統合コネクタ
ThingWorx の統合コネクタにより、PTC 製品とサードパーティ製品からサービスにアクセスする接続が可能になります。このドキュメントでのバックエンド製品またはアプリケーションとは、ThingWorx が統合コネクタを使用して接続しているアプリケーションを指します (Windchill PDMLink など)。
この機能は以下のコンポーネントから成ります。
統合ランタイム: ThingWorx 外で実行されるマイクロサービス。マイクロサービスを開始して ThingWorx 統合サブシステムに登録するには、 統合コネクタの Integration Runtime Service の初期設定を参照してください。複数の統合ランタイムサービスを同時に実行することで、高可用性を実現しながら統合コネクタの処理を大規模に実行できます。
統合サブシステム: ThingWorx に含まれているサブシステムであり、統合ランタイムの可用性と登録済みの統合ランタイムへのリクエストの委任を管理します。
統合コネクタ: バックエンド製品と連携し、それらの製品からオンデマンドでデータを取得し、ThingWorx Composer でデータを公開することで、プラットフォームに構築されたユーザーインタフェースで簡単に使用できるようにする Thing です。
統合コネクタは Thing Template から作成されます。次の Thing Template があります。
SwaggerConnector: Swagger (OpenAPI) 仕様を通じてエンドポイントを提供する、Windchill 以外のバックエンドシステムに接続します (汎用 OpenAPI (Swagger) コネクタ)。SwaggerConnector については、次の点に注意してください。
エンドポイントは Swagger 仕様によって定義されます。Swagger 仕様にはさまざまなタイプの HTTP メソッドのエンドポイントが含まれますが、SwaggerConnector では DELETE、GET、PATCH、POST、および PUT HTTP メソッドのエンドポイントのみが公開されます。POST メソッドでは、現時点では url-encoded-form-data 入力だけがサポートされ、使用可能なエンドポイントに含まれています。たとえば、multi-part/form-data の POST メソッドは使用可能なエンドポイントのリストに含まれません。
SwaggerConnector の SwaggerJSON プロパティでは、設定で指定したサーバーに対し有効な JSON Swagger スキーマを手動で入力できます。このプロパティで定義されている Swagger 仕様は、すべてのマップおよびサービスを生成するために使用されます。この仕様は、統合コネクタ Thing のコンフィギュレーションページで相対 URL が定義されていない場合にのみ使用されます。
WindchillSwaggerConnector: Swagger (OpenAPI) 仕様を通じて使用可能な Windchill REST エンドポイントに接続します これは、Windchill に付属の OpenAPI (Swagger) 仕様を使用する Windchill コネクタです。
詳細については、 Windchill Swagger コネクタの前提条件を参照してください。
ODataConnector: 汎用 OData コネクタ。詳細については、 ODataConnector または SAPODataConnector の使用を参照してください。
SAPODataConnector: SAP OData サービスを使用する SAP NetWeaver コネクタ。詳細については、 ODataConnector または SAPODataConnector の使用を参照してください。
HTTPConnector: カスタム統合コネクタを作成するために使用します。詳細については、 カスタム HTTP コネクタの作成を参照してください。