値ストリーム
ThingWorx 値ストリームは、Thing のプロパティ値に関する時系列情報を提供します。
ストリームの機能を使い慣れたユーザーにとって、ThingWorx のストリームと値ストリームの間にはいくつかの注目すべき相違点があります。大きな違いとしては、データが書き込まれて返される方法が挙げられます。
ストリームは独立したデータストアであり、データに連続してアクセスできます。つまり、1 つの列の値をクエリーすると行全体が返されます。
値ストリームには、関連付けられている Thing のプロパティからのデータが保存されます。つまり、Thing のプロパティデータをクエリーすると、そのプロパティの値のみが返されます。
値ストリームにはこのようにデータが保存されることから、値がまばらにしか存在しないデータテーブルを排除できますが、ストリームではこれが表面化します。値ストリームではこのように、そのデータへのアクセスが Thing 中心であることから、マルチテナント性に関するサポートが組み込まれています。さらに、Thing プロパティデータをその値ストリームに書き込むためのスクリプトは必要ありません。
このような違いにより、ストリームは非 Thing 駆動のモデルで最も役立つのに対し、値ストリームは Thing 駆動のモデルで最も役立ちます。
値ストリームは、値ストリームデータが別の ThingWorx サーバーに書き込まれるフェデレーションのシナリオでも使用できます。詳細については、 フェデレーションのセクションを参照してください。
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