ThingWorx Platform はリレーショナルデータベースとして Microsoft SQL Server を使用して展開できます。Microsoft SQL Server にはフェールオーバークラスタと Always On の 2 つのクラスタモードがあり、そのいずれかを選択します。ThingWorx Platform は、(Microsoft からダウンロードした) 正しい JDBC ドライバーおよびクラスタの仮想ネットワーク名を使用した接続オプションが設定されている場合、どちらのタイプのクラスタにも接続できます。データベースクラスタでは Windows Server フェールオーバークラスタリング機能が使用されます。

Always On は最新の最も可用性の高いバージョンの SQL Server クラスタであり、2 つ以上のデータベースのコピーが複数のノード間で同期化されます。コピーの 1 つは読み取り/書き込みで、残りは読み取り専用です。特定の接続文字列オプションを使用することですべてのノードにアクセスできますが、現在のところ、ThingWorx はカスタマイズされていない運用オペレーションでは読み取り/書き込みノードの使用のみをサポートしています。

フェールオーバークラスタは SQL Server のベースレベルのクラスタモードです。このクラスタは 1 つのアクティブノードと 1 つ以上のパッシブノードから成ります。アクティブノードだけが共有ドライブ上のデータベースファイルを所有します。フェールオーバーイベントが発生して、新規アクティブノードへの共有データベースファイルの所有権の譲渡がトリガーされないかぎり、パッシブノードはアクセスできません。

PTC 参照ドキュメントの Getting Started with MS SQL Server and ThingWorx ガイドにリストされている必要条件と考慮事項に加え、以下のステップについて確認してください。

参照ドキュメント

MSDN: 高可用性ソリューション (SQL Server)

Azure SQL データベースではデータベースエンジンに高可用性が組み込まれており、99.99% の稼動率が保証されています。これは Azure クラウドでホストされている完全に管理された SQL Server データベースエンジンプロセスであり、ワークロードに影響することなく SQL Server データベースが確実にアップグレード/パッチ適用されます。Azure SQL データベースは最も危機的な状況でも速やかに回復できるので、データに常にアクセスできます。

詳細については、https://docs.microsoft.com/en-us/azure/sql-database/sql-database-high-availability を参照してください。