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マイグレーション用のスタイルテーマの選択
ThingWorx 9.3 では、レガシーウィジェットとレガシーレイアウトを置き換える際にスタイルの管理方法として次のいずれかを選択できます。
「PTC 収束テーマ」を適用することで新しい外観に更新する。
「レガシースタイルのテーマ」を適用することによって古い外観を維持する。
独自の設計によるカスタムテーマを適用する。
以下のセクションでは、これらの各オプションについて説明します。
PTC 収束テーマ
PTC 収束テーマは、PTC 設計システムに基づいて更新されたウィジェットスタイルのセットを提供します。レガシーマッシュアップを移行した場合、または新規マッシュアップを作成した場合には、デフォルトでこのテーマが適用されます。標準テーマを使用することで、アクセス性が強化され、タッチスクリーンがサポートされ、複数のデバイスと互換性があるマッシュアップを作成できます。このテーマは Composer でシステムオブジェクトとして使用できます。次のイメージは、「PTC 収束テーマ」が適用されている、マッシュアップ内のテーマ指定されたウィジェットのグループを示しています。
レガシースタイル定義およびレガシーウィジェットと比較して、スタイルテーマおよび新しい標準ウィジェットでは次のような機能強化が行われています。
ウィジェットの色と設計が更新されて外観がさらに現代的になりました。
フォントサイズが大きくなってパディングが増えたことで、タッチスクリーンなどの各種デバイスでマッシュアップをより簡単に操作できるようになりました。
キーボードナビゲーションがサポートされることで、キーボードのみを使用してマッシュアップを操作できます。
フォーカスボックスで、フォーカスされているエレメントがハイライトされます。
グローバルスタイルとエレメントスタイルを使用して、一貫した設計の大規模なアプリケーションを作成できます。
レガシースタイルのテーマ
次のイメージには、マッシュアップ内のレガシーウィジェットのグループに適用されているデフォルトスタイルとカスタムスタイルが示されています。マイグレーションすると、これらのウィジェットは新しい標準ウィジェットに自動的に置き換えられます。
移行の後も古いマッシュアップの外観を維持するには、「レガシースタイルのテーマ」を適用します。このテーマには、古いスタイルのスタイル定義と同様のスタイルが含まれています。必要に応じて、ウィジェットにスタイルプロパティとして適用されているカスタムスタイル定義をマイグレーションすることもできます。次のイメージは、「レガシースタイルのテーマ」が適用されているマッシュアップを示しています。
カスタムテーマ
カスタムテーマを作成して、フォントや色など、独自のスタイルを設計します。サーバー上のいずれかのテーマを出発点として複製できます。カスタムテーマを作成した後、Mashup Builder の「スタイルプロパティ」パネルの StyleTheme プロパティを使用して、そのテーマをマッシュアップに適用できます。複数のマッシュアップ間でテーマを共有することもできます。たとえば、特定のページのカスタムテーマを設計してから、アプリケーション内の別のマッシュアップにそのテーマを適用できます。テーマを再利用することで、ほぼ同じルックアンドフィールのアプリケーションをさらに効率的に作成できます。テーマの作成と適用の詳細については、スタイルテーマの作成およびマッシュアップへのスタイルテーマの適用を参照してください。
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