの表示を割り当てるためにユーザーが使用する階層構造です。複数の組織と組織構造に、ThingWorx モデル内の同じ資産の表示を割り当てることができます。
ThingWorx での組織の概念を説明するために、資産の例として自動販売機を取り上げます。飲料会社 A は、ThingWorxVM101 という名前の自動販売機を運営会社 B に貸与しています。運営会社 B は、自動販売機のメンテナンスと在庫管理をサプライヤ C に外部委託しています。運営会社 B は、飲料会社 D からも自動販売機の貸与を受けています。
このシナリオを使用する場合、会社 A、B、および C には VM101 自動販売機の表示が必要で、飲料会社 D には必要ないと考えられます。初期表示を設定した後、アクセスを必要とする企業のみが特定のデータエレメントとサービスにアクセスできるように設定できます。ほかのセキュリティ設定規則が評価される前に、「表示テスト」が常に適用されます。
デフォルトの組織
ThingWorx には、いくつかの定義済みのシステムオブジェクト組織があります。
Everyone 組織 - ThingWorx 内のすべてのユーザーエンティティがデフォルトで含まれている、ユーザーグループがデフォルトで含まれています。
Composer 組織 - ComposerUser ユーザーグループが含まれています。デフォルトでは、Composer 組織は、ユーザーが Composer を使用するために必要な ThingWorx エンティティに対する表示アクセス許可を付与します。Composer 組織は、デフォルトで、以下のエンティティタイプに対する表示アクセス許可を付与します。
InfoTableFunctions
SearchFunctions
RuntimeLocalizationFunctions
CurrentSessionInfo
LicensingSubsystem
詳細については、 ユーザーグループを参照してください。
開発組織 - デフォルトで開発者グループが含まれています。
組織のカスタマイズ
組織の「一般情報」タブの共通オプションに加え、以下のオプションをカスタマイズできます。
オプション
説明
「ログインプロンプト」
組織のログインページに表示するメッセージを入力します。
「ログインイメージ」
ログインページに表示するメディアエンティティを選択します。
「ログインスタイル」
ログインページの色のスタイル定義を指定します。
ログインボタンスタイル
ログインページの「送信」ボタンのスタイル定義を指定します。
「パスワードリセットを許可」
組織のログインページにパスワードをリセットするためのボタンを表示します。このチェックボックスをオンにすると、パスワードをリセットするための追加のオプションが表示されます。
「ホームマッシュアップ」
ユーザーがデスクトップまたはタブレットデバイスを使用して組織にログインする場合に表示するマッシュアップを指定します。
モバイルマッシュアップ
ユーザーが携帯電話デバイスを使用して組織にログインする場合に表示するマッシュアップを指定します。
組織のログインページのルックアンドフィールをカスタマイズできます。組織内のユーザーがパスワードをリセットできるようにするには、「パスワードリセットを許可」チェックボックスをオンにします。これをオンにすると、メールサーバーを設定するための追加のフィールドが表示されます。ログインページの設定の詳細については、 パスワードのリセットおよび 組織のログインページフォームの作成を参照してください。
ユーザーが組織にログインするときに、「ホームマッシュアップ」オプションと「モバイルマッシュアップ」オプションを使用して、ユーザーを特定のホームマッシュアップにリダイレクトできます。
* 
組織にはホームマッシュアップとモバイルマッシュアップに必要なアクセス許可を付与しなければなりません。