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ナビゲーション
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この関数は、ナビゲーションウィジェットを置き換えます。同じ機能を作成するには、ボタンウィジェットの Clicked プロパティをこの関数にバインドします。
ナビゲーション関数は、アプリケーション内でマッシュアップ間を移動するために使用できる非表示ウィジェットです。指定したターゲットマッシュアップを開くには、イベントを Navigate サービスにバインドします。バリデータ関数の True プロパティなど、ほかの関数のイベントをバインドできます。これにより、マッシュアップ内のナビゲーションを制御する JavaScript 定義式を定義できます。また、ターゲットマッシュアップにバインド可能なパラメータが含まれる場合は、マッシュアップ間でパラメータ値を渡すことができます。
ThingWorx 9.3 以降では、この関数を使用して、リモートサーバーとの間でデータを送信および取得できます。別のドメインでホストされているリモートサーバーへの接続は、セキュリティ上の理由により Web ブラウザによってブロックされることがよくあります。ただし、ターゲットウィンドウのタイプが「ポップアップ」または「モーダルポップアップ」に設定されている場合には、ナビゲーション関数を使用してリモートサーバーとの間でリクエストを送信および取得できます。サーバーからデータを取得し、マッシュアップ内のウィジェット、関数、またはデータサービスにバインドするには、関数の Result プロパティを使用します。
関数のオプション
ナビゲーション関数の作成または修正時に設定できるオプションは、次のとおりです。
オプション
説明
説明
関数の説明を設定します。
ターゲットマッシュアップ
リダイレクト先のマッシュアップの名前を指定します。
ターゲットウィンドウのタイプ
ターゲットウィンドウのタイプを、次のいずれかのオプションに設定します。
「新規」 - 新しいウィンドウ内。
「置換」 - 現在のウィンドウ内。
「ポップアップ」 - ポップアップウィンドウ内。
「モーダルポップアップ」 - ポップアップ内の操作でのみ終了できるポップアップウィンドウ内。
「フルスクリーン」 - フルスクリーンモード。
不明なマッシュアップのメッセージ
ターゲットマッシュアップが使用できない場合に表示されるメッセージを指定します。
ポップアップのタイトル
ポップアップウィンドウのタイトルを指定します。
ポップアップの幅
ポップアップウィンドウの幅を設定します。
ポップアップの高さ
ポップアップウィンドウの高さを設定します。
レガシー高さ増加を含む
ポップアップウィンドウの高さに 21 ピクセルを追加するかどうかを制御します。このオプションは ThingWorx 9.3.3 以前で作成された関数で使用できます。高さ増加を無効にするには、このプロパティを false に設定します。ThingWorx 9.3.4 以降で新規関数を作成する際には、実際の値を使用してポップアップの高さを設定します。
置換時に再ロード
現在のマッシュアップが新しいマッシュアップによって置き換えられたときに、ブラウザウィンドウを再ロードします。
「閉じる」ボタン
ポップアップウィンドウ内に「閉じる」ボタンを表示します。
外側をクリックして閉じる
ユーザーがウィンドウの外側の領域をクリックしたときに、ポップアップを閉じます。
ポップアップのスクロールバー
ポップアップウィンドウにスクロールバーを追加します。
リダイレクト先
移動先のターゲットのタイプを設定します。ターゲットを「マッシュアップ」または「URL」に設定できます。
URL
ユーザーをリダイレクトする URL。
URL ターゲットタイプ
ターゲット URL を開く方法を指定できます。URL は新規ウィンドウ、現在のウィンドウ、ポップアップ、またはモーダルポップアップで開くことができます。データを送信または取得するには、ターゲット URL をポップアップウィンドウまたはモーダルポップアップウィンドウで開く必要があります。
ポップアップブロックメッセージを表示
ポップアップウィンドウがブラウザによってブロックされたときにアラートメッセージを表示します。
ポップアップブロックメッセージ
ポップアップウィンドウがブロックされたときに表示されるメッセージを設定します。
ナビゲーション関数の作成
1. 「関数」パネルで、 をクリックします。「新規関数」ダイアログが表示されます。
2. ドロップダウンリストから「ナビゲーション」を選択します。
3. 関数の名前を入力し、「次へ」をクリックします。
4. 「ターゲットマッシュアップ」に、移動先のマッシュアップを入力します。
5. 必要に応じて、オプションを修正します。
6. 「完了」をクリックします。
「関数」パネルにナビゲーション関数が追加されます。
ターゲットマッシュアップのパラメータ
ナビゲーション関数を使用すると、現在のマッシュアップからターゲットマッシュアップ内のパラメータに対して値を渡すことができます。ターゲットマッシュアップを選択すると、そのパラメータが、ナビゲーション関数のオプションダイアログの「マッシュアップのデフォルト値」の下に表示されます。各パラメータにデフォルト値を指定できます。
マッシュアップパラメータの値
ターゲットマッシュアップのパラメータは、ナビゲーション関数の下にもリストされます。マッシュアップパラメータにプロパティをバインドすると、デフォルト値は上書きされます。
マッシュアップパラメータ
関数のプロパティ
プロパティ
説明
ベースタイプ
デフォルト値
バインド可能か(Y/N)
ローカライズ可能か(Y/N)
Navigate
指定されたマッシュアップまたは URL にユーザーをリダイレクトするサービス。
該当なし
該当なし
Y
N
MissingMashupMessage
ターゲットマッシュアップが使用できない場合に表示されるメッセージを設定します。
STRING
該当なし
Y
Y
PopupBlockedMessage
ポップアップウィンドウがブロックされたときに表示されるメッセージを設定します。
STRING
該当なし
Y
Y
PopupTitle
ポップアップウィンドウのタイトルを設定します。
STRING
該当なし
Y
Y
PopupWidth
ポップアップウィンドウの固定幅を設定します。
NUMBER
該当なし
Y
N
PopupHeight
ポップアップウィンドウの固定の高さを設定します。
NUMBER
該当なし
Y
N
Result
そこからのデータがポップアップウィンドウから返されます。
STRING
該当なし
Y
Y
URL
STRING
該当なし
Y
N
URLTargetType
URL ターゲットウィンドウを開く方法を制御します。サポートされている値は "New"、"Replace"、"Popup"、および "ModalPopup" です。
データの送信と取得に使用する URL は、ポップアップウィンドウまたはモーダルポップアップウィンドウで開く必要があります。
STRING
該当なし
Y
N
関数のイベント
プロパティ
説明
ベースタイプ
デフォルト値
バインド可能か(Y/N)
ローカライズ可能か(Y/N)
WindowClosed
ポップアップウィンドウが閉じられたときにトリガーされるイベント。
該当なし
該当なし
Y
N
PopupDone
ポップアップウィンドウが閉じられてデータが送信されたときにトリガーされるイベント。
該当なし
該当なし
Y
該当なし
PopupCanceled
データが送信される前にポップアップウィンドウが閉じられたときにトリガーされるイベント。
該当なし
該当なし
Y
該当なし
PopupBlocked
ポップアップウィンドウがブラウザによってブロックされたときにトリガーされるイベント。
該当なし
該当なし
Y
該当なし
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