スレッドデータを使用した実行速度が遅いサービスの監視
一連のスナップショットに取り込まれたスレッドレベルのデータをチェックすることで、遅いサービスが特定されてデバッグされます。このセクションでは、スレッドの一般的な問題について説明します。スレッドオペレーションがサービスにどのように関連するかについても説明します。これらのサービスは、ユーザーが実行するか、ThingWorx アプリケーションによってスケジューラ、タイマー、またはその他のイベントを使用して実行されます。
スレッドレベルの分析では、複数のスナップショットをとる必要があります。これらのスナップショットからスレッドアクティビティの経時的変化が分ります。パフォーマンスが低い場合、通常は 5 から 10 個のスレッドを 5 分間キャプチャすることでパフォーマンスの問題を特定できます。
Support Tool ユーティリティは 30 秒ごとにスレッドのスナップショットをとります。この機能を有効にするには、CreateWatchdogFile サービスを使用するか、runstacktrace という名前のファイルをディスク上の Support.Tools リポジトリ内に手動で作成します。スレッドのスナップショットをとった後は、DeleteWatchdogFile サービスを実行するか runstacktrace ファイルを手動で除去することによって、ウォッチドッグファイルを削除します。この機能を実行し続けた場合、数分おきに数 GB のスレッドデータが累積されてディスクの問題が発生します。